サウンド南渡!の blog

[作成中、暫定公開]

サウンドカード ONKYO SE-200PCI改(VLSC回路カット、オペアンプ LME49990、出力カップリングコンデンサ無しの直結) のオペアンプ出力バッファをバイパスし、差動電圧変換の出力を出力する様にしました。

元々のONKYO  SE-200PCI の RCAアナログ出力では、
片チャンネル当たり、2回路入りオペアンプ が 3個、すなわち、6回路のオペアンプが使われています。

元々の6回路の内訳は、DAC側から辿ると、
1.DAC出力の、差動電圧をシングルエンド電圧、に変換
2.3.4.ONKYO独自の VLSC回路
5.出力バッファ
6.未使用
この様な使用内訳となっています。

VLSC回路バイパス(カット)改造後は、
1.DAC出力の、差動電圧をシングルエンド電圧、に変換
2.出力バッファ
と、片チャンネル当たり、2回路入りオペアンプ 1個でまかなう様にしています。

[2回路入オペアンプの回路構成] (MUSES 8920 のデータブックより)
Top View なので ICソケット側から見た端子配列です。
(改造時は、これを手元に置き、結線を確認しながら作業をすると良い)
SE-200PCI_VLSC-CUT_BUFFバイパス_図1





















ここからが本題です。

前々から、オペアンプを通せば通すだけ音は劣化するので、出来るなら「出力バッファ」はバイパスしたいと思っていました。(使わなくなった「出力バッファ」をどう扱っておくかが問題でした)

今回、この「出力バッファ」をバイパスして、「DAC出力の差動電圧をシングルエンド電圧に変換(差動電圧変換)の出力」を、出力する様にしました。(「出力バッファ」は「出力バッファ」のまま放置)

改造後の感想は、「出力バッファ」をバイパスし、差動電圧変換の出力を出力する様にすると、よりピュアな出力が得られます。

少し違うどころか、全然ピュアです

高域~中域~低域 は、よりハッキリする。
音の定位も、改造前と比べて、非常に良い。(改造前は、定位が発散気味だった様な印象)

これまで「出力バッファ」有りの状態でも十分高音質だったのですが、
今回の「出力バッファ」をバイパスし、差動電圧変換の出力を出力する様にした後は、「これまで聴いていたのは何だったんだ!」と言っても過言ではない位、良い感じです。

改造後、演奏にクラシックの要素が入っている、久保田早紀 の アルバム 「夢がたり」 と 「天界」 を聴きましたが、これまで聴いた中では 一番素晴らしいリスニングでした。(これくらい、効果的な改造でした)


ONKYO SE-200PCI VLSC回路バイパス(VLSC回路カット)
この改造がベースです。

基本的には、これまでの、VLSC回路バイパス(VLSC回路カット) の出力の配線を付け替えるだけ。

下の写真の、
緑色の結線が、これまでの、VLSC回路バイパス(VLSC回路カット) 出力カップリングコンデンサ有りの配線。(赤色は取り外すチップ抵抗。青色はショート(短絡)。) (但し、基板表面にも カットする部品 があります)

紫色の結線が、出力バッファのバイパス出力カップリングコンデンサ無し直結

青色はショート。R314 と R313 の上の、ショートはそのまま残す。
赤色は、取り外すチップ抵抗。
出力カップリングコンデンサは、取り外す。
SE-200PCI_VLSC-CUT_BUFFバイパス





























[改造当初の、結線の様子]
基本、出力の結線の変更で実験。
オペアンプの電源デカップリング・コンデンサ の 電解コンデンサ ニチコンFG(Fine Gold) は電流の流れ的には袋小路状態。(これでも、無いよりかは効果的でしたが・・・)
SE-200PCI_VLSC-CUT_BUFFバイパス_当初


























[オペアンプの電源の「電流の流れ」を考慮した、結線の様子]
オペアンプの+12V、-12V の電源は、
電源デカップリングのコンデンサ「ニチコンFG 1000μF 16V」から直接結線して供給。
(元々の基板パターンからも供給はされてるけども、より低インピーダンスで供給したかったので)

