空(クウ)の告白

1型糖尿病から末期慢性腎不全になり、人工透析を受けなきゃ生きられなくなったあたし。かかりつけの病院で受けた実態を書き残したいと思い、意を決して始めることにしました。

2011年07月

前回の主だった話を書かせてもらう。

私の透析で使っている血管は、数ヶ月に1度大体同じような部分が閉塞してしまう血管なのだ。本院の副院長をしている医師は透析を本院で診ているが、元は血管外科の専門医である。外科医として、血管専門医としては仲々腕のいい医師で、こんな田舎の病院にいるのが、もったいないような医師でもある。

その医師が、「◯◯さんの血管は透析をすると、吸引力もあるから血管が細くなってしまうタイプの血管で、若干そういうタイプの患者さんはいるんだよ。細く閉塞した部分をPTAといってバルーンが先についたカテーテルを通して、広げれば、また、普通に透析が出来るけど、数ヶ月に1度という頻度でやる事になるから。逆に血管が透析で太くなる患者さんもいるんだけど、それもそれで弊害もあるんだけどね。
血管の音、見ためがおかしいって思ったら、すぐいつでも来るように」と、私に話してくれた。
それは、もうそのPTAというカテーテルを数回やった後の話だったが、頻繁にカテーテルを行うので、私はこの血管は大丈夫なのか、また新しい血管(シャント)を作り直さなければならないのか、不安があったので、聞いてみた。
「シャントは今は大丈夫だけど、この血管がPTAをやり続けてダメになった時点で、肘に近い部分に新しく作る事になるけど、それまではPTAをやれるだけやって、新しく作るシャントの時期を延ばすしか無いな。やるだけやってみよう」と話してくれた。

あれからもう1年以上先日11回目のPTA(バルーンカテーテル)を行ってきた。6月13日だった。カテーテルといっても、ご存知だろうが日帰りのオペと大して変わらない状態の事を行う。
レントゲン室で行うのだが、造影剤を注入しつつレントゲン放射で医師は映像を見つつ、ゆっくりカテーテルを通していく。麻酔も数本打たれる。もちろん、それが始まる前は手術着に着替え、カテーテルを通す腕は指先から上腕まで、べっとりとイソジンで消毒される。
ブルーシートをかけられ、医師もきちんと手術着に着替え、カテーテルが始まる。

私の場合、大体3ヶ月目から見ためでも血管にボコボコとした形が見られるようになってくる。が、まだ、その頃は透析の流量も大幅に減る、という事は無いのだが、早い時で2ヶ月位で閉塞が始まった時もあった。その時は流量は大幅に落ちて、通常250という数値なのだが、150、酷い時はそれ以下になって透析をした事もあった。結局そういう時に透析をしても、通常の3分の1以上毒素が残ってしまうわけだから、透析をしてもなんだか体調が優れず、だるさのようなものを感じ、寝こんでしまう事もあった。

PTAをする前に、シャントエコーという検査をしてから、本院の副院長の外来受診を受け、その時PTAの日取りを決める、というのが常だ。
シャントエコーは私がいつも透析をしているクリニックで行う。
これも、最初は私が「何か見ためがおかしいんで、また閉塞が始まってきてるかもしれないんで、エコーして欲しいんですけど」とクリニックの看護師に話して、エコーになっていた。
エコーをする技師は本院から来てるので、「やってください」とお願いして「はい、じゃすぐやりましょう」というのでは無いそうだ。
クリニックの看護師いわく「エコー待ちの患者さんでいっぱいだから、来週とかその後になるわよ。それでもいいかしら?」という事だった。
はっきり言って、クリニックでの透析患者の数は100人もいないのではないだろうか。
そんなにエコーする患者いるの?と最初は不思議だったが、しかたないので従っていた。まあ、その間流量は激ヘリしてきていたが。

指定された曜日(透析では無い日)にエコーに赴くと、結局私だけしかエコーの患者はいない。先にも後にも誰も患者はいない。「ん?何か話が違くない?」と思ったが、8回目の時だった、いよいよクリニックでエコーするまで待っていられないような状態だったので、本院でエコーを受けたい、と頼んだ。
クリニックの看護師は本院に連絡をしてエコーの予約を入れたのだが、こう言った「すごくエコー待ちの患者さんがいっぱいだけど、やっと◯◯さんを入れる事が出来たんだけど、いっぱいだから、すごく待たされるかもしれないけど、それでも本院に行く? すごく待たされると思うわよ」と。
血管の閉塞がいよいよヤバイという状態だもの、待とうが行くに決まってるし、行くしか無いでしょう、どう考えたって…、と内心思ったが「はい、行きますよ」とごく、ごく普通に私は応えた。

予約の日は翌日の午後だった。超音波室の前に長蛇の列を想像して行った。幾つかの診察室を過ぎた奥の角を曲がった場所に超音波室はある。角を曲がって「あれ?誰も患者いねえ・・・?」「確か、予約でいっぱいで、すごく待たされるって言ってたよね・・・」というのが私の脳裏をかすめた。
超音波室の入り口には技師を呼ぶ呼び鈴がおいてある。呼び鈴を鳴らして、近くにあるソファーに座ろうかと思っていたら、すぐに技師がきた。
「きっと、中に患者がうじゃうじゃいるのかね・・・」と思って入ったら、「あれ?私だけじゃん。何か話が違うんだけど・・・」まあ、でも、本院でエコーを撮ってもらえばすぐに副院長の元に届くので、クリニックの看護師が言ってた事は検査技師には話さなかった。

