2008 Quebec

September 22, 2008

行ってきます!

LaChambreBlanche




カナダ/ケベックシティーのLa Chambre Blancheというアーティスト・ランのレジデンスにて6週間の滞在制作にあと数時間後に旅立ちます!まだ準備終わってません!あーどうしよう。

ケベックに行く事になった経緯は、最近取り組んでいるetudeシリーズに関連した作品プロジェクトを提案したところ、招聘されることになりました。制作予定の作品は、現地で協力して下さる人達の生活する空間(家庭やオフィスなど)を訪ね歩き、いろいろな日常品を借り、それらを用いて作品を作っていく予定です。

またネット環境にもよりますが・・・ブログもアップできたらな〜とは思っています。いかんせん6週間と短い滞在なのでどこまで手が回るのやら。

それでは行ってきます!

À bientôt! (そうです。ケベックは生粋のフランス語圏なのです。。。)


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September 24, 2008

さむっ!

24時間(大阪自宅ー滞在先)の移動の後にようやく、今回の滞在先につきました。

トロント空港での待ち時間が3-4時間と最後にとどめを刺されました。
そして予想以上に。。。さむぅ、と言う感じ。

でも季節的にはかるく上に羽織る感じですむので気持ちいいです。
日本人的につらいのはシャワーしかないという点でしょうか。
昨日も必死でひざから下を暖める方法!?を考えました。たぶんバケツを買って足湯でもしようかな 汗。また次の投稿で画像を挙げます。(足じゃなくてシャワーブース。電話ボックスぐらいのサイズですよ。)

今日は初日でゆるゆるとしています。たまたまセンターの運営会議のようで、いろいろなアーティストやキュレイターが来ています。
この人たちがアーティストを選考、招聘してる人たちなので、だいたい僕が来るのを知っていて、「ヴゼ・マモフ?」と聞いてきます。例の仏語「r」音。そうわたしは「マモフ」
あぁフランス語はなせません。。。もちろん英語がだいたいは通じるのですが、その辺のお店では基本仏語なのです。

さて、ここ(La Chambre Blanche)は、これまでの資料を見ても割とレベルの高いインスタレーションも多いですし、日本人がわざわざやってきて何をするのか期待してくれているようなので、なんとか良い展示にしたいと思っています。

ギャラリーは適度に広くて、自室も広々しているし、
コンピューター室には新しいMacが何台もあるので、
音も楽々編集することができそうで、制作するには悪くない環境のようです

さておき今回のケベックでの活動の第一段が明日いきなりあります。
ラヴァル大学という美大/芸大でレクチャーです。
結構突然決まったので、ほとんど何を期待されているのか知りませんが(笑)今回のプロジェクトのプレゼンをして手伝ってくれそうな学生を探そうと決めました。

そろそろ、その準備をしなくては。
また次回。画像も交えて。


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September 25, 2008

レクチャー、ラジオ、そして。。。

昨日はなかなかにハードな一日でした。
朝からレクチャーの準備をしていたのですがなんせ時差ぼけがあるので三、四時間おきに、起きたり眠ったりであまりパッとしない現状です。

LCBroomそうそう、寝不足解消の第一弾として!?あまりにうるさ部屋の冷蔵庫を止めました笑
中身は別の部屋の冷蔵庫の中に入れました。もちろんスタッフに許可をもらったのですが、なんと同じことをした人が過去にもいたようでなんだか笑えます。



さておきレクチャー。


LAVALunivこんな感じの立派な学校です。
大学院生相手にレクチャーするのはたぶんはじめてで、同年代の生徒や年上の生徒が相手なので少し妙な感じでしたが、教えるというよりも作品のプレゼンをして自分の考えをシェアするような感じでした。


結構いろいろと話したようで2時間もやってたみたいです(汗)