(写真の黄色の印の下の半田箇所を、オペアンプ直近のデカップリング・コンデンサの GND ポイントとしました)
SE-200PCI_VLSC-CUT_BUFFバイパス_01




























基板パターン上の、取り外しているオペアンプの電源デカップリング・コンデンサから、電解コンデンサ ニチコンFG へ結線し、ここから別配線で、オペアンプの足に電源を供給。

この様に、袋小路とはせず、電流の流れを考慮した配線にした結果、第一印象は「高域が良く出る様になった」ことです。それも、至極自然な感じで
高域~中域~低域の全域で、以前の袋小路状態よりも、より良く出る様になりました。言い換えると、電源のデカップリングの電解コンデンサ ニチコンFG がより性能を発揮できる様になりました。

電源のデカップリングの電解コンデンサは、普通の電解コンデンサで容量が大きいと低域番長的な特性になってしまいますが、ニチコン FG(Fine Gold)は、低域~中域~高域 と全帯域について効果が出る特性になっています。(但し、サイズは同じ容量・電圧のものの倍の大きさですが、内部構造に秘密がありそうですね)
なので、オペアンプの電源のデカップリング・コンデンサとして、ニチコン FG(Fine Gold) を愛用しています。

(このことを受けて、他のオペアンプの電源のデカップリング・コンデンサ が袋小路状態になっているものは、サウンドカード RME DIGI96/8 PST改、デジタル・アンプ SA-36A改(TA2020) の V5Aの箇所、があり、これらも改修して、良い感じになっています)


未使用となった「バッファ」は、下図のBuff と同じ扱い(同じ回路)となり、何も Analog Output に接続していない状態となります。
オペアンプの入力が未接続だと発振したりして異常発熱や故障したりするので、「バッファ」として生かしておくと無難で大丈夫です。

[MUSES 8920 のデータブックより]
SE-200PCI_VLSC-CUT_BUFFバイパス_図2









オペアンプ直近の電源デカップリング・コンデンサは、
Panasonic ECQE2   0.1μF (茶色の部品) +
タンタル 10μF (黄色の部品) +
タンタル 33μF (青色の部品)
としています。 (全て取り外した足の短い中古部品なので、アクロバット的な半田付けになっています)
(元々は、1電源当たり、タンタル 33μF 1個のみでした)
SE-200PCI_VLSC-CUT_BUFFバイパス_02




































オペアンプ LME49990 のデータシートより
SUPPLY BYPASSING
To achieve a low noise and high-speed audio performance,power supply bypassing is extremely important.
Applying multiple bypass capacitors is highly recommended.
From experiment results, a 10μF tantalum, 2.2μF ceramic, and a 0.47μF ceramic work well.
All bypass capacitors leads should be very short.
The ground leads of capacitors should also be separated to reduce the inductance to ground.
To obtain the best result, a large ground plane layout technique is recommended and it was applied in the LME49990 evaluation board.

ざっくり意訳すると、
ノイズの低減 と 高速オーディオ性能のため、
オペアンプ直近の電源デカップリング・コンデンサは、例えば、10μF タンタル, 2.2μF セラミック, 0.47μF セラミック の様に、複数のコンデンサで構成することをお勧めします。
とあり、これも参考にして、オペアンプ直近の電源デカップリング・コンデンサを決めました。

オペアンプ直近の電源デカップリング・コンデンサ「無し」と「タンタル 10μF」とで比較すると、「タンタル 10μF」の方が、音の輪郭がよりハッキリする様に感じました。
音の輪郭を、もう少しハッキリさせたいので、33μFを追加。(元々、33μFのみを付けていたので)
更に、ノイズの低減として 0.1μF も追加。(オーディオ信号ラインに使って実績のある、Panasonic ECQE2 を使用)
としました。


左右の中間の白い太い配線は、基板 表面の左右を分けるシールド板を取り外したので、電位差が生じているとイヤなので、白い太い配線を付けました。(取り外した理由は、ここに追加基板を置こうと画策したのですが、パソコンに入らなくなるので、止めました。が、まぁ、奥側のオペアンプの放熱の風通しは良くなるかな。)
(銅の材質でのシールド板は意味があるのかな?磁石に付く素材でないと・・・電流の変化で磁界の変化が発生し、別の箇所で、磁界の変化で電流が発生する訳でして・・・)

