お正月に配信された動画のWill増刊号で、昨年11月に中川清貴なる人物が「全国の書店から差別をなくす会」を名のり、丸善書店とジュンク堂に対し、「人種差別を扇動する「ヘイト本」を目立つ所に置かないでください!というネット署名運動を始めたことを知りました。

動画によると、ヘイト本の例として、以下の3冊が挙げられているのだとか(笑)。
*百田尚樹『日本国紀』(幻冬舎)
*ケント・ギルバート『今そこにある中国の日本侵食』(ワック)
*櫻井よしこ『亡国の危機』(新潮社)

『日本国紀』は歴史書としては異例のベストセラーとなり、どこがヘイト本なのか私には全く理解できません。結局、この提案者の言うヘイト本とは、南京事件や関東大震災など、中国と南北朝鮮という特定アジア3か国が明確なデータも示さず、ただ単に日本を貶めたいがために己の被害を盛りに盛って、我が国に謝罪と賠償を求める口実に仕立てた事件を、確かな根拠を基に事実に即して記述している書のことを指すようです。

百田尚樹氏は作家であり、歴史家ではないので、江崎道朗氏、上島嘉郎氏など、幾人もの専門家に校閲をお願いし、朝鮮に関しては松木国俊氏が携わったと百田氏本人が語っていたと記憶します。

つまり、1月4日に当ブログでご紹介した、日本国紀:関東大震災における朝鮮人被殺者233人についてのように、明白な根拠を示すことによって、特定アジアのシンパが流布したウソに疑義を呈する書籍は「ヘイト本」だと規定しているのです。つまり、敵性国家の視点で語られた歴史を頑迷に信じる人の世迷い言、あるいは某政党の別動部隊ではないかとも推察します。

10年以上前になりますが、都心の大手書店も街の本屋でも、雑誌のコーナーは軒並み韓流スターの雑誌が並べられていました。安価で手軽なコンテンツが多いからと、テレビ局が競って昼も夜も韓流ドラマを流し、今でもその流れは続いているようです。私は韓流に興味がないどころか、目に入るだけでも嫌でしたが、だからといって、書店に圧力をかけてヘイト本とレッテル貼りをし、本の陳列方法、陳列場所にまでケチをつけようなんて思いもよらなかったです。

今や、雑誌コーナーは『月刊Hanada』や『Will』、『正論』など、保守系の月刊誌が平積みされています。反対に、岩波書店の『世界』など大学や研究機関ぐらいしか購読者はいないでしょう。売れるものを仕入れ、目立つように陳列するのは商売として当然じゃないですか。

ネット署名運動の提案者は吉祥寺ジュンク堂をひいきにしているようです。やっぱり中央沿線はリベラルベルトで赤いなあと、ここでも再確認しましたが、本音は「保守雑誌・書籍は売るな!」でしょう。しかし、それを言ったら、ただでさえ利幅が薄い書籍販売の営業妨害になります。

日々出版される膨大な数の書籍の中から、何を選び、どう陳列するかは書店主の腕の見せどころであり、買う・買わないは客が決めることです。私は新刊書、雑誌はネットではなく、時間がかかっても書店で買うようにしています。

我が国の歴史の真実を直視し、愛国心を涵養する書籍をヘイト本呼ばわりし、書店にまで圧力をかけようとするのは、左翼が追い込まれている証ではないでしょうか。(文責・佐藤)