今回のプロジェクトを手伝ってくれそうな人は残念ながらいませんでしたが、作品にとても関心をもってくれた人たちが何人も居てうれしい限りです。今回の機会をもうけてくれたDavid Naylor教授も面白がってくれていました。彼は60年代に西海岸からケベックに移住してきたらしく、もともと移住とか移民とかそういうことに関心があるので、レクチャーの後いろいろとカフェでケベックについて思うことなどを聞いたりしました。

そしてなんと生徒の中にCkiaというラジオFMラジオ局で番組を担当している人がいて。Jeanne Landry-belleau(長っ!)というのですが、Web artistという感じの人なのですが(リンクから彼女の作ったページにいけます)音にかなり興味を持ってくれたみたいで「私が担当してる番組が今日の9時から生放送であるけど出演してもらえますか?」となり、いつも実験音楽をミックスして流しているらしく、気がつけばスタジオ。笑。

radioCkia時差ぼけでうつろな私。
その奥にDJ中のJeanne。

このラジオ番組は1時間くらいなのですが、かなりの時間をかけて「quiet / in motion」を流してくれました。このCD途中でほぼ無音(ヘッドフォンでは聴こえる)部分があるのですが、彼女はあえてかなり引っ張ってくれました。。。






そしたら電話が鳴りだして。「音が流れてません!」という苦情?の電話だったらしくJeanneは「計算通り!」とか言って笑ってました。しばらくしてから何か話していたから、ちょっとした解説をしてくれてたみたいです。フランス語だから全くわかりませんが時々例の「マモフ」というのが聴こえましたから。ははは。

それとこれ。

showerboothわかるかな〜?オレンジのシャワーカーテンがかかっててポップな感じですが決していい感じではありません。汗。電話ボックスよりせまいですきっと。(手前に少し移ってるのがクビにした冷蔵庫です。)








ではではア・ドマニ。(「また明日」みたいな感じで使うようです。昨日覚えました!)


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September 27, 2008

ようやくスタート

こんにちわ。こちらは土曜日の朝です。雨が降っています。

こちらでは地元の人たちを訪ねていって日用品などを借りてetudeシリーズの展示につなげるというプロジェクトをしようとしているのですが、やはり見知らぬ赤の他人しかもフランス語を話さない人間を招こうという人はあまり多くはなく現在件数をなんとか増やそうとあせっています。
でも正直なところ、展示に間に合わすためというモチベーションは楽しくないし、作品にとってもよくないと思い、訪ねた先でまた紹介してもらうという事が一番よいのかな、と思ったりもしています。
今回は制作期間がとても短いレジデンスなので計画通りにいかない、予定変更、というのも含めて毎日頭であれやこれや思いめぐらせています。

そんな中、昨日はようやく一件目を訪ねてきました。なんといきなりの郊外!こちらに来てから初めて車での移動で、ケベックシティーを外から眺めるよい機会になりました。ちょっとデイブスペクター似!?のフランソワさんはある人から今回の事を聞いてアポを取ってくれました。ギャラリーのスタッフも知らない人だったのでやや緊張。でも少し自己紹介してうちとけたので早速本題に・・・

ストローの幸せの前にetude no.7ことストロー披露。






さすが百戦錬磨のストロー吹き。彼の心もわしづかみです(笑)
みてくださいこの笑顔!彼は笑いすぎてあまりうまく吹けませんでしたが、なんとなく僕がしようとしている事は伝わったようです。
彼からはいらなくなった携帯電話、ハンガー2個、そして彼が趣味!?でつくっている中世の鎧のレプリカの一部(銅製の小さな鎖の網)を借りてきました。この辺は作品/展示で発表すると思うのでまた記録をまとめてお見せします。

しばらく家に居たのですが、彼の家から車で5分くらいのところにナイアガラの滝よりも「高い」滝があるという事で、散歩に行きました。

滝
彼は歴史好き(鎧作るくらいですから!)でケベックの歴史や現在の政治問題など、少しの時間でしたが、僕も興味があった事などを話してくれました。この滝の近くにも昔イギリス軍とフランス軍が戦った場所がありました。


奥に見えるのがその滝です。
それにしても、フランソワと僕・・・ややシャツがかぶってます(汗)

1時間半ほどの訪問でしたが、よいスタートを切れたように思います。
まだまだ自分でも全体像をつかめていないので、じっくり考えないとな〜。

ではではア・ビエント
(よく別れ際に使う言葉です。じゃ〜ね〜みたいな感じです。)

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October 02, 2008

wraphone!

