スポーツ整形外科医S. Uのブログ Sports Physician S.U Blog

Dr. Soshi Uchida of Wakamatsu hospital for sports injury is an orthopedic surgeon dedicated to research and treatment of hip, shoulder, knee and elbow sports injuries We will do our best for the treatment for the patients with smile and special skills. 関節鏡視下手術のテクニックを駆使して、最小侵襲で患者さんを治療しているドクターが綴るスポーツ医学の小ネタです。 22 年間のJリーグ のチームドクター(柏→川崎(富士通時代)→大分 2010年からJリーグ入りしたギラヴァンツ北九州)の経験と、自身の柔道(3段)とラグビーをしてきており、幅広いスポーツ選手を診療しています。私の持ち味は、笑顔で診察します。 怪我をした選手に勇気、元気、根気を与えることをモットーとしています。カナダ トロント大学へ医学留学を2年間しており、英語を話せる外国人の診察もしています。nSports Physician SU Sports Medicine Blog

野球 baseball の医学

Dr Soshi Uchida MD, PhD has been practicing his passion, orthopaedic surgery, for the last decade. The principles of sports medicine emphasize a comprehensive team approach in the conservative treatment of injuries with the goal of helping the patient return to a healthy state, and focuses on the prevention of new or recurrent injuries. When surgery is necessary, Dr. Uchida's specialty in arthroscopic techniques, especially hip arthroscopy, emphasizes less invasive surgery for a potentially easier and quicker recovery. These principles, initially developed for the competitive athlete, apply to all injuries whether they occur in the recreational environment, work place, or at home. He is a well-known figure in hip arthroscopic surgery, lecturing, travelling and teaching widely. In addition he has contributed extensively to the design and development of special instruments for arthroscopic surgery of the hip joint. Many patients living in Fukuoka, Nagasaki, Oita, Osaka, Kobe, Kyoto, Tokyo, Yokohama present to our hospital for their hip problem.

トミジョン手術に取って代わる 人工靭帯を使った新しい肘内側側副靭帯の手術 vol.2

ついに大谷翔平選手が 手術を受けられるご決断をされましたのはみなさま報道などでご存知だと思います。


肘は 図のように  ヒンジ関節と言われて 前後方向に主に動きます。












その中で  UCL内側側幅靭帯 は 野球選手の投球動作で なくてはならない 重要な役割を担っています。




これが損傷すると
stress test










レントゲンでもわかるくらい 肘不安定となります。



通常肘の内側側幅靭帯の手術は、
単純に修復するだけでは 手術成績が不良であり、  1970年代までは career ending injury (選手生命が終わる 損傷と言われていました。

そこで登場したのが   このブログでもご紹介した トミージョン  Tommy Jone 手術という
トミー・ジョン手術」。



Jobe method docking method













まず、健康な腱(けん)を、腕やひざなどから取り出します。そして、じん帯の損傷部分を切除。骨に穴を開けて移植した腱をしっかり固定することで、じん帯の代わりとするのです。この手術によって復帰を遂げたのが、松坂大輔投手やダルビッシュ有投手です。しかし、復帰には1年以上の時間がかかるといいます。仮に大谷選手がこの手術を受けることになれば、再びマウンドに立てるのは、2020年の春と予想されます。


こうした中、トミー・ジョン手術に代わる新たな手術を 試みています。
2016年の アメリカ整形外科アカデミーで   DrJeffrey R. Dugasの グループが発表された

