🎌奉祝神嘗祭


 10月17日は神嘗祭(かんなめさい・かんなめのまつり・かんにえのまつり)です。
神宮(
伊勢神宮)と宮中の祭礼です。
最も清浄な召し上がりものを意味する
「由貴大御饌(ゆきのおほみけ)」と
称する新穀を供えます。神宮へは皇室から幣帛(へいはく 供え物)と、勅使が遣わされ、
宮中では陛下御自ら御栽培された稲を根つきのままお供えになられます。

 
 天皇陛下の稲作はTVニュースなどで報じられることが多いので
ご存知の方も多いでしょう。
秋には皇居内での稲刈りのご様子が報道陣に公開されます。
宮内庁記者だった山本雅人氏によると都心なのに武蔵野の田園風景の中にいるように
錯覚してしまうのだそうです。「サクッ、サクッ」という陛下が稲を刈り取る音だけが
終始響き渡ると述べています。

 
 昭和天皇の御製(ぎょせい)
 
 『わが庭の初穂ささげて来む年の田の実いのりつ五十鈴の宮に』
 
 「わが庭」は「御自身の皇居」の意味です。
「五十鈴の宮」は
伊勢神宮のことです。
初穂をささげて祈り、神宮を遥拝する様を詠んでおられます。

 神宮への遥拝がすみますと、陛下は初穂を供された
賢所(かしこどころ/けんしょ)に出御され、御拝礼なされます。
続いて皇后陛下、皇太子殿下、同妃殿下が御拝礼なされます。




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神嘗祭とは神宮祭祀の一つ

『神嘗祭(かんなめさい)』は、721年から続いている伝統ある神宮祭祀の一つです。神嘗祭はいつどこで行われる、どのようなお祭りなのでしょうか?

毎年10月に伊勢の神宮で行われる収穫祭

神嘗祭は、収穫を祝い感謝することが目的の『収穫祭』です。毎年10月に天照大御神(あまてらすおおみかみ)が祀られている伊勢にある『神宮』で行われています。旧暦では9月17日に行われていましたが、新暦に変わったことで1879年以降は10月に行われるようになりました。

神嘗祭は、伝統に倣って外宮と内宮で数日間にわたり行われます。最終日には、宮中から天皇陛下が神宮を遥拝されるのです。

神宮で最も重要な祭祀

神宮では、毎年1500もの祭祀が行われています。その中で神嘗祭は、最も重要な祭祀です。神嘗祭では、新米などを奉納する『由貴大御饌(ゆきのおおみけ)』や5色の絹の反物をささげる『奉幣(ほうへい)』を中心に諸祭が行われます。

神嘗祭と関係の深い祭祀として、春には『御園祭(みそのさい)』や『神田下種祭(しんでんげしゅさい)』が行われています。さらに、秋には『抜穂祭(ぬいぼさい)』や『御酒殿祭(みさかどのさい)』『御塩殿祭(みしおどのさい)』『大祓(おおはらい)』といった儀式もあるのです。

このように、多くの祭祀が神嘗祭と関連しているため、神宮で最も重要な祭祀といわれているのです。

天照大御神にその年収穫された新穀を奉納

日本人にとって主食となる米は、大切な食べ物といえます。そのため、その年に収穫された新穀を天照大御神に奉納して、五穀豊穣に感謝するのです。

この儀式は『由貴大御饌』と呼ばれ、主要な儀式の一つになります。新穀だけでなく、アワビ・タイ・伊勢エビ・アユ・野鳥・柿・大根など、30種類を超える海や山の幸が供えられます。白酒・黒酒(しろき・くろき)など4種類の酒も供えられ、豪華な食事が用意されるのです。