ケベックでの家庭訪問!?(作品制作の一環です)もようやく5軒に達しました。軒数よりもクオリティーが大事だとおもってやっているのですが、そういう意味で今日は(これまでもですが!)特に幸せな一日でした。

朝から雨が降っててで歩くのが億劫だったのですが、
今日訪ねた人たちはそんな鬱な気分を一掃してくれる人たちでした!

まずemmanuelle & Serge-Andre宅。彼らはとても仲良しルームメイトでした。
ほんとに兄妹みたいな感じ。(ちなみに二人とも彼氏がいます)
この家の地区はわりと殺風景なのですが、見てくださいこの家だけ浮き立っています。
家の中もすごくかわいい感じで植物もたくさん。かなり元気をもらいました。

セルジュ家聞けばなんと、セルジュとその仲間たちで二年かかって改装したそうです。
ちょうどいま中津で改装プロジェクトしてるのでぜひ交流を深めようと思います。


セルジュ部屋セルジューエマニュエル





セルジュはピアニストでエマニュエルは大学生。この前レクチャーをしたときの教授が別のクラスでも今回のプロジェクトの宣伝をしてくれたみたいで、そこからのつながりです。


同じつながりでこちらはPelissier一家。お母さんが大学で勉強中。(海外ではこういうのは割と普通です。仕事しながら大学院とか、一学期交代で夫婦で通学とか。)
こちらの家もとても良い雰囲気で、息子二人に娘一人。そして犬。
etude no.12の一つの形である「wraphone」を披露しました。

その場に居た家族全員(犬も含む)体験中。

ラップフォン1ラップフォン2ラップフォン3ラップフォン4





作品を楽しんでもらえるのはうれしい事です。お母さんのヘレンさんはその場で近所の人を呼び出してくれて、次の日曜日の夜に訪ねる事になりました。この近所は特別付き合いが深いみたいです。





行く先々で、飲み食いさせてもらうのもとても面白いです。食事って人柄とか文化とかかなり出るもんだな、とつくづく感じます。
日曜に訪ねたお宅では大学生のギホム君に「学生パスタ」(パスタにパスタソースをかける!)を作ってもらいましたし、昨日訪ねた先では一緒に買い出しにいって、不思議な即興料理を作ったりもしました、今日もエマニュエルが独自のみそ汁を作ってくれたり。こちらの皆さんはかなり気さくに食卓に招いてくれるので、仲良くなれるのかもしれません。

本当は家庭訪問ばかりしてもいられないのですが、なかなかギャラリースペースが片付かない様で・・・ん〜もうちょい急いでくれ!!とりあえず希望は伝えてるんだけどな〜。

5時以降はスタッフがだいたい居なくなって、もちろんアーティストは出入り自由なので、床にはまだ木材が散乱してるんですが、待ってばかりもいられないのでちょっとだけ実験開始してみました。

hanger

今回のインスタレーションはハンガーを主役に持っていこうかな、と思いつつあります。
仮タイトル。etude no.11 -beaucoup de support-
ボクー・ドゥ・シュポ=「たくさんのハンガー」という意味です。「support」というのはケベック語でハンガーだそうで、直訳すると「サポート/支持」だもんで、今回いろいろな人に協力してもらいつつ完成させる作品にはぴったり、というかベタ・・・、なタイトルです。




