2008年02月26日

寄り添う介護

先日のTVで、介護に関する番組があり、エネルギーチャージをしました。

私にとってコーチングはもちろんですが、介護や認知症もキーワードです。

父の発病以来、いろいろな事を学び・気づき、エネルギーチャージをしてきました。
父の発病以前に、入院する母の付き添いが、看護や介護に触れる最初の機会でした。

今思えば、その時から私の将来へのヒントになっていたんですね。

医療や介護の現場はと3Kと呼ばれ、とても厳しい状況です。
その中で、患者さんやお年寄りのために、一生懸命お世話をして下さる方々に、尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。

医学部に通いながらも、医者になる事に躊躇している学生のインタビューをTVで観た時は、愕然として、大切な事が欠けてるんじゃないかと思いました。
それは、『医者の仕事は朝から晩まで大変で遊べないし、簡単に儲からないから』という答えでした。

どう思いますか?
家族が患者だったら、そんな事は言わないでしょう。

家族を介護していると、思い通りにいかなかったり、疲れなどから『もういやだ!』と思う時があります。
認知症は特にコミュニケーションがうまくとれない事もあり、『どうして?』と思ってしまったり、『それが症状だから』と納得したり。
家族ゆえのジレンマに陥ってしまいます。

先日のTVの中で、『介護をしていると思うのではなく、共に生きると思って接する』と言う言葉がありました。

思い上がりがあったようです。
親の面倒をみるのは当り前と思いつつ、感謝の気持ちを忘れていました。
だから、○○してあげてるのにと言う思いから、苛立ちが出てきたんだと反省です。

『共に生きる、寄り添う介護』
そのために何が出来るだろうと考えると、苛立ちは消えてエネルギーが満タンになりました。
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この記事へのコメント

共に生きる、寄り添う介護・・・

なかなか、できないですよね。

私は幼い子供の世話をしながら、フラワーデザイナーになり

ショップを開く夢をもっています。

忙しい時に聞く子供の喧嘩の声は、感にさわり、いらいらし

てしまいます。

仲裁に入って、生意気な口をきかれると、つい、こんなに

あなた達のために、お母さんはがんばっているのに・・・

とか、こんなにしてあげているのに、文句ばかり言うか?

と、苛立ちがつのります。

でも、共に生きる・・・と思えば、彼らの人格を認めて

受け入れられるのかも。他人じゃなく、家族だから、

つい、簡単なことも難しくなりますよね。

ちょっと、子供に対して、一人の人格を持った人間として、

接してみようかな。と思いました。
1. Posted by OHANAYASAN at 2008年03月05日 00:13
OHANAYASANコメントありがとうございます。
私は『こんなにやってあげているのに』と思ってしまう自分にも苛立っていました。
何を?どんな状態を?相手が幸せと感じるのかを確認しないと、よかれと思っていてもこちらからの一方通行になってしまいますよね。
>一人の人格を持った人間として
とても大切な事だと思います。
きっとお子さんも、人を受け入れることが出来る大人に成長できますね。
応援しています。
2. Posted by 粟谷 at 2008年03月05日 15:47
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