2011年07月

2011年07月02日

太陽と人と傷

傷ができたら どうして
人に見せたくなるのでしょう

血が溢れて
赤く染まる思考回路

傷ができたら どうして
誰にも会いたくないんでしょう

涙溢れて
青く染まる悲壮回路


その先の行き方を
僕等は知らなくて
結局のところは
いつも通りなんだよ

いつか見た朝焼けは
僕には眩し過ぎて
受け入れる事ができず
目を閉じてしまったんだよ


傷口は どうして
こんなにも温かいんでしょう

矛盾している
痛みと温もりの無限回廊


一番最期に聴く音は どんな音でしょう
一番最期に聴く声は 誰の声でしょう
一番最期に聴く歌は どんな歌でしょう
一番最期を決めるのは 誰の意志でしょう

僕は太陽を 手に入れる事ができなかった
でも振り返ると 一人じゃないんだいつだって

僕は何も 掴んじゃいない様な気がしていた
でも振り返ると 一人じゃないんだいつだって


その先の生き方を
僕等は知らなくて
結局のところは
いつも通りなんだよ

でも

いつか見た朝焼けは
"いつも通り"登るんだ
覚悟を決められずにいたのは
太陽のせいじゃないんだ


傷ができたら どうして
こんなにも 人恋しいんでしょう

一人じゃないんでしょう
愛すべき"いつも通り"を
手に入れたんだよ

spirit_page at 12:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)