スポーツ馬鹿一代

〜365日、スポーツについて書きます!〜

2012年04月




第45回日本女子ソフトボールリーグ2部アドバンスセクション
第1節 2日目
湘南ベルマーレ厚木対東海理化
@厚木市営及川球技場


毎年恒例、日本女子ソフトボールリーグの厚木での
開幕戦を見に行った。

結論から言うと今年も負けた(涙)

2回表、東海理化がホームランで先制。
また今年も敵にホームラン打たれたよとガッカリしたが
2回裏、佐藤のタイムリーですぐに同点。
今年は違うのかと期待させた。

3回、安藤監督は制球が定まらなかった先発ピッチャー田谷に
変わってDPだった佐藤に交代させる。
しかし佐藤もまた制球が定まらず4回表に2失点してしまう。
その後も2点追加されて、結局1対5で湘南ベルマーレは敗れた。

サッカーのトップチームに見習ったのか?
今年のソフトボールチームは新人や移籍加入の選手だらけ
で若返った。
しかし若いからといって勝てるものではない。
東海理化は送りバントをセカンドで刺せるし、
ちゃんとゲッツーを取れる。
ベルマーレは一歩が遅くてそれができなかった。
その小さな差の積み重ねが大きな差になって
こういう結果になったような気がする。
たしかに東海理化に比べたらベルマーレの方が
練習環境はよくないだろう。
しかし監督は「世界一のショート」と言われた
安藤美佐子なのだ。
その技術を伝える術はないのだろうかと
思うのは僕が素人だからか。

毎年、ソフトボールチームの試合を観戦すると
このチームの立ち位置がどこなのかと考えてしまう。
戦力、予算的に1部に昇格できるようなチームでないことは
もうわかった。
ならば地元に愛されるチームということか。
たしかに地元企業を選手の就職先として受け入れてもらっているので
地元厚木の人々が応援しに来ていると思う。
しかし気になることがある。
ベルマーレには地元厚木はおろか神奈川県出身の選手が皆無なのだ。
厚木は何度も書くように厚木商業が全国優勝するほどの強豪で
ソフトボールの盛んな地域である。
なのに地元チームであるベルマーレは見向きもされないのだ。

選手から見たらベルマーレは強くないし、企業チームでなく
待遇面で劣るから魅力的ではないということだ。
待遇面ばかりは厳しいものがあるだろうが
魅力的なチームならばなんとかできるのではないか。
例えば育成して他の強豪チームに移籍できるとか。
ソフトボールもまた移籍が盛んであるかどうかは知らないが
そういう育成型のチームとしてやっていくのもいいのではないか。
ジュニアチームも発足したというし、そこからJリーグ方式のように
トップチームに上がるというのもいいだろう。
どうにかすれば魅力的なチームになりうると思うのだ。

少なくとも神奈川県のソフトボール選手を振り向かせるような
魅力的なチームに湘南ベルマーレ厚木はなって欲しい。
そう切に願った今年の観戦だった。



JリーグDIVISION2第10節
FC町田ゼルビア対松本山雅FC
@町田市立陸上競技場


あれ、結構観客来ているな。
FC町田ゼルビアがJリーグに昇格して
初めて町田市立陸上競技場に観戦した感想がまずコレだ。

J2の試合はベルマーレで散々見て来たが
平日ナイター、しかも雨という試合は
だいたい観客は少なかった。
しかし今日の試合はゴールデンウイーク直前とはいえ
観客が入っていた。
しかもアウェーゴール裏を見たら
多くの松本山雅サポーターが
駆けつけていた。
J2の常識を覆すような平日アウェーサポの動員である。

そんな山雅サポの熱気に押されたのか
前半は山雅ペースで終わる。

後半は矢継ぎ早に町田アルディレス監督が
選手を交代させ、ペースを握ろうとする。
しかしPKを献上してしまい
松本山雅が先制。

結局試合はそのまま終わり
Jリーグ昇格同期対決は松本が勝利を収めた。

試合内容より何よりも、平日アウェーに
これだけ駆けつける山雅サポの熱さが印象に残った。
ただ町田サポだって負けていないと思う。
平日ナイターでこれだけスタンドがほとんど埋まるくらい
集まるのだから。
いくらスタンドが小さいとはいえ。

町田は松本に比べて知名度はない都市だ。
しかしJリーグというプロの舞台では関係なく
全国に町田は報じられるのだ。
それは誇りに感じるべきだ。
厳しい戦いは続くだろう。
だがゼルビアは町田の誇りだ。
もっともっとゼルビアを応援して行こう!



