日韓首脳会談のニュースを見ながら、「安倍さんが生きていたら、こういう結果にはならなかっただろう」という思いがもたげてきました。多くの方がそう思ったのではないでしょうか。

長尾敬前議員の怒りを共有し、途中まで読んだ「安倍晋三回顧録」の慰安婦合意の部分を拾い読みしました。岸田首相は慰安婦合意を締結したときの外務大臣だったから、安倍元首相の強い意志をよく理解しているはずと思っていたから、安易な妥協はしないだろうと期待しましたが・・・。

日本側の歩み寄りの前兆はありました。外務省勤務時代にインテリジェンスを担当し、保守だと思われていた松川るい参議院議員が急に韓国に融和的な発言をしたのです。日韓関係には常に米国政府=米国民主党からの強い「圧」がありましたが、安倍元首相は米国に対し、日韓関係にいちいち干渉しないでほしいと伝えていたとどこかで読みました。長尾氏が動画で触れていた写真とはこのことです。


「安倍晋三回顧録」171〜173ページには、慰安婦合意締結の裏話が語られています。

「2013年に朴政権ができて以降、谷内(正太郎国家安全保障局長)さんは慰安婦問題をずっと秘密裏に交渉してきたのです。でも、過去にアジア女性基金を設置しても、首脳間で未来志向の日韓関係を何度約束しても、韓国は政権が代わるたびに反故にしてきたわけでしょ。だから、また韓国の政権が代われば、どうなるかという不安はありました。(中略)ただちに約束を守るかどうか試されたのは、先方が、ソウルの日本大使館前の慰安婦を象徴する少女像を撤去するかどうかでしたね。李丙(大統領府秘書室長)が谷内さんに「信じてくれ、男と男の約束だ」と言ったそうです。私は谷内さんに「そんな言葉、李丙が失脚したら終わりじゃないか」と押し返し、それで谷内さんは、国際社会を証人にするという合意を盛り込むことにした。それならば呑むかと判断したのです。半分ぐらいは疑っていましたけどね」。

「合意は破られてしまいましたが、日本は外交上、Moral High Ground(道徳的に優位な地位)になったのは事実です。国際社会に向かって一度合意したことで、私は先方に会う度に「君たち、ちゃんとやれよ」と言える立場になったわけですから」と結ばれています。

大体、産経新聞まで「徴用工」という言葉を使っていますが、これは韓国の左派、ハンギョレ新聞が使い出したことばだそうで、正確には「応募工」「募集工」です。

韓国はもともと慰安婦よりも応募工問題で1兆円の賠償金を得るのが本命といわれたのに、慰安婦=性奴隷のほうが耳目を集めやすかったので、世界に日本を貶める手段に使われてきました。

長尾氏が指摘するまでもなく、日韓には解決すべき問題が山積していますが、現下のいわゆる徴用工問題だって韓国の一人相撲、国内問題に過ぎず、日本が歩み寄る必要などこれっぽっちもありません。ましてや、普遍的価値を共有する国ではありません。

あちらのマスゴミはいまだに日本企業を戦犯企業、天皇陛下を日王と呼び捨てる無礼さに無視を決め込む必要がどこにあるのでしょうか。今回、韓国をホワイト国に復帰させることだけは踏みとどまり、首脳会談後の共同記者会見は見送られましたが、日韓議員連盟の新会長が菅前総理では、早晩ホワイト国復やスワップ協定も押し切られるのではと思いやられます。

首脳会談後のディナーは銀座の老舗洋食店・煉瓦亭で行われたそうですが、わざわざこの店と関東大震災朝鮮人殺害とくっつけた記事、秋美愛元法相「尹・岸田夕食会の洋食店、朝鮮人虐殺現場から20分の距離」が「朝鮮日報」に出ていました。次のタカリネタの仕込み?(文責・佐藤)