世界で最も作るのが難しい国旗「日の丸」 製造現場に密着

1/7(火) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 鮮やかな朱色に染め上げられた直後の日の丸が、高温乾燥機へと高々と昇っていく。私たちの日常にある「日の丸」国旗はどのように作られているのか、製作現場の工場を密着取材した。

【写真】目視で厳しくチェック!日の丸製造現場の様子

 訪れたのは群馬県沼田市。JR東京駅が毎朝掲揚する国旗も製作する東京製旗(TOSPA)の沼田工場だ。12月上旬の朝。工場内では、ベテラン職人が製造ラインの調整など準備作業を慎重に行なっていた。世界約230の国・地域の国旗や企業・自治体などの様々な旗も作っており、日本国旗を製作する日は専用の設定が必要となるのだ。

「日の丸はシンプルなデザインですが、それだけにほんのわずかなズレでバランスが崩れます。世界中の国旗の中で、作るのが最も難しい国旗が日の丸なのです」(小林達夫社長)

 長さ2000メートルの白地の木綿の布がライン上を流れ、次々に日の丸が染められていく。
この日は70センチ×105センチの国旗が約1900枚作られた。
東京製旗は創業者が戦前から日の丸作りに携わり、時代と同社の変遷は縦糸と横糸のように日の丸の歴史を紡いできた。

「日本の主権回復が決まったサンフランシスコ講和会議、昭和34年の皇太子ご成婚、
同39年の東京五輪では空前の日の丸ブームが巻き起こり、増産で対応。
昭和天皇崩御の際は半旗を掲げるために企業や官公庁などから注文が殺到し、在庫がなくなりました。
直近では、2019年5月の平成から令和へ元号が変わる際に奉祝で国旗の注文が集中。
事前に例年の10倍程度の国旗を生産準備し、休日返上で全国出荷しました」(小林社長)

 喜びの時も悲しみの時も、私たちのそばには日の丸があった。
今年、東京五輪が開催される。日本人にとって日の丸がより身近になる1年となるだろう。

◆撮影/内海裕之

※週刊ポスト2020年1月17・24日号
============================================

(社説)東京五輪の年に 旗を振る、って何だろう


※朝日新聞連載社説 2020年1月11日 5時00分

あなたはこれまで旗を振ったことがあるだろうか。

 運動会の応援やスポーツ観戦、あるいはイベントやデモに参加したとき……。

 いったい旗とは何か。米国では、星条旗をこう表現するそうだ。「あなたの信じるすべてのものになりうるだろう」

 今年は東京五輪が開かれる年である。多くの人が多くの旗を掲げる機会がありそうだ。メダルを胸に旗を誇らしげに見上げる人もいるに違いない。

 そんな年の始まりに、少しだけ考えてみたい。そもそも人はなぜ、旗を手にするのか。

 人類に代わって「猿」が支配する世界を描いたSF映画「続・猿の惑星」(1970年)には、2種類の旗が登場する。

 ゴリラの兵たちが行軍で掲げるピンクと黒の旗と、平和デモをするチンパンジーたちが手にしていた白い旗だ。

 ゴリラの将軍は叫ぶ。

 「我々軍人の聖なる義務は武力でかの地を占領し、我々の旗を掲げることだ」

 もちろん現実には「猿」や動物が旗を掲げるようなことはない。それは人間だけの特別な行為なのだから。

 人はいつから旗を使い始めたのか。諸説あるようだが、紀元前11世紀ごろの中国、周の時代が始まりとも言われる。最古とされる旗は白色で、やはり軍を動かす際に使われたらしい。

 起源がどうあれ、旗は集団のシンボルとされてきた。

 近年では、宗主国の権威の象徴として植民地支配に利用され、それに対抗する動きにも使われた。モザンビークの国旗には自動小銃カラシニコフが描かれている。独立闘争をたたえ、「あらゆる手段で国を守る」との決意の表れだという。

 集団の歴史が込められた旗は団結のパワーとなり、その掲揚が巨大な興奮を与えてきた。

 一方で、見る人が代われば、それは激しい憎悪の対象にもなりうる。例えば2001年の米同時多発テロの直後、自由の象徴として米国各地にあふれた星条旗。その同じ旗が、米軍の攻撃で多くの市民が死傷したアフガニスタンなどでは暴力と理不尽さのシンボルとされた。