人工靭帯を補強材として用いる  UCL repair with internal bracing

内側靭帯を修復して、 人工靭帯で補強をする手術です。























20170113nagakoUCLR
















当院で行なった症例(患者さんから同意していただいています)
の実際の図です。





手術では、損傷したじん帯を縫い合わせ、そこに添えるように人工じん帯を重ね補強。骨に穴を開ける負担がないため、回復も早いと考えられています。


「元あったじん帯を修復して、その上に人工靭帯を添えるように入れますので、圧倒的に強いという理由で、手術をした後に復帰が早い。」


人工靭帯を止めるのは  生体吸収される素材でできたアンカーですので、
骨に穴が相手も アンカーの素材ですぐに骨の穴がふさがります。


従来のトミージョン手術で懸念される 骨の穴が壊れる心配が 極端に少なくなりました。


本術式の
利点としては


  • 手術の傷が小さい
    リハビリが早く進む。
    復帰が早くなった  ( 約6ヶ月)
    合併症が少ない (神経麻痺、 骨の穴が壊れる)
 



欠点としては

長期成績がまだ不明

があります。


何れにしても 産業医科大学若松病院で 2017年1月から開始していますが、
非常に手応えを感じています。


大谷翔平選手を含めて この野球による 肘内側側副靭帯損傷 (肘尺側側副靭帯)で困っている患者さん 選手の お役に立てればと思っています。





Soshi Uchida MD, Orthopaedic Surgeon 内田宗志

Soshi Uchida MD website



Soshi Uchida work at  内田宗志 (DR SU)は下記の病院で診察をしています。

Wakamatsu Hospital for University of Occupational and Environmental Health (産業医科大学若松病院)

Wakamatsu hospital for UOEH



Arex Oyamadai Orthopaedic CLinic 右をクリック 
アレックス尾山台整形外科

Arex- Oyamadai English site

 第一 第3木曜日



Kyoto Shimogamo Hospital 右をクリック  京都下鴨病院


第2と4木曜日


学会などで 予定が変更になりますので 詳しくはお問い合わせください。


プロスポーツ選手や芸能人などの診察は、医師の守秘義務の元 漏洩しないように 格別の注意を払って、診察をしています。詳しくはお問い合わせください。





























トミージョン手術に取って代わる 人工靭帯を使った 新しい肘内側側副靭帯の手術 Vol.1

梅雨も明けて暑い毎日が続いています。熱中症にお気をつけてください


先日 大谷翔平選手が 肘を怪我されて、しばらく治療に専念されていたのはみなさまの記憶に新しいことだと思います.

私もこのことに関して、 N局からインタビューを受けまして、
そのことが少し紹介されていますので、お時間がある時に 下記のクロ現プラスを ご覧ください。








ついに判断! 大谷翔平 復帰への選択















Soshi Uchida MD, Orthopaedic Surgeon 内田宗志



Soshi Uchida work at  内田宗志 (DR SU)は下記の病院で診察をしています。

Wakamatsu Hospital for University of Occupational and Environmental Health (産業医科大学若松病院)

Wakamatsu hospital for UOEH



Arex Oyamadai Orthopaedic CLinic 右をクリック 
アレックス尾山台整形外科

Arex- Oyamadai English site

 第一 第3木曜日



Kyoto Shimogamo Hospital 右をクリック  京都下鴨病院


第四木曜日


学会などで 予定が変更になりますので 詳しくはお問い合わせください。


プロスポーツ選手や芸能人などの診察は、医師の守秘義務の元 漏洩しないように 格別の注意を払って、診察をしています。詳しくはお問い合わせください。

 マネス選手は開拓者になるか? 野球選手の尺側側副靭帯損傷 トミジョン手術に変わる 新しいテクニック

CARDS BLUES MU FORUMS CHATS PREPS
St. Louis Cardinals
Maness a trailblazer? New surgery for elbow repair cut recovery time


セントルイス カージナルス のマネス選手は 新しい手術の 開拓者になり  復帰時間を短縮

という記事を読みましたので

興味深いから 最近の文献を調べてまとめてみました。

Manness a trailbrazer?











