乳房の全摘後、シリコンインプラントでの再建を望んでいた方々は
先月のアラガン社製インプラントとエキスパンダーの自主回収のニュースに驚かれたことだろう。

国内では保険で治療できる代替品インプラントがないため、
インプラントでの再建手術は軒並み中止になっていると聞く。

人工乳房で血液がん?…自主回収スタートしたが「代替品なし」患者SOS
(読売新聞オンラインの記事。ヤフーニュースで8/29 12:12配信)

アラガン社は9月から急遽、旧タイプのインプラント(表面がツルツルしたスムースタイプ)を供給することにしたそうだが、
このタイプは被膜拘縮や破損のトラブルが多いので、現在の表面がざらざらしたテクスチャードタイプに改良されたという経緯がある。

現行タイプのインプラントで悪性リンパ腫になる確率よりも、旧タイプのもので被膜拘縮や破損が生じて手術で取り出さなくてはならなくなる確率の方がずっと高い(医療機関によっては10%程度という報告もある)ので、旧タイプでの再建を選ぶのも悩ましいところではないかと思う。

もしこれをきっかけに、自家組織での再建を考えた方がいらしたら、このブログのカテゴリ「乳房再建」内に、わたしが自家組織再建をした時の体験や、メリット・デメリットなどを詳しく書いた記事があるので、少しでもご参考になれば…。

わたしが受けた再建の流れは、おおまかに

・全摘手術と同時にエキスパンダー挿入 2015年6月
・化学療法と並行し、通院でエキスパンダー拡張
・腹直筋皮弁法で乳房再建 2016年4月
・再建乳房の乳房下溝を修正 2017年4月
・乳頭・乳輪再建 2017年11月
・乳輪にタトゥー 2018年4月
・乳輪にタトゥー(入れ直し) 2019年1月

重いリスクの少ない、安心して使えるインプラントが一日も早く供給されますように。





応援いただけますと励みになります。
   ↓


にほんブログ村