スポーツ馬鹿一代

〜365日、スポーツについて書きます!〜

2013年03月

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パシフィック・リーグ公式戦
埼玉西武ライオンズ対北海道日本ハムファイターズ
@西武ドーム

今日の開幕戦に二人のルーキーがスタメンに名を連ねた。
埼玉西武ライオンズの金子侑司と
北海道日本ハムファイターズの大谷翔平だ。
奇しくも両者とも守備は定位置ではないライトだ。

メジャー志向だった大谷を口説き落とすのに
二刀流を勧めたのは、まやかしだと思ったのは僕だけはないだろう。
しかしファイターズのフロント、首脳陣は本気だった。
でも分業化が進むプロの世界で開幕1軍はないだろうと思っていた。
しかし大谷はそれを覆した。
高卒ルーキーで開幕スタメン、しかも外野手としてだ。

大谷より目立たなすぎだが
金子の開幕スタメンもすごいことだ。
ライオンズという強豪チームでルーキー開幕スタメンは
意外なほど少ない。
それだけ期待されている証拠だ。
ただし本来の守備位置であるショートではなく
外野のライトを守ったことがこの試合の明暗を分けた。

大谷は無難に本職ではないライトの守備をこなしたのに対して
金子はミスを犯した。
ライナー性の当たりを目測を誤り
後逸して
同点にしてしまった。
その後も守備でもたつく場面があり
急造外野手の感は否めなかった。

単純に大谷に難しい当たりが飛ばなかっただけかもしれない。
だが随所で大谷は野球センスの良さを見せていた。
フェンス際のファウルフライを乱暴ともいえるキャッチをしたり
するのは急造外野手とは思えない動きだった。
なにより高卒ルーキーなのに初ヒットを放ったのだ。

金子もプロ初ヒットを放ったが
守備が帳消ししてしまった。
今の野球センスでは大谷の方が上かもしれない。
けどそんなことで挫けるな。
これから努力すればもっと伸びる選手だと信じている。

それより金子にライトを守らせたライオンズ首脳陣が
バカだといいたい。
そもそもファースト浅村、セカンド片岡、ライト金子、
なんでこのチームには元ショートがたくさんいるのか。
ショートのいい選手ばかり集めてきたとは
聞こえがいいが、要は編成が失敗しているのだ。
打撃がいいから他にコンバートじゃ
エラーが出てもしょうがないよな。
大雑把なことばかりするから細かいところで勝てないのだ。

ライオンズのフロントと首脳陣がバカだということが
露呈したような開幕戦だった。
選手は悪くない、上がバカなのだ!

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2013Jリーグヤマザキナビスコカップ
予選グループA 第2節
湘南ベルマーレ対大宮アルディージャ
@Shonan BMW スタジアム平塚


実は今日が今季の公式戦の初観戦だった。
と言うことは久しぶりにJ1の湘南ベルマーレの
試合を見たことになる。
しかし試合は結論から言うと大宮アルディージャ相手に
抜群の相性の悪さを発揮して負けてしまった。

一ヶ月前のプレシーズンマッチで湘南は大宮に
ボコボコにされて大敗した。
まさにJ1昇格の洗礼を受けたのだ。
そしてJリーグが開幕して1敗2分け。
あのプレシーズンマッチから比べれば
修正してきてマシになってきた、かもしれない。
その真価を今日の試合で問えたはずなのに負けた。

攻撃はそこそこまで通用している、
問題は守備だ。
縦一本のパスに追いつけなくて失点。
左サイドを崩されて失点。
前のめりになったところをカウンターで失点。
そこそこまで抑えてはいるが
やはりそれではJ1では通用しない。
根本的に穴を見つけられて
そこをつかれてしまう。
今日は左サイドを突かれまくった。
正直、3バックでは対応しきれてない。
ウチはボランチはしっかりしているが
そこで対応できないと失点のリスクが高くなるのだ。

今の湘南にはJ1に対応しきれている選手と
J1に戸惑っている選手がいる。
J2通りに通用している選手と、
一瞬の判断が遅れて通用していない選手とも言える。
やはり全体的にJ1仕様にしていかないと
J1では勝てない。
それを立証したような試合だった。

