Windows10 PCにて、GNS3をインストールし、その上でIOUを動作させる方法を紹介します。
これは、あくまでも成功パターンの一例ですので、「他のパターンだと出来ない」と否定しているわけではありません。

ある程度わかっている人のために、先に最重要ポイントだけ紹介します。

■最重要ポイント
・GNS VMは、Virtual BOX版ではなく、VMware Workstation版を使う。
・VMware Workstation 14 PlayerとVMware-VIX-1.17.0で組み合わせる。
 ※GNS3 VMとの相性の都合上、古くても敢えてこの組み合わせとする。
・IOU L2は、実際にはL3スイッチ。Cat.3750に近い。
・IOU L2を起動後、必ず「no ip cef」を投入する。
 ※こうしないと、自発以外のパケットが転送されない。

以下、詳細です。

■必要なアカウント
・GNS3
https://www.gns3.com/


■ダウンロードするもの
【アプリケーション】
・VMware Workstation 14 Player
ファイル名:VMware-player-14.1.7-12989993.exe

・VMware-VIX-1.17.0
ファイル名:VMware-VIX-1.17.0-6661328.exe

・WinSCP
 ※CiscoIOUKeygen.pyをGNS3 VMに移動する際に使用

・teraterm
 ※GNS3から使用する

・GNS3本体
ファイル名:GNS3-2.X.XX(最新版でOK)-all-in-one-regular.exe

【GNS3用VM】
・GNS3.VM.VMware.Workstation.2.X.XX(最新版でOK)
ファイル名:GNS3 VM.ova(どのバージョンでもこのファイル名)

【IOUアプライアンス】
・cisco-iou-l2.gns3a
https://gns3.com/marketplace/appliance/iou-l2
・cisco-iou-l3.gns3a
https://gns3.com/marketplace/appliance/cisco-iou-l3

【IOU binファイル】
・i86bi-linux-l2-adventerprisek9-15.2d.bin
・i86bi-linux-l3-adventerprisek9-15.5.2T.bin
※合法的な手段で入手してください。

【ライセンス発行用Pythonファイル】
・CiscoIOUKeygen.py
http://www.ipvanquish.com/download/CiscoIOUKeygen3f.py
※ライセンス発行に必要

■手順
1.GNS3必要ファイルダウンロード
アクセス:https://www.gns3.com/
「DOWNLOAD」
GNS3_ダウンロード


「Sign Up」でアカウントを作り、「Login」する。
WS000008



OS選択画面にて、「Windows」の「DOWNLOAD」を選択する。
GNS3_ダウンロード2


「Download VM for GNS3」を選択し、GNS3用のVMをダウンロードする。
「VMWARE WORKSTATION AND FUSION」の「DOWNLOAD」を選択する。
GNS3_ダウンロード3



2.VMware環境構築
Googleで「VMware Workstation 14 Player」と検索。公式サイトにアクセスする。

下記をダウンロードし、ぞれぞれインストールする。
1. VMware Workstation 14 Player(必ずこのバージョンにすること)
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2. VMware-VIX-1.17.0(必ずこのバージョンにすること)
WS000021


VMware Workstation 14 Playerを開く
「仮想マシンを開く」から、「GNS3 VM.ova」を選択
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「仮想マシン設定」を下記の要点で設定する。
「ネットワークアダプタ」の「ネットワーク接続」
「ブリッジ:物理ネットワークに直接接続」
「アダプタの設定」ボタンを押下し、PCの物理NICを1つ選択する。
WS000033


「ネットワークアダプタ2」の「ネットワーク接続」
「NAT:ホストのIPアドレスを共有して使用」
WS000034


「GNS3 VM」を起動する。
「Intel VT-x」に関するエラーが出た場合は、ホストPCのBIOS設定にて有効化してリトライする。
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コンソール画面まで確認できたら、この画面のIPアドレスをメモに控えておく。
WS000060


VMをパワーオフして、VMware Workstation 14 Playerを終了する。

3.GNS3のインストール
マニュアルに従いインストールする
https://docs.gns3.com/11YYG4NQlPSl31YwvVvBS9RAsOLSYv0Ocy-uG2K8ytIY/index.html
WS000044


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「Edit」→「Preferences」で設定画面を開く
「General」→「Console Applications」→「Console application for Telnet」→「Edit」
"C:\Program Files (x86)\teraterm\ttermpro.exe" /W="%d" /T=1 %h %p
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「GNS VM」にて「VMware Workstation / Player」を選択する。
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GNS3側からVMware Workstation 14 PlayerおよびGNS3 VMが呼び出され、立ち上がることを確認する。

4.IOUの有効化
IOU用のアプライアンスファイルをGNS3マーケットプレイスで入手する。
・cisco-iou-l2.gns3a
https://gns3.com/marketplace/appliance/iou-l2
・cisco-iou-l3.gns3a
https://gns3.com/marketplace/appliance/cisco-iou-l3

IOU用binファイルを入手する。
※合法的な手段で入手してください。
・i86bi-linux-l2-adventerprisek9-15.2d.bin
・i86bi-linux-l3-adventerprisek9-15.5.2T.bin

「File」→「Import appliance」
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「cisco-iou-l2.gns3a」を選択する。
その後、binファイルの場所を問われるので、
「i86bi-linux-l2-adventerprisek9-15.2d.bin」を選択する。
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以後、普通に進める。
※IOUL3も同様の手順
※この時点ではIOU licenceが未投入のため、まだ使用できない。

5.IOU licenceの発行および投入
CiscoIOUKeygen3f.pyをPCにダウンロードする。
http://www.ipvanquish.com/download/CiscoIOUKeygen3f.py

WinSCPをインストールする。
WinSCP000022


GNS3 VMが立ち上がっていない場合は、GNS3を立ち上げて、
そこに連動する形でVMware Workstation 14 Player上のGNS3 VMを予め立ち上げておく。

WinSCPを立ち上げる。
ログイン画面の「新しいサイト」にて、下記の通り設定する。
・転送プロトコル:SFTP
・ホスト名:先ほどメモに控えたGNS3 VMのローカルIPアドレス
・ポート番号:22
・ユーザ名:gns3
・パスワード:gns3
この新しいサイトを保存するため、「保存」を押下する。
「ログイン」を押下する。
WinSCP000057


左側のウインドウは、ホストPC側なので、「CiscoIOUKeygen3f.py」が保管されているフォルダに移動する。
右側のウインドウは、GNS3 VM側なので、/opt/gns3/images/IOU/に移動する。
左側の「CiscoIOUKeygen3f.py」を右側にドラッグしてコピーする。
WinSCP000058


WinSCP000059



VMware Workstation 14 PlayerのGNS3 VMの画面で「Shell」を実行する。
cdコマンドで/opt/gns3/images/IOU/に移動し、「CiscoIOUKeygen3f.py」を実行すると、ライセンスが記載された「iourc.txt」が出力される。
WS000061


WinSCPの画面に戻る
右側の「iourc.txt」を左側にドラッグしてコピーする。.
WinSCP00063


GNS3の画面に戻る。
「Edit」→「Preferences」で設定画面を開く
「IOU on UNIX」の「Browse」にて、先ほど出力した「iourc.txt」を選択すると、ライセンスが表示される。
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6.IOUデバイスのデプロイ
GNS3で新しいプロジェクトを立ち上げる。
メイン画面の「ALL devices」の中から「Cisco IOU L2 15.2d」を選択し、マップ上にドラッグする。
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アイコンを右クリックして、「Start」を選択。
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機器が起動した後、「Console」でログインする。
コンフィグで「no ip cef」を投入する。これを入れないと自発以外のパケットが転送されない。