 特定の集団への憎しみが高まれば、旗は集団の代わりに辱められ、燃やされる。

 米国では1980年代、星条旗を焼いた男性が逮捕されたが、最高裁で無罪になった。判決は、この男性の行動も、憲法が定める「言論の自由」にあたるとした。

 「私は自由を大切に思う。旗を燃やす自由でさえ、その権利を誇りに思う」。いまは亡き米歌手のジョニー・キャッシュは、ヒット曲「みすぼらしい星条旗」を歌う際、そう観客に語りかけたそうだ。

 「日の丸」に対しても、複雑な感情を抱く人々がいる。

 戦後75年が過ぎても、そうした人々から見れば、日の丸を掲げる行為そのものが、侵略戦争の暗い記憶を呼び起こすものにほかならない。

 東京五輪で旭日(きょくじつ)旗を振るのを禁止すべきだ――。最近、韓国の人々からは、そんな声も伝えられる。旭日旗は旧日本陸海軍の旗であり、いまも海上自衛隊自衛艦旗である。

 日本政府は「(旭日旗が)政治的主張だとか軍国主義の象徴だという指摘は全く当たらない」と反発している。

 そう簡単に言い切れるものだろうか。

 昨年のラグビーW杯の観客席でも一部で旭日旗が振られた。わざわざ国際競技の場に持ち込む人の目的は何だろう。快く思わない人たちがいることがわかっている旗を意図的に振る行為に、「政治的主張」はないといえるのだろうか。

 旗がまとう背景や、使う人の意図によって旗は色々な意味を映す。受け止める人次第で見え方が正反対になることもある。

 ニューヨークの国連本部に行くと、ずらりと並んだ国旗の列に圧倒される。地球上には何と多くの国家があるのかということを旗の存在が教えてくれる。

 国だけではない。多様な枠組みでの組織や集団、もっと言えば、様々な主張や考え方も旗は代表している。

 「例えばレインボーフラッグに込められた意味は、平和や愛、性的少数者の権利保護など。英諜報(ちょうほう)機関MI6は近年、この旗を本部に掲げた。あらゆる人材を歓迎するとのメッセージと受け止められたそうだ。

 五輪で旗を掲揚するのも、分断や対立をあおる目的ではないはずだ。東京五輪での行動計画には「共生社会の実現をめざす」とある。国別対抗が注目されがちな五輪だが、他者を認める機会としても意識したい。

 なぜ、旗を掲げるのか。五輪を前に一人ひとりが立ち止まり、自由に考えてみるのはどうだろう。歴史を学ぶ、他者を尊重する、平和の尊さを発信する。旗の数だけ、それぞれの思いがあっていい。 

=======================
令和二年(2020年)は東京オリンピックの年です。
日本国中で日の丸ブームが起こり、
国旗を振って応援することと思います。

さて上記の週刊ポスト2020年1月17日24日号の
日の丸の製造現場を密着取材した記事を読んで
何気なく見ていた「白地に赤く 日の丸染めて」の日の丸の国旗が
シンプルなゆえに、少しのズレも許されない 
世界一作るのが難しい国旗だとわかりました。
私は世界一美しい国旗だと思いますが、
それを作っている製造現場の方達の努力の賜物だとわかり、頭が下がりました。

ところでその美しい日本の国旗を、
オリンピック会場に掲げて応援するのが
上記の社説の様に、朝日新聞は面白くないと思っている様です。
しかし流石にそうは書けないみたいで
「「日の丸」に対しても、侵略戦争の暗い記憶を呼び起こすものに
ほかならないと、
複雑な感情を抱く人々がいる」とか、
レインボーフラッグ」や韓国が抗議している「旭日旗」
などに絡めて
朝日新聞お得意の、微妙に論点をずらした記事にして、
日の丸を掲げるのを問題にしています。
 
朝日新聞の論説委員の方達、あなた方は
即位の礼や、一般参賀、ラグビーなどのスポーツ会場などで
たくさんの国民が、それも若い人たちが、
日の丸を掲げてお祝いしたり、応援したりしている映像を
見てないのですか?

「五輪の年に旗を振るって何だろう?」「自由に考えてみよう」との
問いかけですが、一部の確信的反日左翼を除いて、
「日本が好きだから」「日本を愛しているから」
「日本に生まれたことを誇りに思っているから」
「選手も日本を背負って戦っているから」と
みんな胸を張ってその訳を答えると思います。
そして「日本人が日本の国旗を振って、何か問題があるの?」と
反対に朝日新聞のこの社説を、疑問視されることでしょう!!
「馬鹿言ってんじゃあないよ」です。

無理とは思いますが、これ以上朝日新聞の販売部数を減らさない為に
路線変更することをお勧めします。
(文責中田梅子)