試合終了後、ゴール裏のサポーターからブーイングが飛んだ。
3年前のJ1にいたシーズンは不甲斐ない試合ばかりだった。
ただサポーターはシーズン最後の方までブーイングをすることはなかった。
今日の試合がそこまで不甲斐なかったとは思わない。
ただサポーターは勝利を欲している。
優しく見守っていてもJ1に残れないことを
3年前を経験しているサポーターは知っているのだ。
だからリーグ戦ではないナビスコカップの敗北でブーイングをしたのだ。

けど僕はこのままずっと勝てないと思わない。
早くJ1の湘南ベルマーレを見せてくれることを信じている。

2013年のWORLD BASEBALL CLASSICは
ドミニカ共和国の優勝に終わった。
日本はベスト4止まりに終わった。

僕は今回は期待していなかった。
2006年も2009年の時もそうだったのだが
今回は本当に期待できなかったからだ。

山本浩二が監督とは何なのか?
代表監督としてまったく期待できない人選がされたのだ。
準決勝8回のダブルスチールのサインは大失敗だ。
はっきり言って世界を知る監督ならあんなサインは出さないだろう。
さらに周りのコーチには東尾、梨田とリーグ優勝経験のある監督を
置いて来たが、所詮彼らは「日本一」にすらなっていない監督なのだ。
つまりWBCのような短期決戦に勝利したことのない監督、コーチ
ばかりを揃えたのだ。
どうしようもない!

さらに選手については辞退者が続出。
それは選手から見れば大事なシーズン前の3月に真剣勝負で
調整しろと理不尽な要求をされるのだ。
日本人メジャーリーガーがみんな辞退したのは
今年が大事だからこそ出場したくなかったのだ。
現に2009年の後に故障者が続出してシーズンに響いたし。
だがそれを覆すくらい人望のある人物を監督にしていたら
もしかしたら変わっていたかもしれない。
山本浩二と聞いた段階で「やる気ねえのか」と思われたのは確かだろう。

結局、代表は国内組だけになってしまった。
(まさか野球から国内組という言葉が聞こえてくるとはねえ)
選ばれた選手は頑張ったとは思う。
しかし残念ながら粒ぞろいだった。
やはりメジャーリーグに行って活躍する選手はそれなりの選手である。
国内の選手を蔑視するわけではない。
けどイチローや松井はやはり日本のスーパースターだったからこそ
メジャーで活躍できたのだ。
やはり選手の駒が足りなかったと言える。

駒が足りないのなら日本お得意のはずのスモールベースボールを
展開すれば補えたかもしれないが監督は無能だった。
だったら選手がチームワークを出していけばよかったかもしれないが
準備期間が少ないし、ようやく一体感が出たのが台湾戦だった。
そう今回のWBCは台湾戦が全てだったんだと思う。
素晴らしい試合だった。
台湾の逆転勝ちしたことでアメリカ行きに勢いがついたのだが
勝っても、負けても結局は偽りで優勝できないのは同じだった。

今回のアメリカはジョー・トーレが監督ということで本気かと
言われたが、やっぱり本気ではなかった。
結局、出場したメジャーリーガーも調整程度にしか頑張らなかったということだ。
MLB機構もMLB選手会も結局は3月のオープン戦感覚でしかなく
金のなる木にしか見ていない大会ということだろう。
日本ラウンドの主催者である読売新聞の記事は
「野球の国・地域別対抗戦」とWBCの前に冠して書いている。
どうして野球の「世界大会」または「世界一決定戦」と書かないのだろう?
今回からは国際野球連盟(IBAF)の公認の大会になったにも関わらず。
読売もこの大会はMLB主導の興行くらいの認識だからではないか。

この大会をもっと真剣な「世界大会」にするためには
MLBから主導権を奪うべきだと思う。
決勝トーナメントはアメリカでも別にいいが
大会の組み合わせをMLBに勝手にされるのはおかしい。
それにMLBや日本などのシーズン前の3月にやるのは
選手のことを考えてやめてほしい。
できるならシーズン中の6月や7月くらいにやるのが
理想的だと思う。
それなら選手も今よりは調整しやすいはずだ。
日本では2連覇してきたから、なあなあになっていた大会形式だが
どう考えても問題が有り過ぎだ。
世界一を決める大会ならもう少し格式があってもいいだろう。
今回、日本の選手会がケチつけたようにMLBの言いなりになるな
と声を大きくして言いたい。

