ボブ・マーリーが家でリハーサル中に銃撃される

木曜日は本来「Billboard Hot 100 情報」を載せる日です。しかし、先週からお断りしているように、今週は筆者の都合でお休とさせいただき、通常の記事を掲載しますので、ご了承ください。
なお、最新のTop10 情報に関しては、火曜日(１日) の記事で速報しております。そちらをご参照ください。また日曜６日には、最新Hot 100 に初登場した作品を紹介する記事を載せる予定です。そちらも、チェックなさってください。


さて、ここからが本日の話題です。

1976 年12 月３日、ボブ・マーリーが故郷のジャマイカ、キングストンの家で銃撃されています。
当日、ボブ・マーリーはバック・バンドのウェイラーズとコンサートのリハーサル中でした。その最中、銃を手にした六人がボブ・マーリーに対して発砲、ボブ・マーリーをはじめ妻のリタ、ウェイラーズのマネージャー、ほか一名が銃弾を受けています。
事件の背景には、ボブ・マーリーが人民国家党のキャンペーンに参加したことから、対抗するジャマイカ労働党陣営の反感を買ったことが挙げられます。
さて、撃たれたマーリーらは幸い命にかかわる怪我には至りませんでしたが、犯人たちも捕まることはありませんでした。また、コンサートは、二日遅れて開催されています。
なお、ボブ・マーリー自身はHot 100 では、さしたる実績を残せませんでした。ただ、ご存じのように彼が作った「I Shot The Sheriff 」がエリック・クラプトンによってカバーされ、その作品は1974 年に世界中でヒット。クラプトンにとってHot 100 における唯一のNo.１ソングとなっています。
ここでは、1973 年にリリースされたマーリーのオリジナルをお聴きください。(洋楽のソムリエ)