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2008年08月16日

お葬式の地域差

080816実家に戻っていた時についつい目が行くのが、火葬場や葬儀社さんです。
2年前に帰省した時と圧倒的に変わっていたのが、葬儀社さんの式場が増えたことです。
以前は1件もありませんでしたが、あれよあれよという間に、新しい式場が国道からほど近い、車で移動しやすい場所にできています。

少し前ならお葬式といえば自宅で通夜を行い、火葬後菩提寺にお骨を持って行き葬儀をしたり、通夜も葬儀も自宅で行なったりと、自宅が基本でしたが、都心部と同じような傾向が田舎でも出てきたようです。

田舎の住宅は、どの家でも座敷があり、広さはそれぞれですが15〜20畳位でした。
友達の家に遊びに行くと、子供部屋で遊ぶというよりも、座敷でみんな遊んでいたと思います。
私の実家でも、座敷はお盆やお正月に親戚が泊まりに来た時に使ったり、結婚する時親戚も含めた顔合わせの食事をしたりと、人が集まる時に使用していました。
何も無い時は使わないので、贅沢な空間かもしれませんね。

東京の我が家の住宅事情を考えると、岩手での生活は東京とは全く違います。

お葬式のカタチも、その地域や暮らしている人の人間関係、住宅事情などによってどんどん変わっていきました。
それに昔からの慣わしや風習が渾然一体となって、その地域独自のお葬式の流れができてきたのですが、もしかするとそのような地域差がどんどん無くなってきているのでしょうね。
勝手な印象ですが、少し寂しいような感じがしています。


sougisya at 12:40|PermalinkTrackBack(0)