[基板表の様子]
SE-200PCI_VLSC-CUT_BUFFバイパス_03






























[PCへの取り付けの様子]
タワーケースの
一番下が、この サウンドカード ONKYO SE-200PCI改
下から二番目が、サウンドカード RME DIGI96/8 PST改。
SE-200PCI_VLSC-CUT_BUFFバイパス_PC


































[作成中、暫定公開]

SMSL SA-36A(金色)(TA2020) の 入力カップリングコンデンサ を、2つ前の構成相当に戻しました

入力カップリングコンデンサは、片側、
(2つ前の構成)
「VISHAY MKT1822  2.2μF 63V + タイツウ MM 1.1μF(2.2μFを2個直列) (片側合計 3.3μF)」

(1つ前の構成)
「VISHAY MKT1822  2.2μF 63V + Panasonic ECQE2  0.1μF  (片側 合計 2.3μF) 」
から、

(改造後)
VISHAY MKT1822  2.2μF 63V + タイツウ MM 1.0μF (片側合計 3.2μF)

に変更しました。

[改造後の様子]
SA-36A金_MKT1822_MM_2






















○MKT1822  2.2μF 63V + タイツウ MM 1.1μF の 2つ前の構成
SMSL SA-36A(金色)(TA2020) 改造 その2 入力カップリングコンデンサ調整(VISHAY MKT1822 2.2μF+タイツウ MM 1.1μF)

○タイツウ MM 単体 での構成
SMSL SA-36A(黒色)(TA2020) 改造 その2 入力カップリングコンデンサ調整(タイツウ MM 2.2μF)

○MKT1822 単体 での1つ前の構成
SMSL SA-36A(金色)(TA2020) 改造 その4 入力カップリングコンデンサ調整(VISHAY MKT1822 2.2μF)

上記これらの構成を踏まえて、2つ前の構成相当に戻しました。

相当とは、2つ前の タイツウ MM 2.2μF の 2個直列の 1.1μF は、ボリューム交換でボリュームをパネルに直付けする様になり、置き場所的にも厳しくなったので、新たに タイツウ MM 1.0μF を調達して、これを使用しました。


コンデンサの材質等は、
VISHAY MKT1822 : メタライズドポリエステルフィルムコンデンサ

タイツウ MM : メタライズドポリエステルフィルムコンデンサ(MET)
(特徴特殊メタリコン溶射による無誘導構造) (コイル状ではなく、窓の脇で まとめている カーテンの様な構造になっているのかな?)
となっています。

[部品の様子]
灰色の部品が、VISHAY MKT1822  2.2μF 63V。
青色の部品が、タイツウ MM 1.0μF 250V。
SA-36A金_MKT1822_MM_1

















MKT1822 は、1つ前の構成では、古い黄緑色のものを使用しましたが、今回は、2つ前の構成と同じ、新しい灰色のものを使用。(気のせいかも知れませんが、古い黄緑色のは、帯域が少し狭い感じがしまして、新しい灰色の方が帯域が広く感じましたので。その他の特性は同じ様に感じます)

灰色の VISHAY MKT1822 は、フィルムコンデンサのコイル状の構造による電磁誘導(結合)を避けるため、直交配置としています。

青色の タイツウ MM は、無誘導構造 なので、直交配置は不要 と思われますが、一応、直交配置にしています。(理由の半分は、置き場所の関係で たまたま こうなった、と言うのもありますけども)
SA-36A金_MKT1822_MM_2






















改造後の感想

改造後最初の出音を聴いて、「ああ、音の拡がり感がいいね」と言うのが第一印象。

VISHAY MKT1822
の「音の拡がり感」。と、タイツウ MM の「弾ける様な音の立ち上がり感」が合わさり、良い感じです。

MKT1822  2.2μF 単体で 不足感のあった低域は、タイツウMMの追加で補足され、良い感じだと思います。

解像度的には、ソフトなMKT1822に、タイツウMMの比較的解像度の良い感じが加味されて、どちらかと言えばソフトな音出しだけども、悪くは無い印象です。

違う特性のコンデンサを組み合わせると、例えば、中域 と 高域 とで音出しの感じが違い、少し違和感を感じてしまうことがありましたが、今回の組み合わせでは、この様な違和感は感じませんね。