どちらにせよ、完成するんだろうか・・・ちゃんと。。。
ん〜。それこそ「support」必要だ。

うまく落ちがついたところで!?
はい、ア・ドマン

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October 06, 2008

やるぞ〜。

ここ数日は家庭訪問(現在10軒クリア!)と、ギャラリーの片付け(結局まかせてたらいつまでも片付かないので、自分で片付けてモップがけまでやってしまいました!

room02
掃除モードになったため自分の泊まってる部屋もきれいにしました 笑)





現在は、たまりにたまったアイデアをギャラリースペース内で実験中です。と言っても体と頭の都合上一日1時間〜2時間程度が限度なのですが・・・。
ただ、ギャラリーでの作業を開始して以来、集中力はマックスに近づきつつあるので、パフォーマンスするのが楽しみです。

ここのギャラリー空間はものすごく反響があるので、ここでしかできないような新しいアイデアも浮かびつつあります。

ビジュアル面での作品の強度をどこまであげれるかが不安ではありますが、画像ではなかなか見えないと思いますが、壁も天井も「ギャラリー」と言うほどに整っているわけではないので、作品の体裁があまりかっちりになりすぎると浮いてしまう感じで、ん〜と頭をひねりつつです。

10日の午後5時。オープニングまで・・・・あと120時間。

ハンガー

集まったハンガーはいまのところ50本程度、
それとガラスの瓶を集めているのですが、
こちらはだいたい40くらい。

ケベックはラジオが主要なメディアになっているのですが、初めの頃に出演した番組以外にもあと2個ほど出る事になりました。そのうちのひとつのDJはこちらのアート界隈では顔の人みたいで楽しみです。




画像の通り、ハンガーをつかった作品などをインスタレーションをします。また10日以降にアップします!

ではでは。


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October 17, 2008

沈黙の帝王!? 苦笑

先日のオープニングのパフォーマンスの事が「voir」というカナダの主要な都市で配布されているカルチャー紙?に掲載されました。ネット版もあるのでちょっと紹介します。まずはフランス語で。笑。

 Mamoru Okuno
Le roi du silence


ARTICLE - 16 octobre 2008

Vendredi passé, La Chambre blanche était baignée d'une atmosphère apaisante alors qu'y était présentée la performance musicale de Mamoru Okuno, pianiste jazz de formation. Le jeune artiste donna le ton dans la galerie transformée en caisse de résonance pour l'occasion. D'une simplicité idéale, on y devinait le bruissement des feuilles de papier ciré, le tintement des cintres de métal et le craquement de la glace qui, en fondant, se délestait de ses bulles. Le tout, mélangé en écho au souffle du public, devint un millier d'instruments, démontrant qu'on peut parfois s'émerveiller du simple sifflement dans une paille, et que pour qu'une musique s'épanouisse, il faut certains silences essentiels.


内容はとても好意的なので、よかったです。5段階評価で4つ星なのでなかなかの評価のようです。たまたまでしょうが、今週の他のイベントはみな3つ星でした。こっちのスタッフは記事が小さいけど4つ星だからまーいーか、って感じでみんな喜んでいました。

僕自身はフランス語がわからないので、こっちにくる前くらいから翻訳サイトというのを利用するようになったのですが、記事も某翻訳サイトにかけてみました。笑えますよ。

「マ モルオクノが、沈黙の帝王です -ARTICLE 2008年10月16日過去セバスチャンヒュードン。金曜日に、白人のルームは心休まる空気でまみれていました、ところが、マモルオクノの音楽の能力はそ こで提示されました(形成のピアニストジャズ)。 若いアーティストは、機会のために響きの場合には変わるギャラリーの雰囲気を与えました。 理想的な単純さの、人はそこでつやが出る紙のシュッを推測しました。そして、金属ハンガーと氷の急場を鐘を鳴らして知らせることがそれでした、その一方 で、建ちました。そして、彼/彼女/それの泡の放棄されました。 すべて(市民の息に反響に加えられる)は器具のうちの1000になりました。そして、人が時々わらで単純なヒスの驚嘆することができる、そして、音楽が花 が咲くように、若干の重要な沈黙が必要なことを証明しました。」

