2005年06月02日

DTM上の、オーディオデータとMIDIデータの違い

難易度2★★☆☆☆
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今回は「DTM上の、オーディオデータとMIDIデータの違い」について書いてみましょう。



一昔前までは、DTMで扱えるデータはほとんどMIDIデータだけでしたが、

パソコンの性能UPや、DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフトの出現によって、

オーディオデータも手軽に扱えるようになりました。



では「オーディオデータ」と「MIDIデータ」はどう違うのでしょうか?




オーディオデータとは、歌や楽器演奏をそのまま録音した「音声データ」です。

テープレコーダーと同じようなものですね。

データ自体が「音」です。



一方、MIDIデータとは、MIDI楽器に演奏を指示する「命令信号」です。

実際の音はMIDI楽器が鳴らしています。

データ自体は単なる「信号」です。

「SMF(スタンダードMIDIファイル)」はこの部類ですね。



オーディオデータは演奏を録音したものなので、あとから楽器の音色を変えたり、

音の高さを一音だけ修正するといった事は出来ません(やり方によっては出来なくもないのですが)。

ですがとても「リアル」です。

あたりまえですよね、実際の音を録音しているのですから。

そのためデータの大きさは、MIDIデータとは比べ物にならないくらい大きくなります(1000〜1万倍くらい)。



一方、MIDIデータは「命令信号」なので、命令さえ変えてやれば楽器の音色や高さは自由に変えられます。

ですが、打ち込み技術(DTMへデータ入力する技術)に大きく左右されます。

特に弦楽器はしっかりと細かく打ち込まないと、それらしく聞こえません。



オーディオデータとMIDIデータはどちらが良い悪いではなく、目的によって使い分けましょう。


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■情報提供:わくわく作曲先生♪

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