第45回日本女子ソフトボールリーグ2部アドバンスセクション
第1節 2日目
湘南ベルマーレ厚木対東海理化
@厚木市営及川球技場
毎年恒例、日本女子ソフトボールリーグの厚木での
開幕戦を見に行った。
結論から言うと今年も負けた(涙)
2回表、東海理化がホームランで先制。
また今年も敵にホームラン打たれたよとガッカリしたが
2回裏、佐藤のタイムリーですぐに同点。
今年は違うのかと期待させた。
3回、安藤監督は制球が定まらなかった先発ピッチャー田谷に
変わってDPだった佐藤に交代させる。
しかし佐藤もまた制球が定まらず4回表に2失点してしまう。
その後も2点追加されて、結局1対5で湘南ベルマーレは敗れた。
サッカーのトップチームに見習ったのか?
今年のソフトボールチームは新人や移籍加入の選手だらけ
で若返った。
しかし若いからといって勝てるものではない。
東海理化は送りバントをセカンドで刺せるし、
ちゃんとゲッツーを取れる。
ベルマーレは一歩が遅くてそれができなかった。
その小さな差の積み重ねが大きな差になって
こういう結果になったような気がする。
たしかに東海理化に比べたらベルマーレの方が
練習環境はよくないだろう。
しかし監督は「世界一のショート」と言われた
安藤美佐子なのだ。
その技術を伝える術はないのだろうかと
思うのは僕が素人だからか。
毎年、ソフトボールチームの試合を観戦すると
このチームの立ち位置がどこなのかと考えてしまう。
戦力、予算的に1部に昇格できるようなチームでないことは
もうわかった。
ならば地元に愛されるチームということか。
たしかに地元企業を選手の就職先として受け入れてもらっているので
地元厚木の人々が応援しに来ていると思う。
しかし気になることがある。
ベルマーレには地元厚木はおろか神奈川県出身の選手が皆無なのだ。
厚木は何度も書くように厚木商業が全国優勝するほどの強豪で
ソフトボールの盛んな地域である。
なのに地元チームであるベルマーレは見向きもされないのだ。
選手から見たらベルマーレは強くないし、企業チームでなく
待遇面で劣るから魅力的ではないということだ。
待遇面ばかりは厳しいものがあるだろうが
魅力的なチームならばなんとかできるのではないか。
例えば育成して他の強豪チームに移籍できるとか。
ソフトボールもまた移籍が盛んであるかどうかは知らないが
そういう育成型のチームとしてやっていくのもいいのではないか。
ジュニアチームも発足したというし、そこからJリーグ方式のように
トップチームに上がるというのもいいだろう。
どうにかすれば魅力的なチームになりうると思うのだ。
少なくとも神奈川県のソフトボール選手を振り向かせるような
魅力的なチームに湘南ベルマーレ厚木はなって欲しい。
そう切に願った今年の観戦だった。