あえて全文掲載。笑。沈黙の帝王。。。帝王って〜。

英語はだいぶ原文に近いと思います。

「Mamoru Okuno The king of the silence
Past Friday, The white Room was bathed of a soothing atmosphere whereas the musical performance of Mamoru Okuno was presented there, pianist jazz of formation. The young artist gave the tone in the gallery transformed in case of resonance for the opportunity. Of an ideal simplicity, one guessed the swish of the sheets of paper polished there, the tolling of the metal hangers and the crunch of ice that, while founding, jettisoned of his/her/its bubbles. Everything, mixed in echo to the public's breath, became a thousand of instruments, demonstrating that one can sometimes marvel of the simple hiss in a straw, and that so that a music bloomed, some essential silences are necessary.」

思っていたよりも展示開始からやることがあるので、ブログがなかなかあっぷできませんが、展示までのサイドストーリーを書こうと思います。
ではでは

ガラススピーカーno11_girl

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October 21, 2008

や、やらせではありませんっ! (@〜@;)

performance先日のレビューに加えて、メディアの反応が形になってきてます。今回は、先日取材に来たtele quebec というテレビ局が、展示の紹介をネット上で1週間くらい流しているのでご報告まで。十数秒程度の映像ですが、少しばかり画像とはちがう感じで作品をお伝えできるかな〜。

リンクはこちら

ちょっと臭い演技!?みたいなカットが使われてしまったのが遺憾ですが。。。けっしてやらせではありません!ひたすらギャラリーで好き勝手にしてるところをカットされたのです。。。

今日はル・ソレイユというケベック州の新聞の文化欄のライターが取材にきました。昨日パフォーマンスを見に来てくれてとても興味を持ってくれた様で、一時間半ほどの取材になりました。
週末の2連続パフォーマンスと寝不足でけっこう疲れたので、何を喋ったか。。。土曜日に記事になるらしいので、何を書かれるか気になるところです。内容もさることながら、今週の土、日パフォーマンスに良い反応があると良いな、と思います。
それにしても明日書き上がるって言ってたのに、なんで土曜日なのかな、とか思うのですが、きっとカルチャー系の記事は週末に別冊みたいな感じででるのかな〜。ニューヨークタイムズとかはそんな感じでした。

ではでは、テレビのリンクはたぶん来週には消えると思いますので悪しからず!


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October 23, 2008

stories 2.

今日は冷蔵庫からはじまる、実のところはスタッフ物語?です。

前に別の記事にてお伝えした部屋の冷蔵庫ですが、展示の際に氷が溶ける音を使うため、オープニング前日にオフィスに移動しました(ギャラリーに置くとうるさいのでオフィスに。。。)かなり重い。。運搬よろしく。
無駄にスライドショーにしてみました。

F&R登場人物; 長髪のfrancois(ディレクター)&ごっついのがrichard(掃除夫のおじさん)。
スライドショーはこちらから→ fridge





オフィスからギャラリーまでノイズが届いていたので、ぎりぎりまで迷って、とりあえずオープニングの日はスタッフに氷を取り出した段階で冷蔵庫を止めてくれるようにお願いしました。

ここからが悲劇?奇跡?

なんとオープニング直前に停止しているのが発覚。。。用意していた氷が全滅。。。「あ〜どうしよう」と言いつつ、実はほっとしました。
やっぱりうるさい。と感じていたので
ただスタッフにお客さんが来るたびに地下の冷蔵庫まで行ってもらうのは申し訳ないし、良い方法がないかな〜と思案してたのです。

冷蔵庫死亡の報を受けて、受付のAnne-Lise嬢は、日々せっせと氷を取りにいく事をよろこんで引き受けてくれました。

彼女はフランス人で、ケベックには交換プログラムみたいなので、インターンをするために来ているのですが、この氷の音を使った作品をはじめ作品のコンセプトにも感動してくれてたこともあり、展示のセッティングの際は誰よりも壁のペンキをガンガン塗ってくれました。彼女の塗った壁だけがきれいで、他は。。。いやいや。。。ありがとう!

