「マイノリティーが社会で被害を受けたときに救済される難しさを強く感じる。若い世代に同じような社会を残したくない」

全くその通り!数人の老女でやっている弱小集団のそよ風に対するマスコミの集中差別攻撃は終わらない。差別的投稿や記事なんて朝飯前!偏見、差別、誹謗中傷の嵐!若い世代に同じような社会を残したくない。

私たちも連帯グループにいれてもらえるかな?。


以下東京新聞

包括的差別禁止法の成立を目指すシンポジウムの登壇者ら=4月30日、東京都新宿区で


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裁判に勝ってもヘイトは終わらなかった 差別の当事者たちが口々に語る、被害救済と防止の難しさ
2025年5月5日 14時00分


 包括的に差別を禁止する法律や条例の成立を目指すシンポジウムが、東京都内で開かれた。被差別部落、アイヌ民族、クルド人、LGBTQ(性的少数者)といった属性などによる差別に直面した当事者たちが登壇し、その経験や抱いている思いを語った。(山田雄之)
◆同級生はまだヘイト投稿を続けていて
 X(旧ツイッター)で差別的投稿を繰り返されたとして、高校の同窓生に損害賠償を求め、東京地裁に認められた都内在住の在日コリアン3世の金正則さん(70)の裁判チームが4月30日に開催。金さんは参加した約80人を前に冒頭、同窓生からの控訴がなく、地裁判決が同9日に確定したことを報告した。
包括的差別禁止法の成立を目指すシンポジウムの登壇者ら=4月30日、東京都新宿区で

 3月の地裁判決では、「在日の金くん」と呼びかけ「またお仲間が犯罪です。何とかしてよ」などと特定の国籍や人種を犯罪と結び付ける「犯罪者みなし」について、ヘイトスピーチ解消法が定める「不当な差別的言動」と認定。金さんの請求通り、同窓生に110万円の賠償を命じた。
 金さんは感謝を述べる一方で、同窓生が賠償後も相手を特定せずに在日に向けたヘイト投稿を続けていると紹介。「私の裁判は、在日や他の属性でヘイトの対象になっている人にまで届かなかった。包括的な差別禁止法や条例を求めていきたい」と語った。
◆顔写真や住所をネット上に載せられ
 被差別部落をルーツに持つ都内在住の上川多実さん(45)は、被差別部落の地名リストを載せた書籍の出版やウェブサイト掲載はプライバシー侵害だとして、2016年に川崎市の出版社側に差し止めを求めた集団訴訟の原告の一人。2024年に勝訴が確定したが、提訴後に顔写真や住所をネット上に載せられ、「個人で裁判を起こす時間もエネルギーもなく泣き寝入りの現状」として、「マイノリティーが社会で被害を受けたときに救済される難しさを強く感じる。若い世代に同じような社会を残したくない」と話した。
 アイヌ民族のアーティスト、マユンキキさんは「『アイヌという存在はもういない』と透明化されてきているが、それ自体が大きな差別。存在を消されないために声を上げると『コスプレ』などと言われる。無かったことにはできない。多くの人に正しい...