環濠都市・堺に生きる

江戸時代の町割り。細々と今に伝わる町家の風情。今のところ何とか残った阪堺線・・・。 この町から、なぜか草原の風のように、時にさわやかに、時に苛烈に、日々思うところを綴ります。

11月バザーのお知らせと10月の報告

11月の月いちバザーは11月18日(土)・19日(日)に、開催します。
今回は、着物・和装特集です! ただし、その他 のものも、若干ご用意する予定です。
ぜひ、お越し下さい!!

*************************************************************************
日時: 2017年11月18日(土)・19日(日)
    11:00〜16:00
場所: 堺町家 案内所(内田家住宅1F)堺市堺区北旅籠町大道
   ○阪堺電軌 阪堺線 高須神社駅下車 西へ徒歩1分
   ○南海本線 七道駅下車 東へ徒歩5分
*************************************************************************

*なお、10月14日(土)・15日(日)に開催しました、10月バザーの総売り上げは、6万3830円となり、全て、町なみ再生基金に入金しました。

10月バザーのお知らせと9月の報告

10月の月いちバザーは10月14日(土)・15日(日)に、開催します。
ぜひ、お越し下さい!!

*************************************************************************
日時: 2017年10月14日(土)・15日(日)
    11:00〜16:00
場所: 堺町家 案内所(内田家住宅1F)堺市堺区北旅籠町大道
   ○阪堺電軌 阪堺線 高須神社駅下車 西へ徒歩1分
   ○南海本線 七道駅下車 東へ徒歩5分
*************************************************************************

*なお、7・8月はお休みでしたが、9月は9月23日(土)・24日(日)に開催しました。9月バザーの総売り上げは、6万4260円となり、全て、町なみ再生基金に入金しました。

路面電車の補助ステップについて

写真2写真1左の写真は伊予鉄道の補助ステップです。
クリックして拡大してみて下さい。





阪堺電車の高いワンステップの電車に、補助ステップが、なぜとりつけられないのかという問題を前回に続いて取り上げたいと思います。もう10年以上も前、阪堺線の存続のための第一歩として、署名活動を始めました。その活動を通じて、本当に様々な方から、いろいろなご意見を伺いました。その中でも切実な声が、ステップが高くて電車に乗りたくても乗れないという声でした。

私の友人のお母さんは、いくら会社に直接要望してもダメなので、空き缶にヒモを通して持ち歩く、携帯の「補助段」まで考案されていました。また、すでに導入されていた2ステップ(当時は、もちろんLRVなど夢のまた夢だったので)の比較的乗りやすい電車を待って乗っているという方等、皆さん何とか電車に乗ろうと苦労されていました。

こういう話を聞いて、乗りたい人が乗れないのは大きな損失だと思い何とかできないのかと思っていた所、他所の路面電車の会社では「補助段」(=補助ステップ)を取り付けているというウワサを聞きました。そして、どうしてなのか忘れましたが、その会社が伊予鉄道だと知って、もちろん知り合いもいませんが、突然、先方に問い合わせました。

2005年(H17年)10月3日付メール「路面電車の補助段(?)について」で以下のようにお聞きしています。

「先ほどは、突然すみませんでした。伊予鉄の段差のある路面電車に取り付けられている補助段について、どのようなものか教えていただきたいのです。
可能であれば、取り付け方も。以上、よろしくお願い致します。」 

(?)マークを付けたのは、電車の素人の私には「補助段」という呼び方が正しいかどうか分からなかったからです。そして、経緯はすっかり忘れましたが、「先ほどは、」と書いている所を見ると、最初は電話で問い合わせたのではないかと思います。

2日後の10月5日、回答の返信で、伊予鉄道(株)の車両課の方から「連絡が遅くなりましたことお詫び申し上げます。」という丁寧はご挨拶とともに、この記事の最初に示した写真が添付されてきました。私は本当に感動しました。当時も感動しましたが、今読み返すと、比較してなおさら感動します。どうして、こんなに違うのか・・・と。

当時、私は喜んで、早速その写真をプリントして、阪堺電気軌道の役員さんの一人のところへ持って行きました。その時に聞いた言葉が、前回取り上げた、阪堺線活性化推進懇話会での阪堺電軌の回答とほぼ同じでした。「補助段は付けた事があるが、付けたその日に、つまずいて転んだ人がいて、すぐ取り外した。」というもので、つまずいた人が酔っぱらいかどうかは、その時には聞いていませんが、一人つまずいた人がいたからと言って、その後、段差を上がれずに転げ落ちた何人(何十人?)の人を見捨てていいのでしょうか?