Anne-Lise&Jeanneこちらはスタッフ4人と僕とで食事に行った際の画像。左が★遅刻の常習犯アン-リズ(こっちの名前は二人分くっつけたのがよくあります)で右が★ムードメーカーなジャン(ラジオのパーソナリティー、ウェブ系アーティスト)という感じ。



異論反論あるところと思いますが、レジデンス、アートセンターのスタッフが協力的なのはあたりまえではなくラッキーなことでして?非常にありがたい事です。

ディレクターのフランソワさんは★5時になるとすっ飛んで家に帰ります。そんな事実とは対照的に?!彼は初めからつかず離れずの絶妙の距離感で、ずっとかわらずサポートしてくれます。
僕の予算がきついのも知ってい て、出来る限りギャラリーの経費で展示に必要な備品をそろえてくれたり(契約上では僕が支払う事になっているんですけどね)、大学のレクチャーをアレンジしてフィーを交渉してくれたり、もちろんそれが彼の仕事なのですが、きちんと仕事を してくれる人というのは言うほど居ない気がします。

彼らは次々とやってくるアーティストにいちいち深く関わっていられない、という様な精神的な事情?もあるだろうし、基本的にはアーティスト自身がなんとかしなくては行けない事の方が多いわけで。

でも彼らが興味を持って熱意をもって作品の事を伝えてくれなくてはあまり事がうまく進まないのも事実。そう言う意味では今回はスタッフにもとても恵まれています。


G&F手前がGenevieve(新人アシスタント、プレス担当) で奥がFahd(アルジェリア系フランス人、ウェブテックとしてインターン中)。
ジェンヴィエブも初めは忙しくてあまり作品の内容が伝わっているのか微妙だったのですが、しばらくしてからすごく熱心になってくれました。メディアからの反応もそれにシンクロしているように思います。今では休みの日でも撮影を引き受けてくれます。ありがとう!★彼女はお腹がすくとかなり無表情で機嫌がとても悪くなります。(この前教えてくれました)はじめは何事かとおもいましたよ、まじで。(@〜@;)


ファッドは★キャンディーを一日一袋は食べている・・・23歳の悩める青年。この前も夜中まで彼のお悩み相談会になりました。彼は英語があまりできないので、お互いに無理矢理に英語、フランス語でコミュニケーション。昨日の夜も一緒に料理をしたのですが何かにつけて「この音も使えるんじゃない」とか言って(ると思う)、「俺もアーティストだ」と。彼は来週にも帰国するので最近は夜中まで仕事をしています。頑張れ!

richard
今日は嬉しい事がありました。掃除夫のrichard(無理矢理カタカナで書くとヒシャルみたいな感じです)が仕事をちょっとさぼってギャラリーで作品を見にきてくれました。
彼は毎週1、2回ほど掃除とか雑用をしにきます。展示のセッティングの際は、冷蔵庫の引っ越しに加えて、白い敷石についていた砂を荒い落とすために、地下にこもって何十キロ分も洗ってくれました。仕事とは言えあれはきつい。。。ありがとう。
なんでわざわざこんなことをするんだろう?と毎回アーティストの作業を手伝いながら思っているのかな。


いろいろと今日は質問してきてくれたので、とても興味を持ってくれているのがわかりました。ストローは気に入ったみたいで、あげるととても喜んでいました。

今回の作品は体験者の日常に食い込んでアート体験を生み出す事がテーマでもあるので、レジデンスに「仕事」という日常チャンネルで関わっている人たちがこうして興味をもってくれたというのはとても良かったな、と感じています。