特筆すべき点は、ピアノの演奏が非常に良い
ピアノのハンマーが弦を叩く瞬間の「アタック音」からその「余韻」にかけて、
「アタック音」は、タイツウ MM の「弾ける様な音の立ち上がり感」が。
「余韻」は、VISHAY MKT1822 の「ソフトな音の拡がり感」が。
と、この様に、それぞれのコンデンサの持ち味が上手く合わさった結果だと思います。

女性ボーカルの出音(ボーカル)はソフトなので、ピアノ演奏の女性ボーカルは非常に良い感じです。

岩崎宏美 のカバーアルバム、
Dear Friends Ⅴ より、6曲目 黒のクレール with 塩谷哲(ピアノ)   (大貫妙子 1981年)
Dear Friends Ⅱ より、10曲目 恋文 with 塩谷哲(piano) (中島みゆき 2003)
を聴いて。

(岩崎宏美 さん だと、高解像度でも聴くに耐えられる、日本でも数少ないプロフェッショナルなボーカルの一人だと思っていますので、ソフトである理由は無いですが、ソフトだと耳当たりは良いです。その他のボーカルさん だと、ソフトだと粗は隠れますね。)

今回の構成は、2つ前の構成で長い間使用した経験をも踏まえて言うならば、
この構成は「一つの完成形」だと言っても過言ではない様に思います。

[作成中、暫定公開]

SMSL SA-36A(銀色)(TA2020) の 入力カップリングコンデンサ を変更しました。

他の SA-36A改(金色)SA-36A改(黒色) と比べ、解像度が悪い印象で、あまり使わなくなっていましたので。

入力カップリングコンデンサは、片側、
(改造前)
「ERO(現VISHAY) MKT1813  1.0μF x 2個 + EVOX CMK 1.0μF +
Panasonic ECQE2  0.1μF (片側 合計 3.1μF)」

から、
(改造後)
EVOX(現KEMET)  MMK 2.0μF + Panasonic ECQE2  0.1μF  (片側 合計 2.1μF)」

に変更しました。

新しいコンデンサの材質は、
EVOX-Rifa(現KEMET) MMK 2.0μF : メタライズドポリエステルフィルムコンデンサ
Panasonic ECQE2  0.1μF : メタライズドポリエステルフィルムコンデンサ
となっています。

[改造後の様子]
白い長方形の部品が、EVOX(現KEMET)   MMK 2.0μF
フィルムコンデンサのコイル状の構造による電磁誘導(結合)を避けるため、直交配置としています。
SA-36A銀_EVOX_MMK_2
















[Panasonic ECQE2  0.1μF は基板の裏に取り付け]
SA-36A銀_EVOX_MMK_3













[ 左側 : EVOX(現KEMET)   MMK 2.0μF
  右側 : EVOX(現KEMET)   MMK 2.2μF  ]
SA-36A銀_EVOX_MMK22_2













(上記写真 右側の EVOX  MMK 2.2μF も使ってみました。
が、低域が気持ち(ほんの少し)出過ぎな感じがしたので、元の EVOX  MMK 2.0μF に戻しました。)

この EVOX  MMK 2.0μF は、SA-36A(TA2020) の 金色 や 黒色 に 元々付いていたもの で、
当時の感想として、

スッキリとした(今時の)音だと思う。低域~高域まで良い感じ。
低域も出過ぎず、高域も出過ぎず。と言った印象なので、聴き始めは、やや物足りなさ感はあるけど、聴いていると、なかなか良い。
単体のカップリングコンデンサとしては高評価だし、音出しの基準として見ています。

と感じた実績もあり、再度これを使ってみました。

今回改造しての感想は、上記の 当時の感想 と同じです。
感想を追加するなら、全体的に落ち着いた出音。解像度は良い。

主として使用したカップリングコンデンサの解像度の感想として、

EVOX  MMK 2.0μF 2.2μF > タイツウ MM 2.2μF > NFJ 黄色 2.2μF > VISHAY MKT1822  2.2μF > ERO(現VISHAY) MKT1813 1.0μF

