日本人の「悼む心」

1945年、戦後の日本に降り立ったアメリカの従軍カメラマン、ジョー・オダネル軍曹の任務は原爆の影響を調査することであったと言われています。

写真集「トランクの中の日本」に収められた「焼き場の少年」はあまりにも有名な写真。唇を引き結びすでに息絶えた弟を背負い焼き場に立つ直立不動の少年の姿に胸が締め付けられます。

でも忘れられない写真がもう1枚あります。

これは「トランクの中の日本」のアメリカ版Japan 1945:A U.S. Marine's Photographs from Ground Zero に収められた「Yahata アメリカ人飛行士の墓」と題された1枚です。

米機搭乗員の墓

 彼らがジープに乗ってこの地に到着した時、老夫妻は畑で働いていました。

ジョー・オダネル氏は二世の通訳を介して2人から話を聞きます。

「老夫婦が自分の土地の木の上に引っかかったパラシュートを発見したとき、すでにパイロットは亡くなっていました。彼らはパイロットの体を降ろし、十字架を設え『米機搭乗員之墓』と書いて、十字架の下にそのご遺体を埋めたのです。

ジョー・オダネル氏は粗末ながらも清潔な十字架のお墓、傍に生けられた花を見て驚愕します。墓の様子からこの2人が敵兵の墓をかくも丁寧に守っていることを知ります。彼らは死者のひとりとしてこのアメリカ人飛行士に敬意を払っている』と通訳を介して知ることになりました」

 「死を悼む、弔う」それは日本人が生まれながらにして持っている遺伝子なのです。墓を暴き、骨を引きずり出し踏みつけて積年の恨みを晴らすという民族がいることも知っています。その対極にある日本人の心を私は美しいと思います。

 
関東大震災の混乱が、それでもそろそろ落ち着き始めた大正12年10月24日都新聞(現東京新聞)にはこのような記事が出ています。

罹災鮮人追悼式


「罹災鮮人の追悼会 二十八日増上寺で」

字が掠れてきちんと読めないのですが「・・・鮮人創作家・・・などが主催となり当局の諒解を得て朝鮮同盟震災死者大追悼会を来る二十八日午前十時から芝増上寺大本堂で仏式で営むこととなった。導師は増上寺管長・・・師他十三宗五十八派の代表僧侶が出席し・・・


死者を早く弔いたい気持ちは日本人も朝鮮人も変わりありません。
この記事が示すように日本当局は朝鮮人犠牲者を弔うべく朝鮮人の追悼集会を諒解し、芝増上寺は大本堂を提供することを約束します。そこには増上寺管長、そして十三宗五十八派の代表僧侶が出席することになっています。日本政府が朝鮮人犠牲者の死を悼み、増上寺など仏教関係者も心より朝鮮人犠牲者を悼んでいることが分かります。

 

ハンギョレ新聞をご覧ください。

登録 : 2017.09.07 23:42修正 : 2017.09.10 08:10

http://japan.hani.co.kr/arti/international/28407.html

 

「天災と思ってあきらめろ」と題したコラムです。

その中の1枚の写真をお借りしました。

ハンギョレ新聞         

1923年関東大震災時に虐殺された朝鮮人らの死体が凄惨な姿で東京に流れる川に浮かんでいる。彼らが自国民なら日本人はこのように放置することはなかっただろう。川岸で遺体を見守っている人々はほとんどが日本の自警団だ=資料写真//ハンギョレ新聞社」

 

「1923年関東大震災時に虐殺された朝鮮人らの死体が凄惨な姿で東京に流れる川に浮かんでいる。彼らが自国民なら日本人はこのように放置することはなかっただろう」

私はこの言いがかりともいうべき言葉に怒りを覚えます。日本人が死を悼む気持ちは読んでいただいた通りです。生者も死者も、国籍を超えて同等に扱っていたことはいつの世でも明らかなことです。
新聞記事や写真通りです。

 

だいたいハンギョレ新聞のこの写真、キャプションもない。日付もない。

100万歩譲ってこれが「関東大震災の惨状を写した写真」だとしましょう。

でも・・・

この写真をご覧になって遺体が朝鮮人だと分かる方はいるのでしょうか。

どうやってこの遺体が朝鮮人だと証明されたのでしょうか。

どのような方法で周りで見ている人々が日本の自警団だと判明したのでしょうか

そしてこのような写真をあちらの方々は、これこそ残虐な日本人の証明だ!と本気で思えるのでしょうか。

関係者の方で分かるかたがいらっしゃいましたら、是非教えて頂きたいと思います。

 

このような不確かな怪しげな情報で、気高く生きた日本人の父祖を貶め続けることを私たちは決して許してはなりません。

 事実を前にすれば「捏造」や「嘘」は頭を垂れる他はないのです。

私たちは、ただ事実だけが知りたいのです。事実だけを示してください。
憶測や希望的観測は何の意味も持ちません。

 

関東大震災の真実を伝える会