このごろ夜中に目覚めると
ふと、父のことを思い出すようになった。

もしかしたら父の夢でも
見ていたのかもしれない。

夢と現実の境界を
ふわふわただよっていると
いつもだんだん気づいてくる。


そうか、おとうさん
もういないんだっけ。


暗闇の中でじんわりと
寂しさや悲しみがこみあげてくる。


あまり顔を出さなかった
わたしでさえこうなのだから、
父と20年以上暮らした後妻さんは
こんな時もっとせつないだろうな。

ひとりになってしまった家で
夜中に泣いてはいないだろうか。


あたりまえなのだけれど
世を去ったひとには
もう会えないのだな。
二度と。


わたしがいなくなったら
夫も夜中に目覚めてひとり
嗚咽するのかもしれない。

生きていなくては、と思う。




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