サロン・デュ・ショコラでは他にもたくさんのチョコレートを購入しました。こちらはファブリス・ジロットのボンボンショコラ。彼独自のプラリネをすべてのボンボンに使ったという、まさにファブリスのアイコンと呼ぶべき商品。しかし私はこのプラリネ、あまり好きではありません。ジャリッとした食感は私がプラリネに求めるものじゃないなあ。「エヴァンを超える」と言う人もいるけれど、ボンボンに関しては(というよりプラリネに関しては)エヴァンのほうが好き。ファブリスさんにはイレジスティブルのようなショコラをたくさん作ってもらいたいなあ。
ここ数年北欧が熱いわけで、ロンドンやパリでも北欧テイストのカフェやレストランが増えていますね。日本人は北欧というと食器や雑貨に関心が向くようですが、料理もなかなかおいしいし、昨今はとてもおしゃれ。そんな北欧、デンマークの完全オーガニックのチョコレート Summerbird。六本木ヒルズのエスティネーションでも2月14日まで限定販売しているようです。私はここでクリームキスというメレンゲクリームをチョコレートで包んだ商品を購入したかったのですが、開店10時に対して用意できるのが11時という何ともふざけたことを言う店に腹が立ち、購入中止。土曜日に再訪問した時にも購入チャンスがあったのですが、一度ケチがついたのでもういいやって気になってしまいました。ああいうイベントで時間が守れない店はダメだと思うんですよね。何時間も並んでいる客に「まだできてませ〜ん」ってありえへんやろ!って思います。ちなみに画像は10時の時点で購入できたチョコレート。まずくはないのですが、うまくもない。オーガニックとおいしさって必ずしも両立しないっていつも感じます。別にケミカルなものを好んで食べたいわけではないし、出来る限りオーガニックなものを取り入れたいと思っていますが、おいしさと両立しないことがしばしばある。オーガニックではないけれど超一流のショコラティエがこだわりぬいた素材を使って作った最高においしいショコラとカカオから砂糖まで100%オーガニックだけど味はイマイチなショコラなら、私は迷わず前者を選びます。素材はいいのだろうけど、滑らかさや口どけの点で不満。ボナイユートのチョコを思い出してしまいました。
Chocolaterie LAIAはリンツで焙煎士をしていたカスナーヴさんのお店。バスクにはたくさんのショコラとリーがあり、まさに激戦区。Crottines pays basques au piment d’Espelette クロッタン ペイ バスク エスプレットは羊の「フン」をモティーフにしたショコラで、ナッツをチョコレートで包んでいるのですが、これがただチョコレートでコーティングしただけの〇治アーモンドチョコとはかなり異なり、ふんわりとした食感なのです。チョコレートが溶けきってからピリッとくるピマン・デスプレットも心地よくてクセになります。