1981年に  Norwoodらが  UCLを一次修復する手術を報告しました。この4例はオーバーヘッドアスリートではありませんでした。7 Conwayと  Jobeらが 1974年に最初の Tommy Johnが受けた手術を開発するまでは 彼らは 同じく一次修復を行ってきましたが、彼らの成績は 14例中7例 (50%)しか復帰できませんでした。また MLBの選手では7例中2例(29%)しか復帰できなかったと報告しています。4
Azarらは2000年に Tommy John手術は  UCL再建術は  75%近く復帰し、 修復術が63%の復帰立に対して UCLは81%の復帰率であったと報告しました。2
1990年代の半ばには、 UCL損傷を治療する、たくさんの手術術式が報告されて、許容範囲の素晴らしく良好な手術成績が報告されてきました。その多くは、移植腱を
上腕骨内上顆の UCLの起始部から尺骨の停止部に通して スクリューやアンカーで固定をするという方法でした。移植腱を縫合しようが、トンネルに入れようが、ドッキングさせようがアンカーで固定しようがいずれの方法でも高いレベルでプレ雨ができる確率は 75%〜92%の範囲でした。2, 4 8 9

Cainらは1281例のUCL再建術を報告し、同じレベル もしくは より高いレベルに復帰する率は84%で、復帰までに11.4か月を要すると 報告しました。3 多くの基礎研究が UCL再建術は 必要不可欠である同等な強度と機能を有することを報告してきており、臨床家、アスリート、アスレチックトレーナー、コーチや チームマネージメントを行う多くの人たちには受け入れられる手術となりました。

UCL再建術と比較して、 UCL一次修復術は、2000年以降ほとんど行われず、報告されませんでした。Argoらが女性アスリートに対する UCL修復術の知了成績を2006年に報告するまでは1 Savoieらは2008年  60例の UCL修復術を報告し、51例(93%)が同じレベルもしくはより高いレベルに、たった6ヶ月で復帰したと報告しました。しかしそれ以降も UCL修復術が増えることはありませんでした。なぜなら 過去20年間 UCL再建術が何千例と行われ報告されてきたからです。

Dugas医師らが開発した、新しい手術テクニックは、 残存した UCLを縫合し、その上に Ultra-strong collagen coated tapeという強いテープを二つの PEEKコルクスクリューアンカーで補強するという方法です。2013年8月に最初のケースを行いました.2016年3月5日にオーランドで開催されたアメリカ整形外科アカデミーで初めて治療成績が報告されました。トミジョン手術は復帰に約12ヶ月要するのに、この手術は6ヶ月半で復帰を遂げ、32人が 手術を受けた後「2シーズン続けて同じレベルで復帰でてきています。
この方法は UCLが断端で断裂した場合や、部分損傷である場合には、 UCL再建術に加えたもう一つのオプションとして期待できると報告しています。5
彼らは、新しい人工テープで補強する一次修復術と UCL再建術との バイオメカニカルな基礎研究も行い、UCL再建術と同等の破断強度と硬さを証明しています。6

2014年にも31人の MLB選手がトミジョン手術(UCL再建術)を受けて、10年前の二倍の数になっています。10〜20%は 復帰でてきていない

マネス選手も当初はトミジョン手術を受けると報道されましたが、2016年8月18日に新しい手術 一次修復を Dr George Paletta先生に施行され、7ヶ月半で復帰できる準備が整っています。マネス選手の投球は この新しいテクニックのポテンシャルを手助けしています。



http://video.stltoday.com?ndn.trackingGroup=91130&ndn.siteSection=ad_stltoday&ndn.videoId=31837490













