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アマチュア無線局JF3FGLのSOTA活動記録

2023年5月3日(水・祝)沖ノ山 SOTA JA/TT-004

今年もゴールデンウイークがやって来ました。渋滞を考えると西方面が無難か。各局の動向も「GO WEST」がキーワードのようです。そうなると、今年は以前から行きたかった鳥取の海上山を中心に計画を練ります。鳥取道の智頭周辺を基点に考え、初日のSOTAに浮上したのが沖ノ山と東山です。雪の天児屋山から見える気になっていた2座です。林道沖ノ山線の大乢を基点に両座行けそうですが、中国自然歩道の距離が長そう。なので沖ノ山は今回、主要ルートの若杉自然林から登り、車で大乢に移動して東山に挑むことにします。

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 ▲ 岡山県西粟倉村の若杉自然林駐車場から。7時スタート。

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 ▲ 素敵な森でした。

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 ▲ 様々な木々を解説してくれます。

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 ▲ 立派なブナ。

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 ▲ ショートカットする予定でしたが、素晴らしい森なので若杉峠経由の遠回りにします。

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 ▲ 7時32分、若杉峠に到着。

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 ▲ 7時55分、若杉自然林の第3分岐点。多くのハイカーはここまで。しかし岡山は鳥取を見下していますね。

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 ▲ 8時30分、ピーク1196に到着。

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 ▲ 山林所有者からの注意書き。

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 ▲ ここからの眺望が最高でした。沖ノ山へのビクトリーロード。

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 ▲ 遠くに見えるは那岐山。

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 ▲ 後山から駒の尾山。

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 ▲ 舗装された管理道路に合流。山頂直下まではこの道です。

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 ▲ このブナ林もいい雰囲気でした。

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 ▲ 管理道路の完成記念碑がありました。舗装路ですが倒木や崩落ありで管理が行き届かず。

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 ▲ 管理道路も眺望よし。右手前の天児屋山から奥に三室山。左はくらます。

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 ▲ 山頂直下にあるケルンが目印です。ピンテの所からヤブに突入です。

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 ▲ 冒頭は笹薮のトンネル。

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 ▲ ヤブのトンネルを抜けると絶景です。

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 ▲ 間もなく山頂。これも好きな風景です。

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 ▲ 9時22分、沖ノ山に到着。

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 ▲ 山頂は広いですが標石以外は笹藪です。

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 ▲ 招かざる客が2匹付着していました。藪漕ぎは要注意です。

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 ▲ 7MHzは最近のコンディションを考慮してフルサイズダイポール。VU帯はいつものモビホです。

7MHzから出ますが、やはり1エリア向けのコンディションが良くない。2,3、4、9エリアの近中距離はまずまずでした。悪いながらも11局とQSO。フルサイズダイポールの影響は大きいですね。

433MHz FMは想定より飛ばないようです。周りの木々も影響しているのでしょうか。高見山の局に応答後、荒島岳が高見山と交信。荒島岳へは200km超えます。どうせならこちらにコールして欲しかった。

■沖ノ山 SOTA JA/TT-004(鳥取県八頭郡智頭町)
7MHz SSB 11局(羅漢山 SOTA JA/YG-002とS2S)
433MHz FM 6局(高見山 SOTA JA/ME-009とS2S)

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 ▲ 下山は西側の尾根から。膝丈のササヤブでマダニだらけ。4匹お持ち帰り。

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 ▲ 駐車場まで戻りました。上部の駐車場は満車状態でビックリ。人気の森林帯ですね。


 ▲ 沿面距離 10.9km、累計高度 768m。上りタイムは2時間22分。途中、ドローン撮影で停滞したので実質2時間弱でしょうか。

山頂部はヤブですが全般に歩きやすい登山道でした。ここも数年前にササが伐開されるまでは雪山限定の山だったそうです。夏山を開いてくれた管理者に感謝ですね。


2023年4月23日(日)三国ヶ岳 SOTA JA/HG-210

今回は兵庫県三田市と丹波篠山市の市境に位置する”三国”サミット巡り。1座目の三国ヶ嶽から北西にある三国ヶ岳が2座目となります。登山口へ向かうため永沢寺に下り、三田市と丹波篠山市の境界となる美濃坂峠を目指します。

11時に出発しますが、永沢寺方面に向かう自動車の量が結構多い。すると朝イチに訪れた「花の里 展望休憩所」の手前から車が停滞状態。どうやら永沢寺で見頃となった芝桜を目当てに訪れる観光客の駐車待ちのようです。これではいつ永沢寺を抜けることが出来るかわからない。意を決してUターン、千丈寺山を回り込み西側の県道308に迂回します。結局、10分足らずで行ける距離の美濃坂峠に30分以上かかって到着です。

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 ▲ 昼ご飯をかき込み、美濃坂峠にある「ふきのとう休憩所」から12時スタート。

