オークス分析の4日目。
今回と次回で個体別の分析を行います。

アドマイヤミヤビ

とりあえず前走桜花賞についてはミルコ他もコメントしていたように馬場が原因。そもそもテンからあんなに行けない馬ではないし(流れていたにしても)3~4角で鞭を入れて促さないといけないほどの馬でもない。
新馬戦からのレース振りを見て、スピードの乗り方がマイラーのそれでは無く、血統的・飛びの大きい走法のイメージ通り距離が延びて真価を発揮するタイプとみて間違いない。そういう中で府中マイルでNHKマイル勝ちのアエロリットに完勝するなど、その基礎スピードとトップスピードは牡馬を含めても世代トップクラス。
また10秒台を楽に叩き出せるギアチェンジ能力も魅力です。
あえて不安点を挙げるなら、前走で惨敗した後遺症(特に厳しい競馬をした精神面)とミルコが馬の能力を信じられるか。能力だけならあっさり突き抜けるでしょう。



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2歳時は前向きすぎる面があったものの、ここ数走は道中落ち着いて走れるようになっており、前走のスローな流れでも何とか折り合いはついていた。
陣営も理解しているように溜めればキレる馬で、恐らく「パンパンの良馬場」「スローの瞬発戦」がスイートスポット。それが叶った前走が視覚的には目の覚めるような脚で僅差の2着でした。
ただ48.4-46.5というスローバランスの中で、ラスト3F11.6-11.0-11.5は少し食い足りない。
また直線に入ってカニ歩きして実質350mしか追えなかったとは言え、11.0秒の最速地点ではほぼ差は詰められず。ラスト11.5秒と落とした中で差したもので、よく見るとラストは止まり気味。
2戦目でアエロリットに同じような位置からあっさり突き放されたように(しかも展開的にはアエロリットの方がキツい)トップスピードは2枚ぐらい落ちてしまいます。
ラスト特化型にしてはその末脚はトップレベルで通用するかはやや疑問符が付きます。


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新馬からの2戦、瞬発力で見劣ったように前が引っ張る流れで良さが出るディープインパクト産駒。そういう意味で最も嫌な流れであったはずの前走で速い上がりにも対応したのは驚き。
混戦の中を抜け出したのは長く脚を使い、差されそうで差されない粘りが身上の母系の特長が強く出たもので、それは3戦目・4戦目も同様。
恐らく自身にとって最悪の流れであった前走を勝ったことは額面以上に評価して良く、オークスの舞台はより血統的特徴が強みになりそうです。

ディーパワンサ
いかにもディープブリランテらしい馬で1400mのような流れが最適。泣けてくるほど速い脚を持っておらず、いつまで差しに拘るのかと思ってしまいます。
恐らく突破口は逃げの一手。それでも掲示板が精一杯かと思いますが・・・

フローレスマジック
リスグラシューの後ろからまるで交わせる気がしなかったアルテミスS、「直線スムーズさを欠いた」という言い訳さえ空しいぐらいにアドマイヤミヤビ・アエロリットにトップスピードの差を見せつけられたクイーンC。6速を持っていないというか現状ではトップスピード不足が2,3着を繰り返す原因であると思います。恐らく阪神2000mとかが合いそうですよね。
開幕週の府中2000m外枠は確かに不利ではありましたが、ヤマカツグレースを捕まえきれずモズカッチャンに差された前走はかなりがっかりの内容。もしかして距離?と思ってしまうほど、これまでよりパフォーマンスを落としました。姉よりも兄似で底力に欠ける感もありG1となるとなかなか重い印は回せません。良い馬なんですけどね。

ブラックオニキス
ブラックタイド×チーフベアハートの血統的字面通りに速い脚を持ち合わせていない。
北海道シリーズの戦績だけならここでも戦えるものですが、近5走があまりにも内容が悪く・・・

ホウオウパフューム
未勝利勝ち時のラップを、1週前同条件の百日草特別と並べます。
未勝利:13.1 - 12.1 - 12.3 - 12.9 - 13.2 - 12.7 - 12.6 - 11.7 - 11.2 - 11.6
百日草:13.1 - 12.2 - 12.4 - 12.9 - 13.2 - 12.9 - 12.8 - 11.8 - 11.0 - 11.1
残り3Fまで非常に似たようなラップで比較しやすいですが、上がり3Fの精度の違いがはっきりと分かります。
ホウホウパフューム自身ラスト3F11.5-11.0-11.6で上がっていますが、残り1Fで手前を替えても止まり気味で使える速い脚は短いです。
凡走したと誤解されている(あえてそう言います)フローラSでも(未勝利戦より)道中のペースが上がった中で自身推定11.4-11.2-11.6程度で上がっており、自分の力は出し切っています。
寒竹賞ではラスト2F特化戦で弱い相手(次走軒並み500万戦を惨敗馬ばかり)に使える短い脚を残り300mで使ったため「凄い脚で差した」ように見えただけであり、「視覚的インパクト」が強すぎてフローラSは過剰人気になったことはハッキリ認識しておくべきです。

レーヌミノル
京王杯2歳S以降、良い脚が長続きしない中で何かに差されて2~4着を繰り返してきた同馬。同じ映像を繰り返し見ているかのような負け方を重ねてきた中で桜花賞を勝ち切ったのは道中の流れが全て。
稍重表記以上に力の要る馬場の中で淀みない流れ。直線半ばまでは「いつもの風景」であったものの、後続も道中で脚を使わされたため、誰も差せなかった。正に「肉を切らせて骨を断つ」。ダイワメジャー×タイキシャトルで馬場も味方したもの確か。全てが噛み合っての戴冠でありました。
さて、そうなるとオークスは厳しい。桜花賞のように後続に脚を使わせる流れなら、相手がバテる前に自身がバテる。溜めれば溜めたで桜花賞前と同じ「いつもの風景」でキレる馬にやられる。
陣営はえらく強気のようですが、私には八方塞のように見えますが果たして。

マナローラ
2勝は共に重馬場。ゆきやなぎ賞では残り600mからの11.2-11.1に全く対応出来ず。ここでは荷が重い。