開いた口がふさがらないとはこのことです。自民党の密室政治を批判し、折に触れて「情報公開は東京大改革の一丁目一番地といいながら、810日の定例記者会見で、市場移転問題について「アテクシがAI(人工知能)だから文書は残していない」と言い放ったのです。その部分の書き起こしを都庁のHPから引用します。

毎日新聞・円谷氏:豊洲市場の移転問題について、知事が公表した市場と、豊洲と築地と双方に市場機能を残す方針について、財源や運営費など検討した記録が都に残ってないというのが毎日新聞の情報公開請求でも明らかになりまして、最終判断が知事と顧問団による密室で下されて、情報公開という知事の方針に逆行するんじゃないかという指摘もあるんですけれども、知事のご所見をお願いいたします。

小池知事:・・・文書が不存在であると、それはAIだからです。私があちこち、それぞれ外部の顧問から、それからこれまでの市場のあり方戦略本部、専門家会議、いろいろと考え方を聞いてまいりました。いくら金目がかかるかということについては、関係局長が集まった会議で、既にA案、B案、C案、D案と各種の数字が出てきております。よって、試算については既に公表されているものがあります。最後の決めはどうかというと、人工知能です。人工知能というのは、つまり政策決定者である私が決めたということでございます。回想録に残すことはできるかと思っておりますが、その最後の決定ということについては、文章としては残しておりません。「政策判断」という、一言で言えばそういうことでございます。(引用終わり)

毎日新聞:<小池知事>豊洲移転最終判断 記録なし ブレーンと協議

情報開示請求に基づく毎日新聞の質問は実にまっとうですが、知事の意味不明の答弁に、誰も反問ないしは再質問をしなかったのは情けない。さすが自己顕示欲と名誉欲だけで数十年政治家をやってきた鉄仮面、「アテクシはAI」とのたまい、恬として恥じる様子がないことに驚愕します。無能どころか、前任者の決定を議会に諮らず覆し、私怨の報復に数十億、数百億の都税を垂れ流しているだけ。同じことを安倍総理、菅官房長官が言ったら、非難囂々でしょうが、マスゴミが黙して語らずなのはなぜでしょうか。

病み上がり、老齢の石原元都知事を百条委員会でさらし者にし、氏が決めた「首都大学東京」の名称変更から、舛添知事が決めた「&Tokyo」のロゴの変更など、前任者を悪者に仕立て、彼らのカラーを一掃することにどんどん都税を使っているのです。その挙げ句、「アテクシほど決めた知事はいない」と言い放つうぬぼれの強さにヘキヘキしますが、こう答弁した以上、今度は知事が百条委員会で決定プロセスをつまびらかにされるべきでしょう。ファーストペンギンの1人、おときた駿都議が「自ら『決定責任はすべて取る!』と明確にした意思表示」と書いているのですから。

おときた駿:小池知事が「AI(人工知能)だからです」と答えたことには背景が…

杉並区在住のジャーナリスト三宅勝久氏は、小池知事が任命した2人の特別秘書の勤務実態と給料額を開示請求した結果、出てきた「職員別給与簿」はほぼ完全に墨塗りで、都民ファースト代表の野田数氏の名前と就任年月日のみ、もうひとりの特別秘書は名前すら墨塗りで、誰が一体何のために働いているのかすら不明です。これ↓、「のり弁」ってさんざんさんざん言ってましたよね。


野田数 職員別給与簿

スギナミジャーナル http://miyakekatuhisa.sakura.ne.jp/wp2/archives/2615

やながせ裕文: 東京都議会が死んだ日。情報公開なんて大ウソだった。


さらに、大量に誕生した都民ファーストの会の「小池チルドレン」都議にはマスコミからの取材は一切させません。その理由を野田代表は、「民間企業では取材は広報を通すのが普通だから」と言っていますが、都議は選挙で選ばれ、歳費は都税から払われています。彼らの考えを知ることは都民の権利です。にもかかわらず、取材をシャットアウトするのは、不慣れというより出来の悪い新人都議の失言と失態を恐れているからでしょう。


東京というメトロポリタンの長であることに酔い、マスゴミ受けのいいパフォーマンスをしているだけ。それをマスゴミは全力で持ち上げ、テレサヨ(ネトウヨの対立語。テレビのワイドショーの左翼洗脳工作に染まる情弱者)の喝采を浴び、都議選で勝利させました。都庁職員はAI知事に振り回されてた結果、2020オリ・パラの工事工程にも大幅な狂いが生じ、膨大な損金が発生しています。公約を果たさず、自分がドンとなり密室で独裁政治を行うAI知事は本気で東京を滅ぼそうとしているとしか思えません。

 

混迷きわめる都政

やることなすことが「自分ファースト」。何がやりたいのか皆目わかりません。


◆せっかく築地市場解体を落札したのに、いまだ手がつけられず困惑する業者

東京新聞:移転時期不明、都が契約解除要請 築地解体業者 困った

石原元都知事が豊洲の土地を578億円で取得したのは違法だから同額を個人賠償させよという住民訴訟に、小池知事は弁護団を組み替えて臨んだが、賠償は問えないことに。
朝日新聞:石原氏の責任巡り都弁護団が一部主張撤回 豊洲用地訴訟


◆千客万来施設建設に手を挙げた業者が困惑、撤退も

ダイアモンドオンライン:小池都知事に温泉の万葉倶楽部が怒り爆発、豊洲・築地両立で翻弄


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そんな中、傲岸不遜なAI知事に果敢に挑んでいるのが『報道特注』の生田よしかつ氏です。豊洲移転延期は不当として1月から訴えています。口頭弁論期日が決まったそうで、氏のツイッターは全国から応援ツイで祭り状態。知事が「受けて立つ」と言った訴訟です。日程は弁護士と相談の上、公表するそうです。行かなくちゃ。


知事のウソを議会で証明したため都議選でロックオンされ、告示3日で4回も選挙区へ知事に乗り込まれた墨田区選出自民党・川松真一郎都議

デイリー新潮:「五輪400億削減はインチキ」に小池都知事が怒髪天 質問議員が語る



(さ)