アイヌについては、以前から的場光昭先生が何冊も本を上梓され、不明朗な補助金の流れなども聞こえ、うさんくささがプンプンしていましたが、アイヌ新法が成立しかねない情勢で、前道議会議員・小野寺まさる氏が精力的にその危険性を指摘されているので、やばいという危機感を持っておられる方も少なくないと思います。

そのさなか、4月7日に投開票が行われた北海道知事選挙で、野党5党の候補だった石川ともひろ氏のキャッチフレーズが「北海道独立宣言」で、アイヌ民族政策が「アイヌ民族の声を道政に 『侵略の歴史』を知事として謝罪」とホームページのトップにあるのを読み、仰天しました。
石川ともひろアイヌ民族政策 
https://tomohiro-ishikawa.jp/archives/434.html

赤い大地といわれる北海道です、野党共闘でトンデモ知事が誕生する恐れが十分ありました。覚えておられる方もいるでしょうが、同氏は小沢一郎氏の資金管理団体に絡む陸山会事件で有罪判決を受けた前科者です。

結果は、前夕張市長の鈴木直道氏が当選し、本当によかったと安堵しています。平成19年に財政再建団体に指定された夕張市に東京都庁から派遣された鈴木直道氏は、小泉進次郎議員とちょうど1カ月違いの38歳です。若すぎる、生まれも育ちも北海道ではないことを批判されながら、その批判をはね返しての今回の出馬でした。火中の栗を拾う心意気は見上げたものです。

母子家庭に育ち、高卒で都庁に入庁、働きながら夜間大学を4年で卒業、30歳で破綻自治体の市長、そして38歳で北海道知事に。選挙中に夕張に遊説に行ったときに迎えた住民の温かさは8年間の市政の反映でしょう。


鈴木氏は夕張市長選挙に立候補することを上司の石原慎太郎都知事に報告した際、「お前はとんでもない勘違い野郎だな! 何事も勘違いから生まれる。後先を考えずがむしゃらにやるうちに、当時は『勘違いだ』と言われていた『夢』が現実になる。だから、裸一つで夕張に行く。そういうお前を俺は殺しはしない」と言われたといいます。

北海道は胆振東部地震という大きな天災、中国人による土地の爆買いなど、問題は山積しています。鈴木氏が大自治体の首長としてさらに飛躍できるかどうかの試金石の一つが泊原発の再稼働を容認するか、否かでしょう。我欲しかない元総理や現都知事のように、選挙の方便だけに脱原発を使うようでは、再び大地震が起こったときに長期にわたる全道停電を繰り返すことになり、道民を守れません。

安倍首相も原発再稼働問題と向き合うことから逃げ、日本は毎年3兆円もの血税を垂れ流しているのです。中東からの石油がストップした場合の危機管理の上からも、ぜひとも泊原発を稼働させ、あのような停電が二度と起きないよう英断を期待する道民の結果だと思います。(文責・佐藤)