2012年02月10日

卒論発表会

 卒論発表会、無事終了。

 一年間行った研究の集大成。みんな連日夜遅くまで頑張っていた成果が、プレゼンと質疑応答に出ていて、ほっとひと安心。

 研究室の学生が発表する時には、緊張して演台に立つ本人と同じく、うまく発表できるか、想定外の質問にきちんと答えられるか、正直、いつもはらはらドキドキする。

 毎年のことなのだが、なかなか慣れない。

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2012年02月08日

ニャジャラ

 先日の日曜日。

 1号館中庭から駐車場に出た所に、ぽつんと猫がいた。道の真ん中。

 近所の飼い猫だろうか。野良猫にしては、近づいても、こちらを横目でチラと見るだけ。逃げもせずに、何か思索にふけっている。超然と微動だにしない。

 唯我独尊。そのさまニャジャラ(知る人ぞ知る、ホワッツマイケルに登場)のごとし。眼光鋭く、ボス猫的風格あり(なので、かわいくはない)。

写真



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2012年02月03日

物理生物学

 共立出版「細胞の物理生物学」 (Physical Biology of the Cell, Rob Phillips et al.)を購入。

 ヒストンに巻き付くDNAの剛性や、細胞内の総タンパク質分子数の計算など、いつもあまり考えたことのない角度から、生命現象をひもとく。

 生物物理学の教科書。

 細胞内は思いのほか、とても混雑した環境らしい。タンパク質同士が相互作用のためにぶつかる確率や粘性など、結構考えさせてくれて面白い。現象に数の概念を取り入れ得ると、新たな側面が見えてくる。

 当然、物理学と数学の基本的な計算法や思考法が目白押し。

 957ページ。本の厚さはちょうど6センチ。枕の高さにぴったり。数式の羅列ページもたくさん。

 今夜は良く眠れそうだ(どんな夢をみる?)。


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2012年01月31日

Olivette のタイプライター

 フランスの研究者から、なんと1983年に書いた論文の別刷り請求が届いた。

  マウスの U2 snRNA 遺伝子を分離した論文。J. Molecular Biology 誌に掲載。まだまだ若かりし、大学院修士2年生だったころ。24才!

 懐かしさを覚えながら、ストックから論文を引き出す。さすがに、表紙も黄色く変色していて、29年間の年月は伊達でない。スキャンして pdf ファイルで送ってあげる。

 まだパソコンもなく、タッ、タッ、タッ、とタイプライターで論文を打っていたあの頃。間違えると大変だった。頭を抱えながら、そのページは最初から打ち直し。図もロットリングで手書き。

 今や、随分便利になったものだ。

 Olivette のタイプライター。黒色でシャープな形が格好良かった。学生の身分にはとても高かったが、「研究に必要!」と、食費を削って無理して買った。手に入れた夜は、キーボードに触りながら、たくさん論文が書けそうな気がした。

 うれしくてなかなか寝れなかった記憶が蘇る。

 その気持ちは、忘れたくない。
 

 

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2012年01月30日

心なりけり

 「おもしろきこともなき世をおもしろく」

 奇兵隊を創設した幕末の長州藩士 高杉晋作、辞世の句。

 生地は少し離れているけれど、同じ長州人(古い!)。

 野村東望尼が加えたと伝えられる下の句は、「住みなすものは心なりけり」。意は、「面白くもない世の中を、面白く生きるのは心次第」。

 研究に通じるものがある。研究を面白くするのも(面白くしないのも)、自分次第。いつも思う。欧米の研究者は、その点がとても上手である。

 自分達が行っている研究を、「今、これが断然面白い」という流れを、研究社会にうまくアピールできる。NatureやScienceなど、いわゆる一流誌がすぐさまその潮流に乗る。その他大勢がその分野にどっと集まってくる。

 iPS細胞の様に、いつの日か、先陣切って潮流を作るべく、来る日も来る日もめげずに研究を続ける。
 

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2012年01月28日

追いこみ時期の朝

 土曜日の早朝。誰もいない研究室の鍵を開ける。

 物音一つしない静かな研究室の雰囲気は、嫌いではない。

 サロンのコーヒーメーカーに、粗挽きコーヒーとフィルターをセット。部屋に漂う甘いコーヒー豆の香りが、寝ぼけた脳を覚醒してくれる。

 ふと、横のポットに触ると、スイッチはオフなのに、まだとても暖かい。今日も朝方まで、ついさっきまで、誰か頑張っていたようだ。昨夜は12時前に帰宅。卒論、修論の追いこみ時期。徹夜かな。

 ドア横の日めくりカレンダーが、1枚めくられて、ちゃんと28日土曜日になっている。

 さて、学生さんの論文校正を続けましょうか。どんな名文(迷文?)が出てくるかな。楽しみだ。

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2011年12月16日

分子生物学会

 横浜パシフィコで分子生物学会。

 一昨日の時点で、参加者7,500人。最終的には、恐らく1万人を超える研究者が集う。分子生物学研究の現状と動向が伺える。

 「RNA制御のケミカルバイオロジー」と題したワークショップをオーガナイズ。使用言語は英語。海外からも一人研究者を呼んで講演してもらった。ポスター発表も原則英語使用。時代の流れか。

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2011年12月02日

出前講義

 出前講義で宮崎駅前のホテルに滞在。

 明日、10時から2時間の講義。高校生の興味を、どれだけ引き出せるか。

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2011年11月29日

無題

 昨日からどうも風邪気味。

 一時間目は分子遺伝学の講義。最後の方は、喉ががらがらになってしまった。

 

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2011年11月25日

最新プロトコル

 学生さんにアルカリ法のプロトコル(実験操作手順)を渡した。大腸菌からプラスミドDNAを調製する方法。

 ふと、プロトコルを書いたレポート用紙の日付を見ると、1983年5月17日だった。筑波大院生の頃。雑多な試薬瓶に囲まれた実験台に向かって、つい昨日書いた気がする。

 なんと、今の学生さん達がこの世に生まれる5年前に綴ったプロトコル。今でも通用するのが何となく嬉しい。

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