OFFです。

先日ご紹介した本
「人工知能時代を生き抜く子どもの育て方」

人工知能時代を生き抜く子どもの育て方
神野 元基
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2017-04-20



を読んで感じたことを。




本書の大前提になっているのが

「既存の仕事の多くが
人工知能に取って代わられる」


という未来予測。

現実に、そうした変化の前兆は
至る所で見られますよね。

人工知能とは違いますけど
買い物もセルフレジを利用する機会が増えてきました。
それにより、確実に人員は整理されていますよね。

スパーク個別指導学院も
e ラーニングシステムを導入することで
講師を使わないスタイルを確立しています。

そして、スパークで使っている 「すらら」 にも
人工知能が入っています。

機械や人工知能で代行できる分野が増えていけば
当然、人間の働き方・生き方は変わっていきます。

そうすれば、失業者が増えるかもしれません。
その対策として、国が最低限の生活を保障する制度が導入される、という話もあります。
いわゆる 「ベーシック・インカム」 ってやつですね。


もし、そうなった場合
「生活のために働く」 という必要がなくなります。



つまり、今まで以上に

「何のために働くのか?」

と、いうテーマが重要になってくるわけです。


このテーマは
これまでのどの時代でも普遍的なものだったと思いますけど
働かなくても最低限の生活が保障される時代においては、今までと全く別の意味を帯びてくるわけです。

なぜなら、今までは
「食っていくために働く」
という考え方も存在していたのに対し

未来では
「働かなくても食っていけるのに
仕事をする理由は何なのか?」
と、いうことになりますからね。


こうした変化の波をもろにかぶるのが
今の小・中学生たちかもしれません。



本書によれば、爆発的な技術革新が起きるのが
2045年とのことですから
彼らがちょうど働き盛りの頃でしょうね。

私はどうなっているかわかりませんが(笑)。


もちろん
本書に書かれているような劇的な社会の構造変化が
本当に起きるのかどうかはわかりません。

ただ、かなり近い線までいくのでは、と個人的には感じます。




私が改めて感じたのは・・・

単に勉強が出来る、高学歴というだけでは
通用しなくなる。
(すでにそうなってますが、今以上に!)

言われたことをやっていればいいという仕事は、すべて人工知能がやることになる。

なので、人間がするべきは

機械や人工知能に出来ないような
もっと創造的な仕事

と、いうことになるので

自分で新しい何かを生み出していく力や
自分の頭でとことん考え抜き
問題を解決できる能力が必要になる。

そして、当たり前のようにコンピューターを扱えるようでないとお話しにならないし
もっと言えば、人工知能を利用する側に立たないといけない


・・・ と、いったことです。



スパークが今後目指していく方向性も
こういった感じになると思います。

学力を上げていくだけでなく
新しい何かを生み出せるような
そんなクリエイティブな力を子どもたちに授けていくべき。



学習塾で何を教えるのか?というのが
我々にとっても、今後極めて重要なテーマになってくるのだと思います。

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