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 ▲ マツタケ山と狩猟の山のようです。春夏限定ですね。

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 ▲ しばらくはフカフカの芝ロード。

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 ▲ 茶畑があります。

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 ▲ 山頂まで近畿自然歩道なので整備されています。

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 ▲ 茶畑を過ぎると登山道の上りとなります。

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 ▲ ここもあっという間に山頂です。12時18分到着。所要時間18分。

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 ▲ 解放感あっていいピークです。

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 ▲ 1座目の三国ヶ嶽。南側に眺望があります。

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 ▲ 北側の篠山の街並みは木々の間から。

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 ▲ ハイカーは来なさそうなので、案内板はシャックとさせていただきました。

朝のコンディションを思うと、今回は7MHzを準備する気にはなりません。メイン待機していたハンディ機から145MHzFMに剣山系の天狗塚が聞こえてきたので応答。相手局もSOTA対象かも知れないとの返答。しかし、調べると三嶺の西隣のサミットでSOTA対象外。残念ながらS2Sならず。その交信が終わると当局向けにコールしてきた局がいたのでメインバックで別周波数に誘導。なんと粟鹿山からのコールで、これがS2Sとコンプリートサミットのオマケ付きでした。

その後、433MHzにQRV。1座目の三国ヶ嶽より50mほど低いですが、パスが抜ける山頂のようでこちらの方がいい印象です。大阪南部に抜けているようで、和泉山脈に反射して完全に山影となる北摂や西宮など表六甲にも到達しました。交信した市町村の白地図を塗りつぶして楽しんでいる堺の局にもサービスでき、なにかと収穫の多いサミットでした。

【交信記録】
■三国ヶ岳 SOTA JA/HG-210(兵庫県丹波篠山市)
145MHz FM 2局(粟鹿山 SOTA JA-HG-027とS2S)
433MHz FM 15局(六甲山 SOTA JA/HG-029、高森山 SOTA JA/OS-022とS2S)


 ▲ 帰りは急斜面の境界尾根で下山。沿面距離1.4km、累計高度 登り151m、下り132m。

2つの「三国」山巡りでしたが、終わってみれば両座で3つのコンプリートサミットを獲得。お手軽にユニークサミットの積み重ねのつもりでしたが、意外と収穫があった想定外の2座でした。そう、サミット間の渋滞も全くの想定外でしたね。

2023年4月23日(日)三国ヶ嶽[天井畑] SOTA JA/HG-063

今回は摂津の国と丹波の国が境する”三国”サミット2座。現在は兵庫県三田市と丹波篠山市の市境に位置する2座を巡ります。1座目は三国ヶ嶽。SOTA登録名は三角点の「天井畑」です。花の寺として名高い永沢寺を展望できる県道脇から登るお手軽コースです。

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 ▲ 永沢寺を望む「花の里 展望休憩所」。

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 ▲ 展望休憩所から少し上った路肩に駐車し、7時50分スタート。

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 ▲ 林業の作業道が交錯しており迷いどころ。境界の尾根を進めば間違いなし。

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 ▲ 作業道として整備されているので歩きやすい。

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 ▲ こんな道案内も。

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 ▲ あっけなく20分で山頂に。8時10分到着。

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 ▲ 三角点・天井畑。気温は7度と寒いです。

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 ▲ 山名は「三国ヶ嶽」で三田市の最高峰。事実上、三田市の最高峰は大船山との認識が多いようです。

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 ▲ 山頂から10分ほど先にある天狗岩。歩きが物足りず、時間も早いので行ってみました。

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 ▲ 少し眺望があります。

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 ▲ 南側の大船山方面。三角錐の山容は奥山。大船山はその裏側か。

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 ▲ 三国ヶ嶽に戻ります。

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 ▲ 8時30分、再び山頂。中途半端なので9時を待ってQRVしました。

まずは7MHzから出ます。スポットを見ると群馬のアクティベータがいるようなので応答します。しかし、コンディションがイマイチで、なかなかコールサインをコピーしてもらえない。あきらめて「有難う」というと、「いまの有難うはコピーできたので再度」とこれもあるあるの状況に。何とか粘り強くコールして交信成立。その後、スポットを上げてCQ。おなじみチェイサー2局から続けて応答があったものの、そのあとが空振り。7MHzのコンディションは枯れてくる時期になってきたのでしょうか。

7MHzは早々にあきらめて433MHzに切り替えます。抜群にいいロケーションではないですが、それなりに応答がありました。南の方面へはいいようで、5エリアの香川や徳島方面もこの山域特有の抜けがありました。

【交信記録】
■三国ヶ嶽 [△天井畑] SOTA JA/HG-063(兵庫県丹波篠山市)
433MHz FM 14局(三郎岳 SOTA JA/NR-040、雲取山 SOTA JA/KT-007とS2S)
7MHz SSB 3局(点1123 SOTA JA/GM-061とS2S)


 ▲ 沿面距離 2.42km、累計高度 180m。こんな楽勝な山も久しぶり。

早々に切り上げて次の「三国」に向かう予定が2時間も滞在してしまいました。まあ下りるのも20分弱なので気楽でしたが、それが後で仇となるとはこの時点では想像もできず。次回へ続く。


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