石井美樹子『真訳 シェイクスピア四大悲劇』(河出書房新社)
は、元々アマゾンに載せたものです。アマゾンでは、河合氏の実名はあげていません。単に「おそらくK氏」とのみしていました。
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「従来のシェイクスピア翻訳に踏襲されてきた難解な語句の誤訳を、OEDオンライン版をフル活用して是正に努めた労作」:
角川文庫の『新訳ハムレット』は氏がまだお若い20年も前のお仕事ですので、古典の「翻訳・翻訳者とは何か」という基本をまだしっかりとは理解しておられなかったのでしょう。今の私はシェイクスピアにはとんとご無沙汰していますが、若い時には『ハムレット』1604と1623の精巧なパラレルテキストをつくるほどこの戯曲の本文を細かく調べた人間ですので、僭越ながらフェステ氏へものの考え方、学問とは何か、を少々ご教示します。ついでに、この資料は、ある時期に石井美樹子氏へ差し上げましたので、ご興味があれば、氏からお借りください。