大体、付けた最初の日につまずいたという事は、広報不足か、慣れていないかということで、広報を十分して、慣れていけば問題なくなると思います。現に、松山や広島や札幌でやっていると言う事は、大阪でもできるということではないでしょうか?大阪でできないと言うのであれば、明確に納得できるような説明をしていただきたいものです。仮に、酔っぱらいがつまずいたとして、それこそ、今はやりの「自己責任」ではないでしょうか。

南海グループのロゴには「お客さまとともに」とあり、南海のHPのトップには、「愛が、多すぎる。」って、ウソやろ〜!と思いました。でも、もしかしたら、阪堺電気軌道は南海グループだと思っていたのは、私の思い違いではないかと不安になって来ましたので、もう一度、確かめてみようと思う今日この頃です。

H28年度堺市阪堺線活性化推進懇話会(下)

第11回、12回の会議では、他にはいかにすれば利用者を増やすことができるのかということが、今までの会議と同様、質問を交えていろいろ意見が交わされました。その中で、ひときわ象徴的だったのが、ある委員が第11回、12回の会議で連続して取り上げられた問題です。
 
それは、現在もまだ現役である、高いワンステップの古い電車の問題です。古い電車が現役なのはレトロでいいのですが、ただ、高齢者が乗り降りするには大変危険であり、また、実際に一人で高いステップを上がれないという状況にしばしば遭遇します。利用者を増やすためにも、この問題を何とかしてほしいというのが、ごく普通の人の考え方です。しかし、これが阪堺電軌(=南海電鉄)には通用しないのです。
 
つまり、今ある古い電車をすぐに入れ替えたり、改善したりできないのなら、せめて補助ステップを取り付けてほしいという事です。私たちを含め、多くの方が直接間接に会社に要望してきた問題ですが、私の記憶では、補助ステップのことがこの会議で、取り上げられたのは多分初めてではないかと思います。
委員の方は、「先日、他の電車を乗りに行った時に、補助ステップを電車に設置しているケースを見かけた。広島や札幌でも設置されている。」として、「昔、試験的に設置されていたが、すぐにお止めになったのは理由があったからだと思うが、もう一度ご検討いただける余地はないか。」とすこぶる丁寧にお聞きになりました。
 
ところが、その回答たるや、10年以上前に私が聞いた言葉とほとんど同じでした。それは、「以前ワンステップの段差が大きい車両については。補助ステップを自主的に設置したこともあるが、(略)ステップがあることに気づかずにつまずくということがあり、(略)今は外している。早急に段差の高いステップの車両を何とかできないかということについては、監督官庁である国土交通省と相談しながら進めていかなければならないと考える。」というものでした。
 
もっとも、私が聞いた時には、監督官庁の話はありませんでしたが、ふつうは補助ステップで解決できる問題なのに大層なことですね。広島や札幌では国交省とご相談されなかったのでしょうか?
 
そして、第12回の会議でも、同じ委員がこの問題を取り上げました。第12回の会議の開催される少し前、大阪市内の阪堺線の高いワンステップの電車に高齢者が乗ろうとして下に転げ落ちてしまったところに遭遇されたようです。この時の、阪堺電軌の回答が、前回と全く同じであきれました。阪堺にとっては、補助ステップにつまづいた人には気を遣ってすぐ取り外すのに、補助ステップがなくて、転げ落ちた人にはとても冷淡ですね。私にはこの思考回路が理解できません。
 
しかも、この時のやり取りでは、補助ステップにつまづいた人は酔っぱらいだったとかいうやり取りもあったように思いましたが、議事録には載っていませんので、私も確信はありません。いずれにせよ、この問題は、阪堺電軌(=南海電鉄)という会社の体質がよく現れている問題なので、もう一度、別記事で取り上げます。
 