1. Argo D, Trenhaile SW, Savoie FH, 3rd, Field LD. Operative treatment of ulnar collateral ligament insufficiency of the elbow in female athletes. Am J Sports Med. 2006;34(3):431-437.
2. Azar FM, Andrews JR, Wilk KE, Groh D. Operative treatment of ulnar collateral ligament injuries of the elbow in athletes. Am J Sports Med. 2000;28(1):16-23.
3. Cain EL, Jr., Andrews JR, Dugas JR, et al. Outcome of ulnar collateral ligament reconstruction of the elbow in 1281 athletes: Results in 743 athletes with minimum 2-year follow-up. Am J Sports Med. 2010;38(12):2426-2434.
4. Conway JE, Jobe FW, Glousman RE, Pink M. Medial instability of the elbow in throwing athletes. Treatment by repair or reconstruction of the ulnar collateral ligament. J Bone Joint Surg Am. 1992;74(1):67-83.
5. Dugas JR. Ulnar Collateral Ligament Repair: An Old Idea With a New Wrinkle. Am J Orthop (Belle Mead NJ). 2016;45(3):124-127.
6. Dugas JR, Walters BL, Beason DP, Fleisig GS, Chronister JE. Biomechanical Comparison of Ulnar Collateral Ligament Repair With Internal Bracing Versus Modified Jobe Reconstruction. Am J Sports Med. 2016;44(3):735-741.
7. Norwood LA, Shook JA, Andrews JR. Acute medial elbow ruptures. Am J Sports Med. 1981;9(1):16-19.
8. Petty DH, Andrews JR, Fleisig GS, Cain EL. Ulnar collateral ligament reconstruction in high school baseball players: clinical results and injury risk factors. Am J Sports Med. 2004;32(5):1158-1164.
9. Savoie FH, 3rd, Trenhaile SW, Roberts J, Field LD, Ramsey JR. Primary repair of ulnar collateral ligament injuries of the elbow in young athletes: a case series of injuries to the proximal and distal ends of the ligament. Am J Sports Med. 2008;36(6):1066-1072.

トミージョン手術の 術後成績 システマティックレビュー

トミージョン手術の記事を書いていましたら、日刊ゲンダイスポーツの取材をがありました。
昨日の記事に掲載されていますので ご覧ください。


トミージョン手術のリスクとは



トミージョン手術は、経験値の高いスポーツ整形外科医にとっては、それほど難しい手術ではありませんが、やはり一般整形外科でできるものではありません。

またスポーツ紙の記事によっては 100%復帰率などということが書いてありますが、
私の経験上、 100%目指してどんなに顔晴っても、やはり合併症などがひきおこり、
復帰できない症例もあります。


もう少し医学的エビデンスをもとに、詳細にみていきましょう




The Outcome of Elbow Ulnar Collateral
Ligament Reconstruction in Overhead
Athletes
A Systematic Review
Mark A. Vitale, MD, MPH, and Christopher S. Ahmad,* MD
From the Center for Shoulder, Elbow, and Sports Medicine, Department of Orthopaedic
Surgery, Columbia University, New York, New York



The Outcome of Elbow Ulnar Collateral Ligament Reconstruction in Overhead Athletes A Systematic Review



抄録の日本語訳を紹介します。


背景:オーバーヘッド選手肘の尺骨側副靱帯(UCL)の損傷は、一般的損傷であるが、治療せずに放置をした場合は、キャリア・エンディングとなるかもしれない。

目的:このシステマティック・レビューの目的は、オーバーヘッド選手でUCL再建の、すべての公開されたレポートを確認し、どの手術がよりよい成績であるかどうかを確認することでした。

研究デザイン:システマティックレビュー。

方法:オーバーヘッド選手でUCL再建を評価し、公表された研究論文の系統的レビューを行った。
Ovid Medlineのデータベースを使用。最小1年間のフォローアップを行った、UCL再建を施行したアスリートのコホートを持つすべての研究8レベルIII(後ろ向きコホート)の研究の合計8個で、その結果、含まれていた。のデータベースコンパイル済みの変数 人口統計学的変数、外科技術、コンウェイ・ジョーブの評価、および合併症の割合と種類を含む関心、。
さらに、研究は、選択、性能、検出、および除外バイアスの証拠について評価した