日本では読売新聞の横暴を許すなということ。
日本ラウンドの主催者である読売が無能なコミッショナーでなく
山本浩二を選んだんでしょ。おかしいだろう。
日本ラウンドが読売の興行になるのは仕方ないとしても
代表監督を選ぶ権利はない。
だからまともな代表監督を選ぶ仕組みを作らない限り
次回も同じことを繰り返すことになる。
僕は現役の監督にはこだわらない。
だってそれでシーズンに影響が出るのが勿体ないからだ。
少なくとも「世界」を知る監督を選んで欲しい。
それにはファンの声も必要だ。
2004年の球界再編の時、ナベツネの「たかが選手が」の発言に
世間が猛反発してナベツネがサジ投げたことがあった。
そういうことだってファンの声で出来るのだ。
今回の結果を受けて「感動をありがとう」じゃなくて
「文句」を言うのも必要だと思う。

今回は選手もファンも世界を知らなかった。
ブラジルやオランダがあんなに強かったとは思わなかったし
準決勝の相手がプエルトリコで勝った気になっていた。
結局は世界の野球を知らなかったのだ。
世界の野球選手はほぼMLBに一極集中している。
だがよほどのMLBマニアでないかぎり、各国の選手には詳しくはない。
だから知らなかったのだ。
選手についてはアマチュアのオリンピックやワールドカップが
なくなったので日本代表の経験がいきなりWBCというのは
厳しいのではないか。
18U WBCやプレミア12という大会も創設されるようだが
アマチュアでも日本代表を送り込める大会はないのかなと思った。
日本代表の試合を定期的にやるのも興行的だと文句を言われそうだが
やるべきだと思う。
なにより代表経験はどんな試合になったとしても代え難い経験だ。

反面、今回のWBCで嬉しかったことは各国代表に
NPB経験者が多くいたことだ。
ブラジルにはスワローズの日系人選手が多くいたし
オランダの4番はメジャーリーガーを差し置いてスワローズのバレンティンだ。
日本は世界を知らなかったかもしれないが
知らない間に世界とも近かったとも言える。
多分、MLBの次に年俸が高く払えるのがNPBだから
色々な選手が集まってくるのだと思う。
ファンの目からみれば「外国人」の一括りにしていたかもしれない。
だが意外と助っ人は多国籍化していたのだ。
日本にいても世界は知ることができたのだ。
景気が悪いとはいえ日本はアメリカに次ぐ第二極を維持してほしい。
各国代表にNPB経験者の多さは誇るべき事実である。

なんだかんだ言っても、どのスポーツにしても世界大会は面白いものだ。
WBCも面白いし今後も続けて欲しいからこそ文句を書いた。
次の大会は良くなっていることを願う。

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PANCRASE246
@ディファ有明

パンクラスを見に行くのは本当に久々だった。
ディファ有明で観戦するのも何時ぞやのZST以来だ。

総合格闘技はちょくちょく見に行っているので
試合の展開や選手の技術などの進歩に驚きはなかった。
パンクラスの大会自体の変化に驚くところがあった。

まずは採点のオープンスコアである。
ボクシングではWBCの世界タイトルマッチで採用されているが
総合格闘技では初めてみた。
さらに全ラウンドでオープンなのはボクシングでもない。
これは観客にとってもわかりやすいシステムだから
いいことだと思う。

もう一つ、採点に関してはジャッジだけでなく
サブレフェリーも採点していた。
ジャッジとは普通、リングサイドに座って
採点をしている。
サブレフェリーって耳慣れないなと思って
リングサイドを見ていたらわかった。
リングサイドで動きまくるレフェリーが二人いたからだ。
今までもいたロープなどから選手が転落や利用しないように
見張っていたレフェリーだ。
そのレフェリーが採点するようになっていたのだ。
これは合理的だ。だって選手が動いた先で
一番近くでジャッジしているからだ。
現にサブレフェリーが笛を吹いてTKOになった試合があったくらいだ。
パンクラスは採点が進化していた。