かなり長くなりましたが。スタッフのストーリーでした。



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October 24, 2008

お客さん。

お客さん。その1

Jean-Pierre Gauthier

JPGno.13今年の2月にモントリオールで会ったJean-Pierre Gauthierと いうサウンド系のアーティストが一昨日、展示に来てくれました。メールでやりとりしてたのですが、彼もちょうどケベックで展示があってケベックに着いていた様で、前の夜ばったり近所のスーパーで再会。さっそくセッティングの合間に遊びにきてくれました。
昨日は彼のオープニングだったのでいってきました。説明不可能なので画像だけでも。。。



JPG_installationJPG_installation02
音の作品です。パソコン用のファンとアルミダクト、PC、音響機器、その他でできているようです。




お客さん その2

natacha&2 sons

先週に訪問したnatachaさんが息子を二人つれてきてくれました。訪問した日がちょうど長男の誕生日だったらしく、ストローを多めにおいて帰ったのですが彼は気にいって、練習して、披露しにきてくれました。

no7_sonpf_nail子供にいろいろ触らせながら、最後は釘にもっていって、瓶に「カチーン」と入れて、おしまい。というプチパフォーマンスのあとは・・・


kickboard
クッキングペーパーの周りで素早く動くと髪が動いて音がするよ、って教えてみたら。。。この通りキックボードで爆走開始!勘弁して下さい〜。
白石にもガンガンいってます。笑。
リアクションすごいわ。

平日はあまりビジターがないのですが、明日の新聞に記事が出るので週末は忙しくなるはず、と期待しています。

ではでは、

ア・ビエント!





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October 28, 2008

Montreal Montreal

これからモントリオールへ出張訪問です!

ケベックから車で2時間半ほどです、今年の2月にパフォーマンスをオーガナイズしてくれたアーティストJérôme Fortinや、Oral RecordというエレクトロアコースティックのレーベルオーナーのEric Mattsonやその周辺の友達に会いにいくためなのですが、今回のレジデンスで展開してきた訪問の延長でもあります。

CBCラジオの取材を通して知り合ったプロデューサーのKatherineさんが個人的にも興味をしめしてくれて、「モントリオールに来るならぜひ自宅に来てほしい」という事になり、明日伺う予定です。

モントリオールからケベックに戻ったら最後のパフォーマンスが控えています。なんとか良い形で最後の音を響かせたいと思います。

これまでの滞在中体調も崩れきらずになんとかバランスを保っています。
それでは、おそらくしばらくアップ/レスできないと思いますが。。。
皆さんも風邪などひかれませんように!

先日、日刊新聞に掲載されたネット版はこちらです
フランス語ですけど。。。そしてやはり!「ZEN」の文字が!!!
それはさておき、紙面上では半面ほどの大きさで、とりあげてくれていたので驚きました。今週に反応があると良いのですが。


JPGuayStephanie
訪問先にて。







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November 02, 2008

いよいよ last performance 1日目

LCB last01いよいよケベック滞在の締めくくりです。
last performance -2days -

最後の2日間のみ限定のインスタレーション
a part of the cycle」という氷を使った作品を集まった人たちを巻き込んで作り上げます。

画像上はその模様。簡単に言うと天井から氷を吊るし、床にガラス瓶を受け皿的に配置していくというとてもシンプルなインスタレーションです。と言っても氷をつるすためにちょっとした工夫などがいるのですが、そのあたりはまた実際に体験する機会があれば見に来てください。

天気は最高によく、自然光が気持ちよく入り込んでいたので、氷を長持ちさせるためもあり照明はなしです。

氷を吊るし終えると同時に音のパフォーマンスを始める。
非常に静かな場面では、氷がとけて雫をガラス瓶に落としていく音が混じってくる、そんな時間と空間を創りたかったのです。

恐らくこの場に居た人たちにはそんな説明は必要の無いくらい、伝わったと思います。半数くらいの人たちは今回の訪問を受け入れてくれた人たちですでに作品やコンセプトなどをよくわかってくれている人たちです。

