November 26, 2005

『イカロスの山』

今日も寝れないので、こんな時間にモソモソとコンビニに行き時間を潰していたら見慣れたタッチの表紙に目を奪われる。

 

イカロス

Copylight@2005 講談社『モーニング』

 

塀内夏子さんが週刊モーニングで一部読者に待望の新作『イカロスの山』を連載開始したらしい。

しかも、彼女の処女作『おれたちの頂』同様”山岳”モノだ。

彼女の作品と言えば、サンマル世代にはお馴染みの『フィフティーンラブ』・『Jドリーム』・『オフサイド』etcと少年週刊誌で各種スポーツを描く作品が多い。

ブレークしたのは流行のスポーツだけのような気がするが、こんなマイナースポーツで大丈夫か?

余計なおせっかいだがちょいと心配。

そう言えば”駅伝”モノなんてマイナーなのも昔書いてたような?

以前のエントリにも書いたが、個人的に高校時代山登っていたので、きっと今後も読むのであろうが『おれたちの頂』同様、厳冬のヒマラヤで帽子も被らず防寒具もペラペラなんてキャラ設定で、また笑わせてくれるのだろうか?(今回の表紙も吹雪いてるのに帽子もゴーグルもしてない・・・)

実は何気に彼女は僕とはほんの小さな接点がある。

彼女は高校時代の我が部(女子部)の先輩だったりする訳で、女子部の部室に直筆の絵が書かれていた事とか思い出す。

そんな事を思い出していたら、高校時代に憧れていたイッコ上の先輩(男)の姿が思わず目に浮かぶ。

頭脳明晰でスポーツ万能オマケにカッチョメン!!!

好青年を絵に書いたような人だった。

山の事とか色々教えて貰ったっけ。。。

そんな先輩が亡くなって、もう10年以上経った。

彼は現役で国立理系でTopを争う大学にあっさり入り、大学でも山登りを楽しんでいた。

だが不幸にも冬の北アルプスにて遭難した。
(実際には一人での登攣だったので詳細は不明・・・)

僕の大学時代のホームゲレンデ近くの駅には、相変わらず爽やかで風間トオルのような男前の捜索依頼写真がたくさん貼られていた。

僕もSkiで山篭りをしていた為、当然そんな事件が起こっていようとは知らなかった。目の前がグラグラになるほどの正直ショックを覚えた事を今でも覚えている。(イッコ上の部のOB達や大学の仲間の人達が一生懸命彼を探したが結局見つける事は出来なかった・・・)

何か因果があるのか分らないが、その年僕がインストラクターとして勤務するSki場でも雪崩が起き、地元の高校生である同僚(彼はパトロール)が巻き込まれ、みんなで必死にスコップで掘り、彼を助け出したが彼は18歳という短い生涯を終える事となった。

Ski場のパトロールは一般の人が入れない危険地帯にお客様の落し物を取りに行ったり、事故が起きる前に雪崩が起きそうな所を事前にCheckし、強制的に雪崩を起こしたりとするので、単独行動は先ず無く海猿よろしくバディが必ず居るが、助かったもう一人に対して、事件後の報道関係者の執拗な取材攻勢に怒りを感じた事を今でも鮮明に覚えている。

そんなトラウマ?が原因か分らないが、僕が山登りをする事はその事件以来全くない。

Ski場のパトロールにしてもお誘いもあったが、整備されたゲレンデでインストラクターをやるのが精一杯だった。

山登りにしろSki場のパトロールにしろ、一般の人が味わえない眺めや爽快感や達成感は大いなる魅力なのは確かだ。

彼等はイカロス神話のように空を飛ぶ面白さに夢中になり太陽を目指し、どんどん近づいていき、翼の蝋が溶け、翼がバラバラになって墜落し、深い海へと沈んでしまったという訳ではないだろうが、例え熟練者と言えどもあっけない死が隣り合わせているのを当然知っていただろう。

これらの件により、僕は十分過ぎる程の甘い感覚を改める自覚を得ることになったが・・・

著名な清掃登山家”野口健”さんの危機感を感じさせないあの屈託の無い明るく軽妙なTalkは、エベレスト登頂で1Mに満たない稜線に横たわる死体をなくなく踏みつけ登頂に成功したりと、彼自身も含め志半ばで倒れていった多数の登山家の死を背負っている為の姿なのだろうか?とにべも無く勝手に妄想がよぎる。

僕も彼等の分までHappyに生きる責務追っているはずなのに、一体今の僕は何をしているのだろうか?

今回のEntryも暗い内容と成ってしまったが、彼等の命日である冬は直ぐそこまで来ている。

今宵は彼等のご冥福を祈りつつ、塀内夏子さんの新作が”山岳”モノにありがちな死ではなく、Happy Endで終わって欲しいと切に思う。

Titleが”イカロス”だけに滑落死が予想できてしまうのだが・・・太陽は冬山か?はたまたかつてのバディの奥さんなのか?

純愛モノ等お涙頂戴モノ礼賛の昨今の事情を鑑みると、僕のささやかな希望は売上至上主義の大衆紙では無理なのかもしれないが、僕の予想を裏切って『イカロスの山』が”山岳”モノ初ブレークをする事を密かに期待してます♪

(-∧-)合掌・・・

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