イースタン・リーグ公式戦
横浜DeNAベイスターズ対埼玉西武ライオンズ
@横須賀スタジアム


今の一軍のチーム状態をあらわしている訳ではないだろうが
両チームともピリっとしない内容だった。
途中までライオンズは打てなかった。
6回にようやく最多勝も獲ったこともある横浜・藤井を捉えて
3点を奪った。
だがその後もヒットは出るが残塁ばかり。
10安打したが3得点とは効率が悪かった。
投手陣も先発藤原が6回1失点で凌いだものの、
7回から坂元が出てきたらヒット打たれた途端に
ウィリアムスに交代。
8回途中から長田に交代。
明らかに調整当番っぽい矢継ぎ早の交代だった。
しかもイニングまたぎで最終回に登板した長田が
四球などでツーアウト満塁のピンチを招く。
しかし何とか最後を抑えられて
ライオンズは勝利した。

ライオンズの投手陣もピリっとしなかったが
ベイスターズの打撃陣も勝負所が弱かった。
まさしくどっちもどっちな試合内容だった。

<今日の有望株>
ライオンズ#59 永江
高卒でこの時期からスタメンで出場しているのは
将来が期待されている証拠。
その期待に応えてマルチヒット。
これからどう成長していくか見守らないといけない選手。



JリーグDIVISION2第9節
東京ヴェルディ対湘南ベルマーレ
@駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場


帰り道、東京ヴェルディサポーターがこうつぶやいていた。
「なんで負けたかわからない」
湘南ベルマーレ側から見たら勝因は100%PKで先制したことだ。
そのPKを獲得したハンドの反則を
ヴェルディサポは反対側だからよく見えなかったから
そうつぶやいたのかもしれない。
さらに言えば、その前の菊池大介のドリブル突破がキープレーだった。

後半25分に先制するまで首位湘南は
3位ヴェルディに苦しめられた。
今季初先発の坂本、猪狩はヴェルディ対策ということではなく
単にターンオーバーだったような湘南は
ヴェルディにパスをカットされ、前線からプレスをかけられ
いつものサッカーをできない。
敵に逆のことをやられてしまったのだ。
主導権争いを続ける苦しい時間帯は長かった。

それを打ち破るのは菊池の勇気だった。
敵陣ペナルティエリア近くでボールを持った菊池は
ヴェルディDF二人にカバーされていた。
前半から繰り返し見た光景だった。
しかし菊池は二人のヴェルディDFの間をドリブルで抜いた。
その後放ったセンタリングでハンドの反則を獲得したのだ。

ハンドを誘ったのはたまたまかもしれない。
しかしその前のドリブル突破しようとした
菊池の勇気を賞賛したい。
現実的な選択肢として近くに味方がいなかったように見えたが
前半から散々跳ね返されていたのに
この場面でも仕掛ける若さがこのチームの特徴なのだな。
さらにリスクを背負って攻めないと
点は取れないとわかっているのだ。
だからこの菊池のドリブル突破は今日の勝因なのだ。

PKで気落ちしたヴェルディは直後にペナ前でまた反則し、
FKからのセットプレーで湘南に追加点を許す。

ただこれで終わらないのが今年の湘南。
あっさりと1点返されて、4分ものアディショナルタイムの間、
ヒヤヒヤすることになった。
しかし湘南勝利で終了。
湘南は首位のままでゴールデンウイークを迎えそうだ。

どちらに転んでもおかしくない試合だった。
「なんで負けたかわからない」という
ヴェルディサポのつぶやきもある意味では納得できる。
今季いまのところ無敗の湘南だが、
いつ負けてもしょうがないような戦いっぷりだからだ。
けどここまできたら、負けのことは負けたら考えたら
いいのではないかと思えてきた。
負けた時にどうリバウンドメンタリティが発動するか
それが今年J1に昇格できるかの分かれ道だろう。
2009年は夏場に連敗して大変なことになったのを
当然踏まえてくるだろうから。

とりあえず突っ走れ湘南ベルマーレ!



プレナスなでしこリーグ第2節
日テレ・ベレーザ対ASエルフェン狭山FC
@駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場


ASエルフェン狭山FCは0対3というスコアで負けたけど
善戦したと思う。
2失点は後半終了間際だったし、
後半はなんとか同点にしようと攻め続けいた。

ベレーザと狭山を比べたら明らかに
ベレーザが格上だ。
この試合も優位にたったのはベレーザだ。
ただ攻撃に精度を欠き、なかなか得点は奪えない。
だが前半終了間際、岩渕に一本のパスが通り
先制されてしまった。

だが狭山は諦めていなかった。
後半は動きがよくなり攻めもよくなった。
テクニックもパス廻しもベレーザの方が上。
しかし狭山は泥臭くボールを拾いにいった。
そこから攻撃が生まれることもあった。
しかし点は奪えなかった。

なぜか僕は狭山の試合を見ることが多いが
いつもこんなパターンが多いような気がする。
何かが足りないのだ。
環境や練習が違うかもしれない。
けど一昨年見た時よりはレベルは上がっていると思う。
ベレーザはなでしこジャパンにも選手を送るエリートだが
狭山のようなチームもなでしこリーグを支えているのを
忘れてはいけない。

最後に、ベレーザ=ヴェルディが敵ということで
狭山を多少応援していたゴール裏のベルマーレサポーターに対して
試合終了後、狭山イレブンは挨拶してくれた。
これはなでしこの選手でなければ
できないことだ。
ありがとうございました!

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