骨折・脱臼・捻挫(急性腰痛etc.)・打撲した時、関節炎、急に皮膚が腫れ発赤(痛風等)した時、風邪で熱がある方(発熱性消耗疾患)、強い肉体疲労時(虚弱体質の方)、急性消化器疾患により食事ができない方は改善するまで入浴をしないことを奨めます

現在、内科の先生の意見として風邪を引いた時は熱と体力低下がなければ、入浴しても良いと云われていますが、個人により体力差、症状の個体差がありますので掛かり付けの先生に必ず確認なさってください。


整形外科的な分野では慢性腰痛・膝痛、慢性の肩こり、その他に冷え症、低血圧症、不眠症等の方には、入浴をお薦めします

入浴時間の注意について、基本的な意見を述べさせていただきます。入浴時間の判断ポイントとして、「発汗の状態」を基準として判断します。発汗の状態は病歴、病状や体調にも変わって来ます。また、長く入浴される方から、カラスの行水と言われている短時間型の方、熱いお湯を好む方、温めのお湯でゆっくりタイプの方等様々いらっしゃいます。体力の有る方は多少の発汗状態があっても良いですが、体力のない(疲れている)時や、あまり体調の優れない(風邪気味の)時は、しっとりと汗ばむ少し前に入浴を終わられることをお薦めします。汗をかくことにより、全身の新陳代謝が促されますが、代謝が過剰に促進する為に、その分エネルギーを使うので体に無理な負荷がかかってしまいます。そのため、体力がないと感じる方は、汗をかきすぎるような入浴は控えてください