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「正規空母の乙女たち(赤城・加賀編)」
オペレーション・ボックス (筆者 しづみつるぎ氏)発行の「艦隊これくしょん -艦これ-」の同人誌です。

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「正規空母の乙女たち(赤城・加賀編)」 書籍情報

正規空母の開発経緯や必要性等を、赤城&加賀にスポットを当て徹底解説しちゃいます!
どうやって空母が日本で誕生・運用されたのかはもとより、軍艦での生活模様もお届け☆
ゲームで実際の艦に興味をもった人もミリタリー好きも、大満足間違い無しな逸品です♪
あの大戦を戦い抜いた栄光の空母達への思い入れも一層増す1冊を、どうぞお見逃しなく。

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さて、この同人誌は正規空母の赤城と加賀にスポットを当てつつ、
空母自体の開発経緯や試行錯誤、構造、運用法、そして生活模様などを解説しています。

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そもそも空母とは航空母艦の略で、その名の通り航空機を運用するための艦艇です。
簡単に言うと、航空基地を船にしてしまおう!って感じでしょうか。
当時の海軍は航空機を運用する事のよって、索敵範囲を広大にする事を狙った・・・
と、言うだけは簡単ですが、当時は航空機を運用するための艦船がありません。

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航空機の足の部分にフロートを付けた水上機運用、
巡洋戦艦に飛行甲板を設置して航空機を飛行させる・・・など試行錯誤が繰り返されますが、
水上機は航続距離が航空機に比べて短かったり、収容の手間などの運用問題があったり、
改装巡洋戦艦は、発艦は出来るけど、着艦が出来ない、失敗などなど・・・
当時は何というか・・・大変だったんですね・・・:(;゙゚'ω゚'):
そんな失敗から生み出されたのが・・・今の空母の原型となります。

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そして、正規空母赤城と加賀・・・彼女達も改装空母なのは皆さんご存知だと思います。
ワシントン条約が無ければ、赤城は巡洋戦艦、加賀は戦艦として日の目を見たでしょうけどね。
でもまぁ・・・最初の改装ではそんな赤城と加賀も欠点がありまくりでしたw

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赤城は上向きの煙突が着艦の妨げになったり、
加賀に至っては、煙突の熱によって艦内が蒸し風呂状態でした。
三段甲板も運用が難しいなどの欠点もありました。

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赤城と加賀の特徴、スペック、艦内の様子・・・
そして最期など、とても詳しく解説されています。
個人的に内部構造の解説は、凄く詳細に描かれていてとても勉強になりますねー
スペックを比べてみると・・・やっぱり加賀さんの方が搭載機数も航続距離も上なのね。

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そして、艦内の食事事情にも触れています。
米の炊き方も、お湯に洗米した米を流し込むなど・・・
所謂「主計科」のお仕事や、階級によって違う食事風景など、
戦い以外の一面も見れて、ちょっと興味深かったですねーw
厨房が安全な船体中央にあり、戦闘中でも炊事が出来るようになっていた・・・って事は知らなかったわー

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航空母艦の成り立ちから、試行錯誤時代、そして実用と、
空母のイロハが詰め込まれた1冊となっています。
特に、空母の内部構造まで描かれた解説は一見の価値ありだと思いますよ。
赤城と加賀・・・この一航戦コンビはどうして生まれたのか?そしてどんな艦船だったのか?
それを楽しく、そして興味深く見れること間違いなしの同人誌でした。



※ サンプル