今年7月に世界文化遺産に登録された。新潟県の「佐渡島金山」
を巡り、11月24日佐渡市で「すべての労働者のための追悼式」
が開かれました。
その折り下記の動画のように、韓国政府は、生稲議員が靖国神社を
参拝したと報じた共同通信の記事を理由に、追悼式への不参加を
決め、独身寮跡地で25日に独自の追悼式を開催しました。
その後生稲議員は靖国神社に参拝していないと、共同通信の誤報
だったことがわかり、下記の記事のように韓国政府は別な理由を
探して、事態収拾に苦慮しているそうです。
韓国側は「振り上げた拳は下ろせていない」とのことだが、
共同通信の誤報は外交問題にまで発展した大問題だと思います。
しかし、そもそも日本の国会議員の靖国参拝が外交問題になる方
がおかしいと思います。
生稲議員など国会議員は、「靖国参拝して何が悪い」と言って、
韓国の抗議を無視し、それは内政干渉だと抗議すべきだと思います。
また、それを問題にするなら「参加してもらわなくて結構」と
言うべきだと思います。
(文責中田梅子)
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韓国政府、共同が大誤報を認めたせいで事態収拾に苦慮。振り上げた拳を下ろせず非難の矛先を移す
共同通信が生稲晃子外務政務官が、靖国神社を参拝したとする報道は誤りだったと認めた問題で、韓国政府が振り回されているようだ。
新潟県佐渡市の「佐渡島(さど)の金山」の追悼式に出席した生稲晃子外務政務官が靖国神社に参拝していたという過去の報道が誤りと訂正されたことを受け、韓国政府は事態の収拾に苦慮している。
報道に反発した世論に押され独自の追悼行事を開催したが、振り上げた拳は下ろせていない。
「日本の追悼の辞の内容などが世界文化遺産登録時に合意した水準に至らなかったことが重要な考慮事項だ」。韓国外務省報道官は26日の定例会見でこう強調。生稲氏出席とは別の理由を取り上げ、追悼式に参加しなかったことを正当化した。
生稲氏が2022年8月15日に靖国神社を参拝したと報じた記事が誤りだったとする共同通信社の訂正報道について、報道官は「承知している」と述べるにとどめ、式への不参加には「諸般の事情」があったと強調した。ただ、「韓日両国の利益に合致する関係の発展に向けて努力を続けていく」と表明。追悼式は毎年開催する予定で、来年に向けて日本と協議していく考えを示した。
韓国外務省当局者によると、韓国側は今月25日、在韓日本大使館に追悼式を巡る対応への「遺憾」の意を伝えた。一方で「この問題がこれ以上不必要な対立に飛び火せず、個別の事案として管理できるよう緊密に意思疎通する」ことも要請したという。
韓国メディアは、生稲氏の追悼式でのあいさつに「強制労働に関連する表現がなかった」と非難の矛先を移し、靖国神社を巡っては共同通信が報道を訂正したと伝えるにとどまっている。革新系最大野党「共に民主党」の幹部も26日の会議冒頭で、生稲氏に触れず、歴史問題を念頭に「追悼式での日本の行動は(世界遺産登録時の)合意破棄に当たり、外交的挑発と言える」と主張し、「対日屈辱外交だ」と尹錫悦政権を攻撃した。
韓国側は「振り上げた拳は下ろせていない」とのことだが、共同通信の誤報は外交問題にまで発展した大問題。しかし、そもそも日本の国会議員の靖国参拝が外交問題になる方がおかしい。
韓国側は靖国参拝から「強制労働に関連する表現がなかった」と非難の矛先を移したようだが、「佐渡金山は強制連行・強制労働の現場ではない、日韓研究者の声明文」によると、「募集上限 20 名に対して 40 名の応募があった」「佐渡の労働現場でも朝鮮人労働者は生活必需品の廉価販売、各種の福祉や娯楽 を受けており、賃金も日本人労働者と同じだった。労働契約の更新では報奨金も用意され、更新を望まない者は帰郷できていたことを証明する資料も残っている」とのこと。
この報告書はユネスコ世界遺産委員会委員国、ユネスコ事務局、ユネスコの諮問機関で世界文化遺産登録の審査を担当するイコモス関係者宛に送付したとのことだ。韓国の研究者も加わっている声明だが、きっと韓国は受け入れないだろう。
いっそのこと上辺だけの友好よりは、振り上げた拳をそのままにしていた方がわかりやすいかもしれない。
日韓外交トップが会談し、「佐渡金山追悼式でふくらんだ問題が両国関係の発展に影響を及ぼさないようにし、今まで育んできた両国協力の肯定的モメンタムを継続することで意見を一致させた」とのことだが(参考)、歴史認識に開きがあるようでは、同様の摩擦が再び起こるのではないだろうか。
(以上政治知新11月27日より転載)