EVOX  MMK 2.0μF 2.2μF : 解像度良好
タイツウ MM 2.2μF : 弾ける様な出音
NFJ 黄色 2.2μF : 高分子ポリマー の光沢感の様な「つや」が付加された出音
VISHAY MKT1822  2.2μF : 音の拡がり感は良い

この様に感じています。

これまで使っていた ERO(現VISHAY) MKT1813 1.0μF は、あくまでも私個人の感想ですが、
低域はよく出るけど、解像度は悪いですね。
ERO(現VISHAY) MKT1813 は、改造直後から しばらくは良い感じだったけども、半田の熱での損傷の自己修復が進むと、好みの感じではなくなっていった感じですね。
(VISHAY のは、MKT1822 と MKT1813 の二種類しか使ったことはないですが、この二種類について言えば、昭和的な音出しと言いましょうか、解像度はイマイチな印象ですね。)

今回の EVOX  MMK 2.0μF で、良い感じに復活。しばらくの間聴いてみたいと思わせる出音になりました。

サウンドカード ONKYO  SE-200PCI改(オペアンプ LME49990、出力カップリングコンデンサ無し直結) からの「高解像度再生」では、入力カップリングコンデンサ EVOX MMK 2.0μF の解像度が高いので、サウンドカードの改造が生きる出音だと思うし、この サウンドカード と このアンプ とは、非常に相性が良いですね。

(使用スピーカーは、Kenwood LS-K711 4ch簡易サラウンドのスピーカー・マトリクス)

出音を簡単に言うと、クリアな出音。これは、高域のみならず、高域~中域~低域の全域で。
クリアだけども、高域~中域~低域の全域 で音は高解像度でキッチリ出ている。

(クラシックのピアノ曲を聴きながら)
クラシックのピアノもクリアですね。ピアノの音色が明るく聞こえる感じ。
ともすれば、雨の日の 木造の古い講堂で 薄暗いなかでのピアノ演奏的な閉塞感が出がちですけども、このクリア感は、これまでとは違い一皮剥けた感じで、非常に良いし、特筆すべき点ですね。


現時点で言えることは、SA-36A(TA2020)入力カップリングコンデンサベストマッチは、今 この SA-36A改(銀色)(TA2020) で使用していて、SA-36A(TA2020)の金色・黒色で元々付いていた、EVOX MMK 2.0μF2.2μF なのかなと思っています。

「いやぁ~、イイ感じ。」(
EVOX MMK 2.0μF を使用している SA-36A改(銀色)(TA2020) で、ラジコ録音の「パスビエ」の曲を聴きながら)

[作成中、暫定公開]

デジタルアンプ SA-36A改(TA2020) 電源器 とのに入れているコンデンサBOX改良しました。

[新コンデンサBOX]
左下が入力。右上が出力。
コンデンサBOX_表裏




















旧コンデンサBOX(下の写真)では、小容量のコンデンサは、あまり意味が無かったので、
新コンデンサBOX(上の写真)では、容量の大きいもので、まとめました。

[旧 コンデンサBOX]
コンデンサBOX_旧















旧コンデンサBOXは、電流のストリーム(流れ)は、全く考慮に入っていない。
ただ並列に接続しているのみ。
右上の大きい基板は、完全に袋小路状態。

それでも、旧コンデンサBOXは、無いよりかはマシではありましたが。

トランス式10A電源器のACラインに「ノイズフィルタ」を取り付けたので、ついでに、この コンデンサBOX も改良することにしました。

[新コンデンサBOX]
スイッチは、トランス式10A電源器ACアダプタ  とを切り替えるスイッチです。
(スイッチの切替は、コンセントの電源をOFFにして、SA-36A(TA2020)のLEDが消えてから切り替えます。コンデンサの蓄電で電流が逆流すると電源が壊れる可能性がありますので)
コンデンサBOX_全景












出力には、ヒューズを付けている。
出力端子は、2個

[基板の裏、表]
左下が入力右上が出力
電流のストリーム(流れ)に沿って、コンデンサを配置。(注1)
コンデンサBOX_表裏




















出力側に、ESR(コンデンサの等価直列抵抗)の小さいものを配置。(注2)