あとレフェリングに関しては膠着状態からの
ブレイクが早くなったような気がする。
これも無駄に時間が進まないので観客にとっては歓迎すべきだ。

ディファ有明もかつての観客席はフラットで見にくかった印象だが
段差がついた観客席に変わっていた。
おかげで後楽園ホールよりも近くて
臨場感が出てよかった。

今日の大会は“途中まで”満員だった。
後楽園ホールよりは若干収容が少ない会場とはいえ
すごいことだ。
それが選手の関係者ばかりだとしてもだ。
今回の大会の試合は全13試合。
さらにその前座としてのネオブラッドトーナメントの試合が
10試合あった。
前座から数えたら7時間近くのロング興行だ。
満員にするためにはそれくらい試合を組まないといけないのだろう。

僕は選手の関係者ばかりで会場を埋めるのを否定はしない。
いまや格闘技で食っていける選手は一握りだ。
だからチケットを買うことで選手を支えられるならいいではないか。
そもそも選手に関係者が少なければ
チケットが売れず満員になるはずがないのだ。
そうやって今の格闘技は支えられているのだ。

ただメインイベントで空席が目立つというのはいかがなものか。
要は自分の応援する選手の出場が終わったら
帰ってしまったから、最後に空席が目立つことになったのだ。
さすがにこれはいただけない。
メインイベントに魅力がないと言われたらそれまでだが
自分の応援している選手の試合の前に
帰られたとしたら、それはちょっとと思うでしょう。
他の選手に対して敬意が足りないと感じる。
ボクシングなどではあまり見ない光景だ。

それと感じたのはパンクラスismの存在感のなさだ。
メインのタイトルマッチに出場した大石幸史には声援が少なかったし
20周年記念大会の出場が発表された
伊藤崇文にも声援はなかった。
観客が自分の応援する選手しか知らないのかもしれないが…
たしかに今のパンクラスismに魅力のある選手はいないのだが
寂しい限りである。

パンクラスはもう「団体」ではなく
「興行」に完全に移り変わってしまったのだな
と強く感じたのだった。

だからと言って大会自体は面白かった。
個人的なベストバウトは石渡伸太郎対吉武伸洋。
石渡がストレートでダウン奪ってからの
間髪入れずのサッカーボールキックが見事に決まって
KO勝利したからだ。
あそこまでのコンビネーションはなかなか見れない!

やはりパンクラスもちゃんとチェックしていかないと
いけないと感じた良い大会だった。

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PUMA CUP 第18回全日本フットサル選手権大会
3位決定戦
湘南ベルマーレ対エスポラーダ北海道
@国立代々木競技場第一体育館


かつてJ2暗黒時代の湘南ベルマーレは
シーズン最後の天皇杯だけは帳尻合わせかの様に
やる気のないJ1チームを破り
勝ち上がっていたもんだ。

そんなことを思い出したのは
湘南ベルマーレフットサルクラブがサッカーで言えば
天皇杯に当たるPUMA CUPを準決勝まて勝ち上がったからだ。
ちなみにFリーグの順位は9位、ブービー賞だ。
昨日の準決勝は名古屋オーシャンズに負けて
今日はエスポラーダ北海道と3位決定戦を戦うことになった。

結果から言えば1対3。完敗だった。
第2PKで得点してパワープレーを仕掛けた
後半終盤は湘南ペースだったが、
それ以外は北海道に完全に封じられてしまった。

前線からプレスを掛けられて、パスミスをして
ボールを奪われて失点という残念なパターンが多かった。
結局は実力通りの結果だったのだろうか。

毎年、フットサルクラブを見てて思うのは
いつになったら強くなるのだろうかということ。
今年もまたシーズン最後に勝つところが見れなかった。
湘南サポーターの試合終了後の沈黙は
それぞれの気持ちを表しているかのようだった。

来年こそは勝ってくれよ、湘南ベルマーレフットサルクラブ!

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