ついに大谷翔平選手が 手術を受けられるご決断をされましたのはみなさま報道などでご存知だと思います。


肘は 図のように  ヒンジ関節と言われて 前後方向に主に動きます。












その中で  UCL内側側幅靭帯 は 野球選手の投球動作で なくてはならない 重要な役割を担っています。




これが損傷すると
stress test










レントゲンでもわかるくらい 肘不安定となります。



通常肘の内側側幅靭帯の手術は、
単純に修復するだけでは 手術成績が不良であり、  1970年代までは career ending injury (選手生命が終わる 損傷と言われていました。

そこで登場したのが   このブログでもご紹介した トミージョン  Tommy Jone 手術という
トミー・ジョン手術」。



Jobe method docking method













まず、健康な腱(けん)を、腕やひざなどから取り出します。そして、じん帯の損傷部分を切除。骨に穴を開けて移植した腱をしっかり固定することで、じん帯の代わりとするのです。この手術によって復帰を遂げたのが、松坂大輔投手やダルビッシュ有投手です。しかし、復帰には1年以上の時間がかかるといいます。仮に大谷選手がこの手術を受けることになれば、再びマウンドに立てるのは、2020年の春と予想されます。


こうした中、トミー・ジョン手術に代わる新たな手術を 試みています。
2016年の アメリカ整形外科アカデミーで   DrJeffrey R. Dugasの グループが発表された

人工靭帯を補強材として用いる  UCL repair with internal bracing

内側靭帯を修復して、 人工靭帯で補強をする手術です。























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当院で行なった症例(患者さんから同意していただいています)
の実際の図です。





手術では、損傷したじん帯を縫い合わせ、そこに添えるように人工じん帯を重ね補強。骨に穴を開ける負担がないため、回復も早いと考えられています。


「元あったじん帯を修復して、その上に人工靭帯を添えるように入れますので、圧倒的に強いという理由で、手術をした後に復帰が早い。」


人工靭帯を止めるのは  生体吸収される素材でできたアンカーですので、
骨に穴が相手も アンカーの素材ですぐに骨の穴がふさがります。


従来のトミージョン手術で懸念される 骨の穴が壊れる心配が 極端に少なくなりました。


本術式の
利点としては


  • 手術の傷が小さい
    リハビリが早く進む。
    復帰が早くなった  ( 約6ヶ月)
    合併症が少ない (神経麻痺、 骨の穴が壊れる)
 



欠点としては

長期成績がまだ不明

があります。


何れにしても 産業医科大学若松病院で 2017年1月から開始していますが、
非常に手応えを感じています。


大谷翔平選手を含めて この野球による 肘内側側副靭帯損傷 (肘尺側側副靭帯)で困っている患者さん 選手の お役に立てればと思っています。





Soshi Uchida MD, Orthopaedic Surgeon 内田宗志

Soshi Uchida MD website



Soshi Uchida work at  内田宗志 (DR SU)は下記の病院で診察をしています。

Wakamatsu Hospital for University of Occupational and Environmental Health (産業医科大学若松病院)

Wakamatsu hospital for UOEH



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アレックス尾山台整形外科

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 第一 第3木曜日



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