普段私のブログを見ている方々におかれましては、
タイトルをみて首をかしげていらっしゃるやも
しれません。

駄文とあるのは、通常の文体ではないためで、
文章自体のクオリティ云々ではございません。
ここから紡いでゆくことに、一寸でもクスッと
して頂ければ幸甚です。

キックオフまで約30分前のこと。いつものように
カメラ筐体にレンズをマウントしようとしたときに
ある違和感を覚える。

少し軽くないかい?

この違和感はすぐに戦慄へと変貌する。バッテリー
ケーシングの蓋をそっと開くと、見えないはずの
コイルばねがアッカンベーでもしているかのように
視界に飛び込んだ。

バッテリー入れ忘れ。つまり写真は撮れません!

まな板の上の鯉である。鯉が干からびないように
水をかけようにも水はない。覆水盆に返らずである。

もはや気持ちを切り替えるしかないのだ。いつも、
失点したときや惜しくもゴールを外した選手に
「切り替えろ、切り替えろ」って言ってるだろう。
だから出来ないと示しがつかないのだよ。

久々に喉の出力を120%にして声をだす。

コールやチャントのとき、個人的にルール化
していることは、皆んなが声を出しにくい個所を
コーラス的に、ベースギター的にフル出力で
リズムを補う感じに声を出すことだ。

そして、
選手が言えないことを、選手になりかわり
審判殿に申し述べさせて頂くと。
(詳細な文言を書き立てるような無粋なことは
致しませんよ。悪しからず。)

前半22分にwyvernに先制され、同点に追い付く
までの声出しの折には声がかすれそうになる。
そんなクリティカルな状況もあったが微調整で
なんとかクリア。

前半のうちに同点に追い付き、後半へ。
「FC刈谷!」コールの攻勢に転じた時に
コーラス的に間奏する「オーオーオーオー」の
声出しでアドレナリンがドバドバ出てたかな。
今日は。個人的には。

そして前後半では1-1同点のまま決着つかず、
刈谷市長杯決勝は前後半10分ずつの延長戦に
突入する。その刹那、野村選手が相手ゴール前の
混戦からゴールを決める!!

2得点とも刈谷クルバから遠いサイドでの
ゴールだったのが若干の心残りではある。
そして、延長後半アディショナルのことだった。

刈谷のコーナーキックが連続する。
その度にトランペットが奏でられる。聴く側に
とっては心地よいであろうが、演奏する側に
とっては実に過酷なのである。
5回目には芝生に伏して奏でる。

寝トランペット。

眠とらんのだからもちろんのこと音は出る。

6連続のコーナーキックは最後は野村選手の
ヘディングシュートが外れたことで終了した。
決まってくれたら最高だったが、幸か不幸か
過酷な状況からは解放されたのである。

そして2-1で試合は終了。
FC刈谷、刈谷市長杯戴冠。

勝利後の何処までも行こう。最高。最高潮。

硬軟、緩急の絶妙な織り交ぜがある刈谷のクルバの
空気感を久々に満喫出来た。ケガの功名とポジティブに
捉えさせてもらいます。

とはいえ、いつも写真を楽しみにして下さっている
選手、ファン、サポーターの皆さんには大変申し訳
ございませんでした。

本日のようなミスを生み出すことがない
持続可能なスキームの構築が早急に必要です。
そうSDGs!!

おあとがよろしいようで。ん?よろしい?
それは本当か?

4月2日なので嘘ではないと思います。