結果:人口統計データーは、各々の研究で似ていた。おおむね 83%の患者は術後成績がすばらしかった。 全体で 10%の合併症頻度であった。最も多い合併症は、術後尺骨神経麻痺であり 約6%に発生した。
筋肉を分けていくアプローチは、 屈筋腱を切離して行うアプローチよりも、術後成績が優れていた。

屈筋 回内筋群の切離するアプローチは  70%しか優れた結果がえられず、尺骨神経麻痺の発生頻度は 20%に対して、筋肉を分けて傷つけずにいくアプローチは 87%が優れた成績であり 尺骨神経麻痺の発生頻度は6%であった。

ドッキングテクニックは、Figure 8 (元祖Jobe 法 トミージョン手術)よりも 腫j痛成績がよかった。

結論:手術テクニックの進歩と、 とりわけよくもちいられている 筋肉スプリットアプローチは、 尺骨神経への取り扱いリスクが低くなり
ドッキングテクニックは 手術の合併症のリスクを低下させ、手術成績を向上させるという結果にんたる。
トミージョン損傷はかつては、キャリアーエンディング損傷としていちづけられていたが、
UCL再建術(トミージョン手術)の発展と進歩により、元のポジションや より高いレベルへの復帰が期待される。


Abstract

Background: Tears of the ulnar collateral ligament (UCL) of the elbow are common injuries in overhead athletes that may be career-ending if left untreated.
Purpose: The goal of this systematic review was to review all published reports of UCL reconstruction in overhead athletes, determine which techniques were associated with better outcomes, and assess the strengths and weaknesses of current data.
Study Design: Systematic review.
Methods: A systematic review of published studies evaluating reconstruction of the UCL in overhead athletes was performed using the Ovid Medline database. All studies with a cohort of athletes who underwent UCL reconstruction with a minimum of 1 year follow-up were included, resulting in a total of 8 Level III (retrospective cohort) studies. A database compiled variables of interest, including demographic variables, surgical techniques, Conway-Jobe ratings, and percentage and type of complications. Additionally, studies were evaluated for evidence of selection, performance, detection, and exclusion biases.
Results: Demographic data were similar between studies. Overall, 83% of patients in all studies had an excellent result. There was an overall 10% complication rate, with the most common complication being postoperative ulnar neuropathy, which occurred in 6% of patients. Transition to the muscle-splitting approach was associated with better outcomes than detachment of the flexor-pronator mass, as there was only a 70% rate of excellent results and a 20% rate of postoperative ulnar neuropathy in patients treated with detachment of the flexor-pronator mass compared with 87% excellent results and a 6% rate of postoperative ulnar neuropathy in patients treated with a muscle-splitting approach. Abandoning obligatory ulnar nerve transposition was associated with better outcomes, as there was only a 75% rate of excellent results and a 9% rate of postoperative ulnar neuropathy in patients treated with obligatory ulnar nerve transposition compared with 89% excellent results and a 4% rate of postoperative ulnar neuropathy in patients who did not have obligatory ulnar nerve transposition. The docking technique was associated with better outcomes, as there was a 76% rate of excellent results and an 8% rate of ulnar neuropathy in patients treated with a figure-of-8 technique compared with 90% excellent results and a 3% rate of postoperative ulnar neuropathy in patients treated with the docking technique and 95% excellent results and a 5% rate of postoperative ulnar neuropathy in patients treated with a modified docking technique.
Conclusion: The evolution in surgical techniques, most notably use of a muscle-splitting approach to the flexor-pronator mass, decreased handling of the ulnar nerve, and use of the docking technique, have resulted in improved outcomes and reduced complications. Although injury to the UCL was once a career-ending injury in overhead athletes, development and continued evolution of UCL reconstruction have made return to previous or higher level of athletic participation in sports highly likely. Future research should continue to utilize higher levels of evidence and compare new graft fixation techniques in an attempt to further improve the ability of overhead athletes to return to sports.
Keywords:










トミージョン手術を回避するにやるべきことは? PRPの効果 野球選手の肘尺側側副靭帯損傷 

トミージョン手術を回避するために 田中将大選手は PRP(多血小板血漿)療法をうけ、順調に回復しているのは 皆さんの記憶にまだ残っていることでしょう!