高分子固体コンデンサ(OS-CON) (導電性高分子アルミニウム固体電解コンデンサ)
330μF x 1 (nichicon LG)
470μF x 2 (OS-CON)
820μF x 5 (nichicon LG)

電解コンデンサ
2200μF x 3 (nichicon HE(M))
1500μF x 4 (Rubycon ZLH)
1800μF x 4 (Panasonic)

合計 25170μF (耐圧は全部 16V)

[裏面]
裏面はショート防止のため、
オーディオケーブルのパッケージを切って、
クッション付両面テープで貼った。
コンデンサBOX_裏



















[使用の様子]
トランス式10A電源器での使用
コンデンサBOX_入力切替2





















[使用の様子]
ACアダプタ、スイッチング電源12V 2A での使用
コンデンサBOX_入力切替

















[ACアダプタ、スイッチング電源12V 2A]
コンデンサBOX_2A電源

















電源を切り替える様にしたのは、今回の改良で高分子固体コンデンサ(OS-CON)半田の熱を加えたことによる 損傷 を生じさせてしまいました。電源容量の小さい電源を使用してコンデンサの充放電を活発にして、内部を発熱させて、高分子固体コンデンサ(OS-CON)の自己修復より促す様にするためです。

みの虫クリップで つなぎ直したりすると、使用中、みの虫クリップが外れてショートしてもイヤなので。

その他、別の電源を試用する時にも便利なので。


(注1)電流のストリーム(流れ)に沿って、コンデンサを配置。
デジタルアンプのスイッチングは、SA-36A(TA2020)の場合、搬送波(キャリア)は 1MHz 以下ですが、
デジタルのパルス信号(矩形波)を扱うので、VHFの100MHz を考慮し、電流のストリーム(流れ)に沿ったコンデンサの配置とした。

パルスの矩形波を、フーリエ変換すると、VHFの100MHz以上の成分も含まれるので。

電流の澱み(よどみ)的な箇所があると、そこで反射が発生し、パルスの波形が鈍る。
極力、電流の澱み(よどみ)的な箇所が無い様に、直線的な流れ・配置とした。
(用水路の水の流れ、を想像して考えると、理解しやすいと思います。)

デジタルアンプのパルス・スイッチングの電源ラインは、VHF の 100MHz以上を考慮した電源ラインにした方が良い。このことは特に、パルス幅が非常に短いであろう高域のパルスに効き、非常に幅の短い高域のパルスが鈍ると、高域の出力電流が減少する。(すなわち、高域が弱くなる。)


(注2)出力側に、ESR(コンデンサの等価直列抵抗)の小さいものを配置。

要求に対し即座に応答出来る、ESR(コンデンサの等価直列抵抗)の小さい、高分子固体コンデンサ(OS-CON)を出力側に置いた。

ESR の比較的大きい 電解コンデンサ は、電源入力側に配置した。


「コンデンサBOX」改良後の感想

まず最初に感じたのは、高域が良く出る様になったこと

「コンデンサBOX」では、単にコンデンサを並列に並べるだけではなく、もう一つ踏み込んで、電流のストリーム(流れ)に沿ったコンデンサの配置にした方が、デジタル・アンプの性能をより引き出すことができますね。


高分子固体コンデンサ(OS-CON)の自己修復

その後、高分子固体コンデンサ(OS-CON)の半田付けの熱による損傷自己修復を促すため、容量不足の12V2Aの電源 で使ったり、通常の トランス式10A電源器 で使ったりしています。

(当方の SA-36A改 では、内部に、高分子固体コンデンサ(OS-CON) (nichicon LG) 820μF x 8個 を取り付けていますので、これも含めての 自己修復 となります。)

電源の切替スイッチ で、自己修復 が捗ります。

改造して約2週間もすると、自己修復が進んできて、聴いている自分自身が音場に飲み込まれてしまう状態にも なるようになって来ます。この状態が出てくると、高分子固体コンデンサ(OS-CON)の自己修復は、体感上、 65%程度進んで来ていると考えています。

