献本いただきました
以前、Twitterなんかでは呟いていたのだけれども、OpenFlow実践入門と言う本が出まして、そこにWakame-VDCの仮想ネットワークの仕組みについて書いていただきました。感謝です。改めて献本いただいたので、他の章も合わせて読んでみました。
プログラマブルなネットワークを体験するのに十分な知識が詰まった本
一番良いのは、Rubyを使った大量のサンプルが掲載されているところです。Tremaはコードがとにかく短くなるので、この手の実践書籍にはサンプルを掲載するには向いていて、十分な情報量にあって尚、可読性が保たれています。まぁTremaじゃなかったら、サンプルのコードはクソみたいなコメントが大量についていて、やっと理解できるような代物だったでしょう。
Rubyを知らない人に向けて、Rubyの読み方・書き方までも、きちんと補足されていて、これも良い点だと思いました。テーマがネットワークとTremaに絞られているので、Rubyそのものも理解しやすい。個人的には言語だけを学ぶと、すぐに飽きますので、テーマがありつつ、コーディングした方が飲み込みが早くなります。とにかく、インフラエンジニアはコードを書く機会が少ないですし、いいチャンスですから、この本からプログラマブルな世界に飛び込むのはアリだな、と思います。
Wakame-VDCの仮想ネットワークの説明
Wakame-VDCならではの特徴的なアプローチについて、分かりやすく書いていただきました。僕はネットワークの専門家ではないので、このアプローチが「他と比較してどうなのか」まで横断的に理解してやっているわけではないのです。目の前にある課題を、1つずつソフトウェアで解決しているだけに過ぎず、そう言う意味では、やっと自分たちの何がユニークな点なのかについて、客観的な理解ができたような気がしています。
詳しくはぜひ、書籍をご購入いただいて、お読みいただけたらと思います。Wakame-VDCも、ここから今後どんどん新しい実装を加えていきますので、引き続きご注目ください。