その頃から、思えばクリニックの看護師連中の正体が徐々に見え始めて来ていたのだった。

今回はこのへんで。


あまりにも、腑に落ちない事なので、このブログは、まず私がどういう経緯で人工透析の患者になってしまったのか、その「始まり」から書きこもうと思っていくつか「始まり」というタイトルで書き込みをしてきた。
だが、その間にも今私がもう8年、正確には9年目に突入してしまった人工透析人生で、透析を受けているクリニックの対応の無さ、看護師連中の怠慢加減、ザツな仕事の仕方、自分達中心に考えている、云々上げればキリが無い話が多々この数年あるわけだ。

つい先日も、シャントを潰されてしまう一歩手前の事態が起こったのだった。
あまりにも私は我慢の限界に達してしまったので、今は看護師連中とは必要最低限の話しかせず、シカトを決めている、という状態なのだ。
何があったのか、これから詳しく話そうと思う。
いわば私にとってはあの看護師連中はブラック・ナースとしか思えないのだ。人の命を預かる仕事の重さ、しかも人工透析を受けている私は障害者(内部障害にあたる)1級というレベルの高さでもある。週に3日、1日4時間という透析患者ではMAXの崖っぷちな患者であるわけだ。

だが、幸いに未だ足は普通に歩行出来、介護の必要は無い。
もちろん、食事管理、水分管理と出来うる限りの事をこの数年してきた。
そもそも、私が透析を受けている病院(本院にあたる)の栄養士は糖尿病の合併症から慢性腎不全になり、人工透析になっている患者であるという私に、栄養指導なるものをした事が数回ある。
話を聞いていると、全く「糖尿病食」のままの話なのだ。
ご承知のとうり、腎症糖尿病食では、相反する食材もあり、エネルギーも取らなくてはならないが血糖を上げないようにしなければならず、おまけに、タンパク質がやっかいなクセモノであるという話は一言も説明が無かった。
タンパク質イコールおかずから得られるもの、だとばかり思って6年過ごしてきてしまっていたのだった。その間幸いにも社会復帰出来、どうにか人並みに得意分野の販売職に就いて働いていた。
仕事を始めて、透析もしながらだったので、深く勉強する時間など全く無かった。

私の場合、タンパク質は60gと言われた。だから、おかずで60g取って6年ほど過ごしてしまっていた。タンパク質はおかずだけではなく、全ての食材にほとんど含まれているものだと知ったのは約2年半位前の事だった。しかも、動物性タンパク質と植物性たんぱく質があり、腎臓に負担になりにくいのは動物性タンパク質だという話もその頃知ったのだった。
それを教えてくださったのが、千葉大病院の栄養科の五十嵐先生だった。
丁度、平成21年の3月末に耳鼻咽頭科に受診しに行ったのだが、その頃血圧が半年近く高く、その事をうちのクリニックの主治医に血圧表も持参し毎回の透析の時に「どうすればいいのか」聞いていた。
しかし、主治医は頓服としてアダラートL20を処方するだけだった。
いつもそうだが、冬場になると私の場合血圧が200(上)を超えるのは常の事だったのだ。

耳鼻咽頭科の受診待ちの時に血圧が上がり、そのまま倒れてしまったのだった。
私は千葉大病院では腎臓内科でも受診させていただいている。すぐ、倒れた私は腎臓内科へと運ばれた。主治医の先生がこれまた素晴らしい先生で、いつもは私がクリニックで受けた生検データの数字を診たり、私が分からない事をとことん聴いてくださり、アドバイスをくださる。
無駄な薬の処方はしない。カウンセリングのような診察だ。
しかし、あの時は少し横になってれば帰れる感じだったのだが、先生は無理に満床の病棟の部屋を開けて入院させてくださった。
「帰る途中で倒れたら、それこそ大変な事になりますから」そう仰ってくださった。
ありがたい。助かった。内心感謝した。
なにしろ、血圧が上がって初めて嘔吐、全身硬直という症状が出てしまったのだった。

さて、うちのクリニックに話を戻そう。そう、「主治医」だ。
この「主治医」というポジションもあやしいもので、長くて2年いるかいないか、コロコロ変わる。何人変わっただろうか。軽く8人以上は変わり、患者のカルテ、透析記録をまともに見てはいないのだ。
どこの病院でも、回診はあるのか私は知らないが、うちのクリニックは回診がある。
その時、お付きの看護師が各患者のカルテ、透析記録の「その日」のページだけを開いて医者に見せるだけで、医者も「具合はどうですか?」というだけだ。
具合?悪いから透析してんだろうが、このボケが!と内心思いつつも、使えない医者ばかり来ているので、やたらな処方をされたらとんでも無いと思い、調子が優れなくても「大丈夫です」と追い返している始末だ。
以前、やたらな処方をされて、今私の左目は石灰化があり、心臓の大動脈にも石灰化になっている。
この話に関してはまた、おいおい書かせてもらう。

そして、おいおいどこの病院なのか、実名を書こうと考えている。
今回はこの辺にしておこう。
看護師連中とどういう事があったのか、また、書かせてもらう。
客観的に考えても、あの連中はあそこだからああやっていられるのだな、という傲慢、不勉強、怠慢、なにしろ素晴らしいくらいのバカなのだ。
長年病人をしてきて、幾つか病院のお世話になってきたが、あんな看護師連中は初めてだ。
田舎の町医者の看護師でも、あそこまでのにはおめにかからなかった。

とにかく、今の私は憤りが収まらない状態なのである。

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