普段は受講していない教科を
講習の時に受講される、という御家庭
けっこういらっしゃいますよね。

今やっている春期講習でも
普段受講していない 「国語」 を受講している子たちがいます。

本来なら、国語の学習jは普段からやっておいてほしいところなんですけどね。
でも、他の習い事との兼ね合いなんかもありますから
なかなかそうもいかないのが現状なのでしょう。


で、普段習っていない国語を受講している子たちの状態を見ていると
日本語だけに、その子の現状がものすごくわかります(笑)。
おもしろいぐらいに!


例えば

「文章中から 15 文字で書き抜きなさい」 みたいな問いに対する反応。

言うまでもなく
書き抜き問題というのは文章中に答えが載っているってことですよね?
いわば、ラッキー問題ですよ。

それを平気で空欄にしている子たちがいます。

探すのが面倒なんでしょうね。
ちょっと見てわからないと、すぐに諦めてしまう。
ちょうど今日もそういうケースがあったので指導しましたが。



あと、選択肢から答えを選ぶ際に
本文に書いてないことを平気で選んでしまう子。

確かに、いかにもそれらしいことを言っている選択肢って、けっこうあるんですよ(笑)。

でも、それが引っかけであって
文章中に書いてないことを選んじゃいけない!
と、いうのが鉄則なわけです。

「これ、どこに書いてあった?」 と私に尋ねられて
ようやく間違いであることに気付く・・・ というわけです。



まだまだいくらでも挙げられます(笑)。
指示語の指す内容をきかれて
その指示語の直前に答えが書いてある
これまたラッキー問題なのに

わざわざ遠くの方から答えを持ってこようとしていたり・・・


と、まあ
いろいろ見えてくるものがあるんです。


これらは
普段から国語を勉強していないから、というよりも

その子が
「何となく」 解いていたり
「カンで」 解いていたりすることに原因があるのです。



一つの問題に対して

「何を訊かれているのか?」
「どういう答え方を要求されているのか?」
「どこを見れば答えにたどり着けるのか?」

そういった考えなしで

ただ何となく、雰囲気で解いてみたり
カンに頼って答えを出してみたりってやってる子が
まだまだ多いってことだと思います。

前述の
「書き抜きという 『ラッキー問題』 を平気で空欄にする」
っていうのも本質は同じ。

「何となく」 難しそうだから、やーめた
ってことでしょ?
探せば必ず答えを見つけられるのに。



成績を上げたいのならば

この 「何となく」 とか
「カン、当てずっぽう」 みたいなものを
自分の中から排除していくことです。


特に、国語については
「何となく解く」
「カンで解く」
に陥りがちなので要注意!


今日の話は、たまたま子どもたちの勉強の話ですけど

ホントは、子どもたちの勉強に限らず
我々大人たちも
人生全体から 「何となく」 を排除していくべきなんだと思います。


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