もちろんPRPだけが効果があるのではなく、本人をはじめとするリハビリテーションの努力によって選手は回復することがあります。


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PRPは、自己の血液を特別な方法で分離し、血液成分の中でも良く傷を治す成分 (主にPDGF、TFF-β、IGF-?、EGF等の成長因子)を濃縮し、その一部分を手術時や外来での注射で、自己修復能力を促進させるために、用いる手法です。
近年、再生医療の研究が進む中、本法の術式が確立され、 創傷治癒の促進、止血効果、組織再生能、術後の疼痛軽減を目的に用いており、 特に欧米では整形外科や、皮膚科領域においても広く臨床応用されています。
この手法はご自身の血液をその場で採取し用いるため、 極めて安全かつ効率的に良好な結果の得られる手法です。




当院でも  トミージョン損傷 肘の UCL 尺側側副靭帯損傷に対して PRPをおこなってきました。


適応は;
1)UCL損傷と診断
2)エコーやMRで 断裂していて 不安定性がが顕著であること
3)社会的な理由で、手術ができない症例




2012年から2014年までの間に   UCL損傷(トミージョン損傷)と診断され、同部に PRP治療をうけた患者 13名  平均年齢16歳 (14〜21歳)

ピッチャー8人 キャっちゃ^2人 内野手1名 外野手1名であった

レントゲン写真上 裂離骨折が認められたのは 3例あった

12例中 8例が PRPで疼痛が消失し 、元のレベルへと復帰した。
1例は再建術、  尺骨神経炎で神経剥離をしたのは1名 であった。


12名中 1名が 効果がなく、 トミージョン手術をうけた。



以上が当院の Preliminaryな結果です。


故に トミージョン手術をうけるまえに PRP療法をうけることがメリットがあると思われます。


しかし 肘尺側側副靭帯損傷 (トミージョン損傷)にならないことがもっとも重要です。

高校野球で 連投している投手をみます。

アメリカでは、小学校から高校までの投球回数を 厳しく制限されています。

人間の体も、野球の投球のように酷使すれば 消耗品といっしょでこわれてきます。

指導者たちは、やはり子供たちの将来性を考えて、チームの勝利にこだわらず、
うまくローテーションでつないていくことが大切です。



















livedoor プロフィール

Dr. S.U

Dr Soshi Uchida MD, PhD has been practicing his passion, orthopaedic surgery, for the last two decade. The principles of sports medicine emphasize a comprehensive team approach in the conservative treatment of injuries with the goal of helping the patient return to a healthy state, and focuses on the prevention of new or recurrent injuries. When surgery is necessary, Dr. Uchida's specialty in arthroscopic techniques emphasizes less invasive surgery for a potentially easier and quicker recovery.
1992年 産業医科大学卒業
• 1992年 関東労災病院整形外科 スポーツ整形外科
• 2002年 トロント大学医学部 博士研究員•幹細胞研究
• 2006年〜 産業医科大学整形外科 助教
•   2012年〜 産業医科大学若松病院整形外科 診療教授
日本体育協会公認スポーツドクター
労働衛生コンサルタント(保健衛生)
日本整形外科学会専門医

スポーツ歴 柔道 ラグビー

Dr Soshi Uchida website
英語のホームページを作成しました。 たずねてみてください。 Dr Soshi Uchida website
 産業医科大学若松病院
産業医科大学若松病院 連絡先 〒808−0024 北九州市若松区浜町1丁目17−1 電話 093−761−0090 当科へのお問い合わせメール uoehwakamatsusports@gmail.com 8月31日より変更になりました。 当院への外来予約専用ダイヤル TEL:093-285-3203 * 月〜金 9時〜18時 までご連絡下さい。
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