南大阪 中学受験地図

南大阪を中心に、大阪府下の中学受験の状況と、それに関する気になる話題を取り上げます。家庭学習のヒントや進学の指針になれば幸いです。

中学入試

帝泉:オンラインで「算数入試トライアル」を実施

今日、3ヶ月毎の歯科のメンテナンスに行ってきました。
不思議なことに、人前で、マスクをはずすのが久しぶりで、マスクをしていないことに違和感を感じてしまいました。
それだけ、日常の中に「コロナ対策」が入り込んでいるんだと、再認識。

当然、各学校の入試行事なども、様々な工夫をするようになってきているわけで、帝塚山学院泉ヶ丘も、例年、学校で実施されている「算数入試トライアル」を、オンラインで実施されるとのことです。


この「算数入試トライアル」は、各校が実施する学校紹介イベントの中でも、ユニークなものです。
具体的には、過去の入試問題の中から、泉ヶ丘らしい代表的な問題にチャレンジ、その後、解説授業を実施するというものです。
今回は、その一連の流れをオンラインで実施するとのことです。

開催日程は7月12日の日曜日。
まず、当日の10:00までに、60分の時間を作って問題を説いておきます。
その後、10:00-10:20の間に、解答を入力します。
さらに、11:15-12:00の間に解説を配信されるとのことでした。
当日の入力結果が、すぐに解説に反映されるのかどうかなど、詳しいことはわかりませんが、自分で解いた問題を、出題した先生に教えていただける機会ですので、算数をステップアップする、いい機会になるかもしれません。

なお、当日、10:20-11:10の間に学校説明会を配信し、その後、電話をすると、個別の相談に応じていただけるとのことです。

現在、学校のサイトの方でも、情報が更新されていますので、そちらも参考にしてください。


特に帝塚山学院泉ヶ丘を考えている方は、学校の出題の狙いなどもつかめるかもしれません。
今後の学校対策の勉強で、必ずプラスになりますので、ぜひ、この機会を活かしてください。

もちろん、他の学校を考えている生徒さんでも、算数の勉強になることは間違いありません。
事前に問題を解く時に、しっかり取り組むほうが、効果的です。
ぜひ、トライしてみてください。

大阪女学院 来年度中入試 試験範囲を縮小

多くの小学校で平常授業が復活しましたが、今回の騒動で、多くの学習機会が失われました。
奈良県の高校入試では、テストの範囲の縮小が発表されました。

「奈良)公立高入試、数理社で出題範囲を縮小 国英は除外」朝日新聞Digital:2020年6月12日 9時30分


そして、今日(2020/06/15)、大阪女学院も、中学入試でのテスト範囲の縮小を発表したのです。

以下が、その内容です。
====================================
2021年度入試出題範囲と内容
====================================
 国語
    基本および応用の定着が段階的に測定できるものを中心に出題
    
 算数
    小学校6年生の教科書の上巻までの範囲
    
 理科
    <啓林館>小学校6年生教科書 以下の範囲から出題
    1.ものが燃えるしくみ
    2.ヒトや動物の体
    3.植物のつくりとはたらき
    4.生物同士のつながり
 社会
    小学校6年生の教科書の上巻までの範囲
====================================
   *以上、2020/06/15発表の資料からの書き起こし


さて、大変です。
一見、テスト範囲を縮小すると、「テストが簡単になる」と思いがちです。
たしかに、基本問題が増えるなどして、これまでの問題より「簡単」になるのかもしれません。
これは、受験生にとっては大変なことなのです。

「受験はすべての受験生に平等に実施される」のです。
テストが「簡単」になったとしても、あなた一人ではなく、受験生全員にとって、そうなる。


仮に基礎的な問題重視のテストだとすると、平均点が高くなるかもしれません。
みんな高得点を取るので、差がつきにくくなるでしょう。
差をつけるのが入試なのに。

こういった状況を防ぐためには、難しい問題も出題する必要が出てきます。
その結果、難しくなる?

いえいえ、おそらく学校の先生方は、「例年並み」を目指すでしょう。

では、学校の先生方は、こんなややこしい状況でテストを作ったことがあるでしょうか?
もちろん、今回が初めてのはずです。
その結果、来年は、これまでにない傾向の問題になるという可能性も出てきます。



では、どのように対策をしましょうか。


ポイントは次の2点。

 ・範囲内の学習を着実にやっていきましょう。
 ・基礎・基本で取りこぼさず、確実に得点源に変えましょう。


先程も書きましたが、「受験はすべての受験生に平等に実施される」のです。
あなただけが特別な状況に置かれたわけではないのです。
万一、傾向が新しくなるとすると、その対策をピンポイントでやるのは難しい。
ならば、ミスをせず、しっかり実力を発揮するように、答案の表現力を磨きましょう。
つまり、普段の学習を確実にこなしてゆくことが一番大切。
慌てずに、狙いを絞ってゆくことです。



もう一つ。
大阪女学院を目標にしている方へ。


大阪女学院は、ここ数年、受験生を減らしていますが、真摯に合格を希望する生徒の数は減ってないように思います。
実質専願である前期A入試の出願者は減っていないからです。
それだけ、大阪女学院は評価されている。
学校の「教育」や「成長」といったことに対する真摯な姿勢が評価されているのではないでしょうか。

おそらく、出題者の先生方は、過去問をしっかり学習した生徒さんに道がひらけるように「大阪女学院らしい」問題を、一生懸命、作問されると思います。
また、その状況が進むにつれて、説明会や相談会などを通じて、どのような学習をすべきか、伝えてゆかれると思います。
狙いを絞ることで、合格の可能性が上がる、そんな学校ですから、情報を集める、というよりも、先生方に、どんどん聞いていきましょう。

大阪女学院に「行きたい!」気持ちを、しっかり行動に変えて、にじり寄ってください!
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大阪上本町に本部、南海高野線北野田駅に小学生指導(中学受験・学校準拠・ロボット教室・科学実験教室)を持つ航路開拓舎のホームページです。
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