「机ノ上神話」のレビューです。

続きはこちら(※ ネタバレを含みます)

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「机ノ上神話」 書籍情報

2018年、最もアツい作家となった幾花にいろ。
その一般向け初コミックスとなる本作は、
幻の投稿作『机ノ上神話』から、最新作まで。
まんがタイム系列誌に掲載された全作品を収録するファン必携の一冊です!!

※ 出版社書籍情報より引用


さて、この単行本は幾花にいろ氏による一般向初単行本となります。
「まんがタイム」「まんがタイムスペシャル」に掲載されていた作品や、
幾花にいろ氏が第6回新人4コマまんが大賞・努力賞を受賞した作品が収録されています。
収録されている作品名は以下の通りです。

「通り抜けできます。」
「同姓同盟」
「捨てられないひと」
「机ノ上神話」


以上となります。
さて、一作品ずつ紹介したいと思います。

机ノ上神話_002

「通り抜けできます。」

主人公・木造が住んでいる部屋の両壁に穴が開けられてしまい、
隣人の安宅スミカと店子イオリと奇妙な交流生活が始まってしまい…ってお話です。
しかし、蚊を倒すために壁を叩いた結果…壁が崩壊ってどんだけだこのアパートwww
真面目な感じで可愛らしいスミカと、さっぱりとした性格のイオリ…
そんな2人との穴が開いた壁越しの交流…夜中のラーメンにお腹を鳴らしたり、
下着姿にドキドキしたり…家族のようで、何処か男女の違いも感じさせる作品ですね。
個人的に何処かダークサイドな所を持っているスミカさんが好みでしょうか。
イオリさんとワイワイとしていると、ちょっとしたヤキモチを妬いたりとか…可愛過ぎるw

机ノ上神話_003

「同姓同盟」


同姓同名(字は違う)で幼なじみの少女2人が中心となって展開される作品です。
勇ましくヤンキーな感じがする伊東勇貴と優しい優等生な感じがする糸生優希…
まるで正反対な2人ですが、正反対だからこそ、友情が育まれて行っているのでしょうね。
不良っぽい勇貴さんですが、優希と比較され続けていた結果、
料理も勉強も頑張る努力家な女の子です…普通はグレちゃうか嫌悪しちゃいますよねー
そして、優希さんの勇貴さんへの好きっぷりは尋常じゃないレベルですねw
彼女の事を語り出したら止まらないし、他のお友達とカフェにいても勇貴さんが来たら、
一緒にお勉強会を始めちゃったり…もうね、おまいら結婚しちゃえYO!w
喧嘩の回がありましたが、その原因がまた…こっちが赤面しちゃうわ!!www

机ノ上神話_004

「捨てられないひと」

引っ越しの荷物整理をしていたら、
友人から借りっぱなしな本を見つける事から始まる短編です。
その発見がきっかけとなり、まるで芋づる式のように途切れていた関係が再編して行きます。
その発見から紡がれた友人達との再会は…寂しい気持ちを霧散させていましたね。
とっても心温まる作品ですが、(ノ∀`)アチャーな所もあって、かなり面白かったですw
管理人が数年前に引っ越しをした時も…
荷物整理する度に懐かしいアイテムが発見されたりとか…あるある過ぎてwww

机ノ上神話_005

「机ノ上神話」

長年、大切に使われていた文房具には神様が宿る…所謂擬人化作品です。
一度も使われなかった消しゴムに宿った神様…それ大切に扱われたと言うのか?w
頭を押せばお尻からシャープペンの芯が出て来て物書きが出来たりとか…器用な神様だなw
下敷き、消しゴム、掲示板など…あらゆる神様が登場しますが、何か…エロさも感じますww
ドMな下敷きやピン挿しで興奮する掲示板…変態だらけかっ!!www

机ノ上神話_007

穴が開いてしまった事から始まるお隣さんとの交流、
幼なじみ同士だからこその切磋琢磨など…ホッと心温まるような作品集でした。
「幾日」(成人向)の時もそうでしたが、幾花にいろ氏が描く登場キャラ同士の交流…
リアリティな交流とから紡がれて行く人間模様、
そして男女問わず滲み出ている様々な意味での色気がホントに凄い。
「人間」の心理描写を掘り下げて描写する所とか…その完成度に感嘆しまくりでしたわ。

ヴィヴィッドな感じがする彼女達の日常は、
無意識の内に作品内に引き込まれて行く魅力がタップリだった…そんな単行本でした。