高分子固体コンデンサ(OS-CON)の自己修復は、非常に時間が掛かるので、1ヶ月~2ヶ月程度のスパンで考えた方が良いですね。この間、SA-36A改 からの出音は、(特に初期は)高域が出なくなったり、低域が出なくなったりもしますが、気長に自己修復を待ちます。

当方は、まず、本使用の前に、

容量不足の電源で、低域が多めの曲を、約30分(流し)聴いています。
低域が多めの曲は、マドンナのアルバム3枚をランダム再生させています。
音量的には、通常の音量か、少し大きめの音量。

その後、通常の電源に切り替えて、本使用にしています。

高分子固体コンデンサ(OS-CON)の自己修復が、かなり進んで来ると、高域も低域も、すごく良く出る様になり別世界が待っている。と言っても過言ではない位、良い感じに仕上がりますね。

これまでの改造の経験から、電流のストリーム(流れ)に澱み(よどみ)があると、ここまでの状態には到達しない感じがします。

[作成中、暫定公開]

デジタルアンプ SA-36A改(TA2020) の電源器として、トランス式10A電源器 DAIWA PS-120XM を使用しています。

この電源器は、AC入力ラインから、ヒューズ、スイッチを介して、すぐ トランス に接続されていて、本格的な「ノイズフィルタ」は付いていないので、ACラインからのノイズは、モロにトランスの出力側に出てしまいます。

SA-36A(TA2020)の弱点として、12V電源ラインのノイズがスピーカーから出てしまうことです。
例えば、冷蔵庫のコンプレッサONのノイズで「パッ」とか「チリッ」とかスピーカーから出てしまいます。

今の環境では、この様なノイズはほとんど感じませんが、前々から、 ACラインに「ノイズフィルタ」を取り付けたいなと思っていました。
電源器フィルタ_全景












使用したノイズフィルタ

NEC / TOKIN
NOISE FILTER
GL-2080FVP-XLR
250V 7A 50/60Hz

NFJさんで購入。どうせならとサイズが一番大きいのを選びました。
メーカーの NEC/TOKIN も信頼出来るメーカーですので。

このノイズフィルタは、主に「コモンモード」のノイズに対応しています。
電源器フィルタ_部品
































AC入力のコンセントのラインを切って、そこに「ノイズフィルタ」を半田付け。
装置側のアースは、電源器のケースに取り付けました。(白い配線)
(装置側のアースは、コンセントのアースが未接続なので、未接続でも良いかも)

ACラインと「ノイズフィルタ」との半田付けはしっかりと。
そして、ACライン2本それぞれにビニールテープを巻いてから、更に、全体をビニールテープで巻きました。
最悪、ショートや絶縁不良により、出火・発煙の危険性もありますので、慎重に作業をする必要があります。
ACラインの加工は、各自の自己責任において作業を行って下さい。
電源器フィルタ_接続











この電源器は、横置きで使用するので、線も少し長めで。

電源器フィルタ_全景












今回の ACライン「ノイズフィルタ」の効果は、正直よく判りません。元々ノイズはほとんど感じなかったので。

と言うのも、高分子固体コンデンサ(OS-CON)複数を含む「コンデンサBOX」を付けると、ノイズは、ほとんど感じなくなっていましたので。それなりの「コンデンサBOX」だと、ノイズ除去効果も期待出来ます。

その他

SA-36A改(TA2020)は、13.8V で使用しています。(テスターで、この電圧表示の妥当性は確認済み)

緑表示のデジタルの電圧計は、元々はアナログの電圧計でしたが、安いデジタルの電圧計に付け替えました。これで、電圧の微調整もし易くなりました。

先日、電圧調整のボリュームにガリが出ていました。症状としては 13.8Vに設定しても、しばらく経つと 14.1V  とかになり電圧が少しズレてしまう症状。
ボリュームの隙間から サンハヤト接点復活王 を吹いて(ボリュームのMin-Maxを数回繰り返し)養生してやりました。その後は、発生していません。(初期段階のボリュームのガリなら、この方法で直ります。これでダメならボリューム交換。)

この電源器は20年以上前の物なので、出力の大容量コンデンサ の電解液も ドライアップ(乾燥)して、容量が 半減、若しくは、無くなっている でしょうし、外部の「コンデンサBOX」を介して、SA-36A改(TA2020) に接続しています。

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