昨日届いた、「広報さかい」のトップページには、堺市が旧市立堺病院跡地に計画している文化観光拠点の基本計画(案)のことが掲載されていましたが、同じ日、「旧市立堺病院跡地に市民会館建設を求める要望書」の2回目の署名提出をしました。以下に引用しますが、内容は、昨年11月時点の状態なので、現時点とは少し違います。しかし、本質的には変わりませんので、この要望書で継続して署名活動をつづけます。今回も600人を予定していましたが、雨が続いたため街頭署名が予定通りできなかったので、少し少なくなりました。同じ「要望書」を提出するので、提出時の状況を踏まえて、「第2回提出にあたって」の文書も同時に提出しました。以下に、引用します。
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旧市立堺病院跡地に市民会館建設を求める要望書
堺市長 竹山 修身 様
世界から人を呼ぼう! 個性的で魅力的なホールを堺に!
どこにもない市民会館をつくる会
共同代表 2名
旧市立病院跡地には、現在、H15年に堺市文化観光振興懇話会から提言された文化観光拠点の建設が計画されています。紆余曲折の末、H20年に公表された「整備方針(案)」では、その跡地に、公共的施設である、先人紹介・観光案内、千利休・茶の湯関連、与謝野晶子顕彰の各施設や庭園・広場の他、民間のホテル、物販・飲食施設、その上、大型観光バスにも対応する駐車場なども詰め込んでいました。しかし、リーマンショック後、その「(案)」も変更を余儀なくされ、増々迷走しています。結局、民間活力頼みなので、未だに明確な全体像も示せない有様です。このままでは、残された都心最後の一等地である市有地が、取り返しのつかない状態になってしまいます。
私たちは、旧市民病院跡地には、新しい市民会館を建設することが最も相応しいと考えます。現市民会館は、従来から、多くの市民に不人気でした。交通も不便であり、その上、環境的にも問題が多く、特に夜は、女性が安心して出歩ける環境ではありません。それに比べ、旧病院跡地は、阪堺線宿院駅がすぐ側にあり、また、関空に直結している南海本線堺駅の南口からも近く、堺東駅からは大小路通りをシャトルバスが通っています。また、堺都心の大通りである、フェニックス通りと大道筋が交差する地点であり、歴史文化的環境も備えた、正に文化の殿堂である施設を建設するに相応しい場所だと考えます。
中途半端な観光施設に、最初はともかく、継続的に人は来ません。この選択を誤ると、今後の堺の発展にとって、致命的な打撃となります。市民皆が誇りに思い、世界からも多くの人が訪れる、個性的で、魅力のある市民会館が、旧病院跡地に建設されますよう、強く要望します。
平成23年2月8日 第1回提出(署名 607人分)
平成23年5月30日 第2回提出(署名 501人分)
合計(署名 1108人分)
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「旧市立堺病院跡地に市民会館建設を求める要望書」
第2回提出にあたって
平成23年5月30日
堺市長 竹山 修身 様
世界から人を呼ぼう! 個性的で魅力的なホールを堺に!
どこにもない市民会館をつくる会
共同代表 2名
去る2月8日に、607人分の署名とともに、市長に直接、要望書の第1回目の提出をさせて戴きました。
その後、5月18日には、「文化観光拠点整備事業基本計画(案)」が発表されましたが、その内容は市民から見て、あまりにもいい加減な思いつきに満ちています。また、根本的に重大な誤りもあります。本当に、失望しました。これらについては、今後、順次指摘していきたいと思います。
今、堺市がすべきことは、一つ一つのハコモノを個別にいじることではなく、堺市全体として、本当に必要な公共施設は何かを見直し、その適正な配置を考えることです。公共施設はまちづくりの核となりうるものです。現に今ある公共施設を有効に利用した上で、全体としてのまちづくりにおいて、今後どのような新たな施設が必要か、経済的な観点からも十分検討すべきと考えます。特に、これからは新たなハコモノを建設することに対しては、より一層市民の理解が必要です。この文化観光拠点建設については、多くの市民の理解は到底得られていないことを認識していただきたいと思います。
市長は、前市政に嫌気のさした市民の大きな期待を受けて当選されたと理解しています。しかしながら、いくつかの点で、前市政の見直しどころか、根本的な欠点をそのまま踏襲して進めておられるのは、大変残念です。特に、この問題で、民間に丸投げする部分がほとんど白紙状態で明確な全体構想もないまま、公共施設を先行して進めるというのは、前市政よりも無謀と言わざるを得ません。
今回この問題で、はじめて街頭署名も実施し、多くの見ず知らずの市民の方々にもご賛同いただきました。今回は、501人分の署名とともに第2回目の提出をさせて戴きます。今後とも街頭署名活動を続け、市長に「誤り」を気付いていただけるまで、引続き提出したいと思っています。
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以上、引用終わりです。(「どこにもない市民会館をつくる会」の事務局は「阪堺線の存続・活用を実現する会」の役員会が担っています。)
ところで、今日はいろいろありました。午後には、堺市立女性センターで、館長さんの男女共同参画市民啓発講座<ワーク・ライフ・バランス「やる気・元気・本気・勇気〜すべての源 女性センター〜」=ゴーヤの育て方>を聞きました。女性センターの中に入ったのは初めてですが、聞きしに勝るエネルギーに圧倒されました。びっくりして、大変疲れましたので、コメントは後日ゆっくりしたいと思います。