第12回の会議では、他にもいろいろ、今後に繋がる問題や、他の分野にも波及する問題をめぐる発言がありましたが、そのすべてを、今ここで羅列しても収拾がつかなくなりますので、一応ここで一区切りとさせていただきます。それにしても、この会議を傍聴して、議事録を熟読すると、言葉の端々から様々な事がわかるような気がして、大変勉強になります。では、関連する問題は引き続き、別記事で取り上げていきたいと思います。

H28年度堺市阪堺線活性化推進懇話会(中)

さて、本題の昨年度(H28年度)の会議(第11回・第12回)に入りたいと思いますが、その前に、前回触れたように、H28年7月27日開催の第11回の会議では、その5ヶ月前の第10回会議の議事録が公表されたので、確認しておきたいと思います。「堺市の総合交通政策雑感(3)」と「同(4)」でその内容に言及している会議です。
 
私が議事録にきちんと掲載されるかどうか確認したいと思っていたのは、大阪市内の阪堺線の運行本数が極端に減便された事についてのやり取りですが、それは、一応掲載されていました。
ただ、恵美須町へのダイヤが非常に不便になったことについては、「運行本数を6割に減らしたけれど、乗客の減少は7割にとどまっているので、問題ない」(としか、私には解釈できない)という認識で、最初に聞いた時には、何を言っているのかわかりませんでした。結局、人を見ないで、数字しか見ていない堺市の一部の方々(?)と同じような(というより、もっと官僚的というか)公務員的な意識しかお持ちになっていないのだと再認識しました。
 
委員に指摘された、阪堺線の「天神の森」電停の利用者が、あまりに電車が来ないので、自転車で東側の上町線の「姫松」電停まで行って乗っているという話も議事録に掲載されていましたが、それも、会社にしてみれば、阪堺線を不便にしたおかげで、上町線の乗客が増えて「めでたし、めでたし。」ということのようです。そんなことを考えていたんですね。やっぱり、議事録を読み返してみないと、深い事はわからないものです。
 
また、以前からずーっと取り上げている、南海本線の高架問題ですが、会議の最後に質問で始まったこのやり取りも、一応、記載されていますが、その発言の前に「<平成28年度以降の取組みについて>」と、わざとらしく段落の小見出しをつけているのが引っかかりますが。やはり、校区の連合自治会長は「H31年頃から電車は船尾から浜寺間休止」と聞いたという事で、「阪堺電軌の経営にも非常に影響するのではないかと危惧」しておられました。
 
それに対して、堺市は、「まだこういう方法でと確定していない状況である。」「残念ながらご指摘いただいたように阪堺の経営に大きく影響がある事なので、これで行くとは定まっていないと聞いている。」「阪堺線の活性化に大きな影響がある事項であるので、出来るだけ早期に方向性が定まって、皆様にご説明が出来るよう話をすすめていきたい。今日の所はなかなか内容を示す事が出来るものがないので、鋭意協議をさせていただくという事でご理解をお願いしたい。」という事で議事録は終わっています。私が実際に聞いた、阪堺電軌の「追加する事はない」という発言は、掲載されていませんでした。
 
それで、この5ヶ月後の第11回会議での対応はどうかと言うと、堺市の対応は「地元地域とも調整が必要となる重要事項でもあるので、具体的な協議内容は今ここで我々からご説明できる状況ではない。」「結論が出ればまた懇話会でご説明したいと思うので、今しばらくお時間をいただきたい。」と回答を更に先延ばししています。
 
また地元委員の「我々住民が安心できるように、出来るだけ不便な状況が少なく、また、」その期間が短いような形を考えていただきたい。」という要望に対しても「今まさにそのあたりの協議が進められているところであるため、地域へのご説明もこれから進んでいくと思う。当懇話会でも可能な限り情報を提供させていただきたい。」として回答保留。
 
その後、7ヶ月後の第12回会議では、浜寺公園駅の駅舎の保存活用の話が少し出ただけで、高架問題はほとんど議論されませんでしたが、第10回、11回の会議の堺市の発言からすれば、今年度(H29年度)の会議では、高架事業における阪堺線の取り扱いについて、そろそろ具体的に説明されるのでしょうね。もう時間がありませんものね。
(つづく)

記事検索
livedoor プロフィール
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