股関節の疲労骨折には様々なタイプがあります

臼蓋縁の疲労骨折のタイプとして


大腿骨頭頸部の骨性隆起(CAM キャム)と寛骨臼の臼蓋側が、スポーツ活動で衝突(インピンジメント)して起こる タイプと FAI型


寛骨臼が浅い形態をしているため、新体操やフィギュアースケートなどで激しい股関節の動きと負荷が度重なり加わることで 疲労骨折を起こすことがあります。





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パンシェという動き



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上記のように臼蓋縁が疲労骨折をおこします。






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大きな傘のように大腿骨頭を覆っている 寛骨臼が浅いため、非常に大きな負荷が度重なる加わると
左図のように股関節唇単独で損傷することもあれば、 右図のように骨折を起こすこともあります。





これは一見骨があるように見えるのでさほど重傷には見えませんが、 股関節唇単独より 股関節の内側の骨の部分が一緒に破綻するので、 タチが悪い場合が多いです。

疲労骨折を放置すると、股関節の不安定性が増し、 股関節唇損傷以上に軟骨損傷をきたす可能性もあります。



スポーツ整形外科であれば、
脛骨跳躍型疲労骨折や Jones骨折など、保存療法で治らなければ 手術を選択し、骨を癒合させる手術を

股関節の中となると、体の深い部分にあるため やすやすと手が出せる場所ではありません。


私たちはこのような股関節の疲労骨折に対して、

股関節鏡で 治療を行なっています。




股関節の疲労骨折の手術適応 (股関節鏡を用いた)としては

1. 臼蓋縁の疲労骨折
2. 保存療法を3ヶ月続けても治らない症例 = これはいくら待っていても治りません
3. 軟骨損傷が軽度であるもの  ( すでに関節裂隙が 狭くなっているものは 成績が良くない)
4. FAIや臼蓋形成不全が 合併しているもの
5. 関節唇損傷や 他の円靭帯などの損傷が合併しているもの。
6. アスリートとして復帰を望むもの (関節鏡は小さな傷で行うため、筋肉を傷つけずに 低侵襲で行うことができます)



以上の4つは適応のクライテリアに入ります。






次号は 実際の治療内容に 続きます。