本年1月3日にエントリした「江戸博!おまえもか!展示内容訂正交渉経過ご報告」には二つのコメントがありましたので、共感していただけたと理解し、さらにもう一歩、皆様にご協力いただきたく、江戸東京博物館を所管する都庁生活文化局との面談内容の一部をお知らせすることにしました。

 

私たちは関東大震災に関する説明文と、江戸東京博物館の7階にある映像ライブラリーで公開している15分の映像「映像で綴る東京の昭和 第1巻−関東大震災−」の以下のナレーション部分を問題にしています。これはオープン前の1992年に東京都江戸東京博物館が企画制作したもので、製作はあのNHKエンタープライズです。

 

(引用開始)・・・電信電話も途絶え、新聞社も多くが被災し、正確な情報が得られなかった中で、忘れてはならない事件も起きています。(ここで自警団の写真が映し出される)「朝鮮人が攻めてくる」「井戸に毒を投げ込んだ」などというデマが流れ、軍隊、自警団による暴行、虐殺事件が起きました。被害者の数は朝鮮人がおよそ6,000人、中国人がおよそ200人といわれています。また、左翼思想家や労働組合の活動家などへの弾圧が混乱に乗じて行われ、大杉栄らが虐殺されました。(引用終わり)

 

私どもは、生活文化局に展示説明文と映像の当該のナレーションの根拠を尋ねましたが、教科書に沿っていること、映像については1992年当時の歴史認識に基づいて製作されたという説明で、引き続き映像ライブラリーで公開するという回答でしたが、この説明にはとうてい承服できません。

殺害された朝鮮人がいたのは事実ですが、大震災前から、朝鮮人や社会主義者たちが天皇陛下や日本政府の要人を狙うテロを頻繁に起こした当時の社会・政治情勢を全く無視していること、未曽有の震災の大混乱に乗じて暴動を起こした朝鮮人がいたこと、
6,000人は通信が不確かな中、上海にあった大韓民国臨時政府が機関紙の「独立新聞」に掲載した数字であることなどをあげ、強く抗議しました。一体どこの国の展示かと疑います。国を挙げて日本人を極悪非道に扱うK国の歴史認識そのままに展示していることのどこに「公益性」があるのか、問いただしましたが、応対したF氏はきょとんとした顔で「公益性ですか?」と言いました。税金が使われるところはすべからく公益性が判断基準になるのは当然です。

 

私たちがこの展示説明と映像を看過することはできないと考えたのは、多額の税金で運営されていること、小中学校の児童生徒たちが学校単位で課外活動の一環として参観しているからです。私が行ったときも先生に連れられて見学に来ている小学生が多数いました。あいちトリエンナーレがあれほど炎上したのも、税金が投入されていながら、多くの人々が不快感を抱く醜悪な展示には、どう言いつくろっても公益性がゼロだからです。

 

都側の回答は残念ながらほぼゼロ回答でしたが、「ほぼ」ということはゼロ回答ではなかったのです。わずかですが、こちらの要求で通ったこともありますが、全てをつまびらかにすることはできません。

 

そこでお願いです。皆様には、ぜひとも江戸東京博物館を見学し、パネルや映像をご自身で確認の上、東京都の生活文化局にこのような展示を放置しておいてよいのか、皆様の声を届けていただきたいのです。生活文化局は、幸いにも広報広聴部都民の課も担当しています。都政に対する意見や提案を広く募る役割です。関東大震災に関する著しく偏った展示説明はリニューアル後の同博物館を見に行ったK氏が見つけ、その後、私たちも現物を確認しました。現場に行って初めて気づくこと、わかることも少なからずありました。ですから、都内の方はもちろん、地方にお住まいの方も上京の折りにぜひ一度見学され、生活文化局にあなたの声を届けてください。映像ライブラリーは開館時なら無料で入れます。

オリンピック・パラリンピックには海外からも多くの方々が訪れます。江戸東京博物館には英語のボランティアガイドがいます。欧米諸国からの外国人が目につきます。誤った展示をこのまま許してはなりません。時には絶望的になりながらも、声をあげない限り、ものごとを変えていくことはできないのです。(文責・佐藤)

都庁の相談・窓口案内/都民の声窓口
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