LCB last04LCB last05
氷が周囲にあるのがわかると良いのですが。。。





LCB last05今回は滞在そのものをひとつの大きな音に見立てていて、出来る限りそのプロセスを表現しようと思っていたので、パフォーマンスの最後は借りていたものを返すという行為にしました。はさみを入れる瞬間。貸し主の目の前で、作品空間から切り離されて日常へと帰っていきます。

とても嬉しい事に?大多数のハンガーの「オーナー」達は明日もパフォーマンスがあるのを知っていて、明日来る人たちのためにも出来る限り形を残しておくほうが良いよ、とか、後日引き取るから、といって作品がなくなることを惜しんでくれているようでした。 
そういう気持ちを生み出せた事は僕の誇りです。もとをただせば、ただのハンガーと糸、なのですから。

LCB last03LCB last03











明日、いよいよ最後の最後です。


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November 07, 2008

フィナーレ、そして...

そして、ただいま! 一昨日の夜に自宅に戻りました。応援頂いた皆様ありがとうございます。最終日の報告を持って、帰国の方とさせて頂きます。

11.2ice0011.2ice02





11.2.08.

今回のプロジェクト最後のパフォーマンス。昨日よりも参加者はぐっと減った。でもモントリオールからサウンドアートの批評家の友達がわざわざ2時間以上欠けてきてくれり、このプロジェクトにとって大事な人達が来てくれた事がなによりも嬉しい。
1日目同様、氷を吊るすのを皆に手伝ってもらいました。楽しみながらも真剣です。

11.2riceこれまでやったことのないアイデアが次々と生まれた今回の滞在制作でしたがしめくくりにあたっても自然と新しい流れを作ることが出来た様に思います。画像はお皿にお米をパラパラと落として音を点てているところです。氷からしたたる滴、そのモーションから得た発想と音。


hangercut01hangercut02
パフォーマンス終盤。静寂の中、すべてのハンガーを切り離す。


切り離しながら、どのハンガーが誰のかというのを把握しているので、その人達とどう出会って何を今思うかを、誰に向かうわけでもないのですが、言葉にしながらこの行為を行いました。予想に反して?自分自身は感情的になることはありませんでしたが、スタッフの何人か感極まっている様子でした。

hangercut04hangercut05

全てを終えて。



もちろん都合で最後の二日間に来れなかった人達もいます。翌朝の4時に出発だったため、夜の間に電話できる範囲でしたりしているうちに何人かは夜中に会いに来てくれました。またもラジオですが、プロジェクトを通じて友達になった人が僕を送るため、と言って23時から24時の1時間も僕のCDをかけてくれました。以前に紹介した家族のお母さんは一日目に来てくれたのですが、改めてメールで「パフォーマンス途中で帰らなくてはいけなくて残念でした、でも本当に面白い!あと子供達の事だけど、週に一回は何か不思議なものをもってきて“mamoruはきっとこの音が好きだよ”と言ってその音を聞かせにやってきます」と泣ける言葉を送ってくれました。もちろん、何もかもうまくいったわけではありません。ただ、希望をもてる内容であった、と思います。

minihanger11.2giveback








こちらは「プロジェクト参加証明書」となる作品です。スタッフ(もちろん掃除のrichardも)、訪問を受入れてくれて、オブジェを貸してくれた参加者にギフトとして渡しました。


渡せなかった人達も後でピックアップできるようにギャラリーのすみに置いて帰ってきました。針金でミニハンガーを作り、今回使用したクッキングペーパーで包み、サインし、その上からアートセンターの押し印をしました(外国の書類に良く見かけるエンボスみたいな!?スタンプ)。これがフィナーレです。

以上でレポートを閉じます。
大阪、東京、横浜、オーストリア?(来年1月末から長期で滞在する予定です)
どこかでお目にかかることを楽しみにしています!


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