March 2007

March 31, 2007

映画『おじさん天国』には『久米水産社歌』という素敵なテーマ曲があります。しかし、<ピザ屋の「先輩」役>だった平沢里菜子さんはピザ屋ゆえこの歌を歌う資格がありませんでした。そのことを思い出すたびにイラッとした平沢さんは、ある日スタッフ・キャストを集めて強引に作ってしまいました。ピザ屋のテーマ曲『ピザステーション』。一部抜粋。

あなたにあなたにあなたに
こげつきたいの
その駅はピザステーション
「そのくらいの分別はあります」

作詞:平沢里菜子(作詞補助:藍山みなみ、いまおかしんじ、松江哲明)、作曲:ビト。歌…やっぱり平沢里菜子?(笑)何はともあれ、4/26(木)のいまおか監督のイベント『まーイーカー』@アップリンクファクトリーで披露されますので、御期待ください。

…というわけで当日のゲストはいまおか監督&脚本・守屋文雄、音楽のビトさん、そして女優の藍山みなみさん&平沢里菜子さんも来場予定です。皆様、どうぞよろしく御願い致します。

はてさて。昨日は昼前に新宿にパスポートを取りに行き、その足で松江監督と池袋某映画館。K支配人ととある企み事。K支配人がノっている。燃えている。面倒なのは覚悟の上で、楽しみになってきた。

続いて渋谷、T社・Sさんとまたまた企み事。まだまだこれからだけどこちらも是非実現させたいので頑張ろう。

で、中野B社であれこれ。そろそろ頭がビッグバン。

夜、お腹痛男になる。病は気から。

しっかりしろ、おで。

ぱぱんが、ぱん。

(11:32)

March 30, 2007


先日浮上した私の「絵が下手そう」疑惑だが、件の人物を脅して根拠を考えさせたところ、あるひとつの仮説が出てきた。その人いわく「那須さんの字を見て、何となく絵が下手そうな気がしたのかもしれない」という。つまり、いわゆるかざり文字的な字体、または丸みをおびていたり柔らかかったり、ポップな筆跡は絵的なセンスを匂わせる。または連想しやすい。さらに親しみやすさや遊び心を醸し出す効果もある。ところが私の筆跡の基本フォントは明朝体です。たしかに明朝体に絵心は感じられない。

明朝体といえば犬神家。もしくは新潮文庫の三島由紀夫のカバー。いずれにせよいかがわしいほどのものものしさを演出するのに適している(『松ヶ根』のチラシなどもそうですね)。言われてみれば思い当たるふしはあった。実際は明朝体もくずれてかなり行書体に近く、書いた自分ですら解読できない域にまで達している。行書体は本来、縦書きのためのもので、横書きには向いていない。根本的に反グローバリズムなのだ。だけどこの御時世、縦の筆書きが活躍できるシチュエーションなんてお祝儀か香典袋ぐらいしかない。学生時代は授業中のまわし手紙がほとんど果たし状だった。社会人になるとデスクにちょっとしたメモを残すにも必要以上に堅苦しい存在感を放ち、初対面ならとっつきにくい印象を与える。いくらモダンでこじゃれたポストカードやレターセットを使っても一発でムードぶちこわし。つくづく空気の読めない筆跡なのです。

今ではPCや携帯メールが主流なので他人の肉筆を見る機会もめっきり減った。そのうち筆跡鑑定もできなくなるかもしれない。でも、書道を習った子の字が一様に同じように矯正されるのには子供心にかなりの恐怖心を抱いていた。書き方教育にはファシズム的な臭いがする。同じような字を書く人は同じような考え方をする可能性も高くなると思う(その意味でメール文化はある危険を孕んでいる)。字は人を表すと言う。そんなわけで、空気が読めない人間の書く字はやはり空気が読めていない。

*【明朝体】n./a. 空気が読めないこと。またはその人を指す。
使用例:「部長の前で髪の話をするなんて、A君もこわいもの知らずよね」「ああ、あいつ明朝体だから」。




(06:43)
gardeningchair午前中重みのある贈り物が届く。贈ってくれた皆さんに感謝。

午後に中野B社。テンパり過ぎて無駄な動きに終始。だみだこりゃ状態。

夕方新宿。松江監督、S嬢と麻生茶房でご飯がてら某企画打ち合せ。いろいろ大変なことになってきている。山はこれからだ。

そんでもって渋谷。Q-AXのドロップ・シネマ・パーティーを観に行く。『怪談幽霊女学園』(監督:本田隆一)、『消えた運転手、失われた香典、脚立に死す』(監督:冨永昌敬)の2本。

後者がとても冨永さんらしい久々にサクッとしたDV作品の秀作で嬉しくなった。1人の人間が全く違う台詞を同時に発するとか音遊びにクスッと笑わされたり、ハッと気がつけば映画的だったりホッと気がつけばアホっぽかったり。中でも脇っちょでバタバタしたり画面に入ってきたりする猫にはやられた。ずるいなぁ。やはりこういうのを観ちゃうと嬉しくなって、大仕事の合間にこの手の作品を定期的に発表してほしいなぁと思う。そうそう『シャーリー・テンプル・ジャポン』のつづきもね(笑)

その後、観に来ていた那須嬢と渋谷で飲んでいた松江監督&古澤監督らの飲みに顔を出す。お店が終わる頃、園監督が登場。cobi.嬢もいまおかイベントチラシを持って来てくれたり。みんな夜中なのに元気だ。

そういえば、古澤さんが飲み屋でこんなもん拾いましたーとイヤホンを持って来たんだが、ちょうどiPODのイヤホンが壊れて困っていたんで助かったのだった。何というか、さすが『オトシモノ』の監督だ!(←ってそんなオチかよ)

その後、園さんらに拉致られ渋谷の街に消え行く松江さんを、無力な自分に涙しながら見送って帰宅。いやだよおおおおという甲高い断末魔がどこか遠くの方で聞こえた気がした。

…ていうか、もう毎日こんな時間。人非人だ…(滝汗)

ぱぱんが、ぱん。

(04:25)

March 29, 2007

071f8d09.JPG午前中は某ブツを待ちぼうけ。搬送中に事故ったらしく翌日に持ち越し。

で、M'sカレー→中野B社。至極現実的な話に滝汗。まぁでもしょうがない。覚悟してやるっきゃない。

夜になって井口昇監督によるPV制作で関わったエフカさんのライブへ。途中でスクリーンが降りて来て映像が流れたりとか、こういうライブでは珍しいサービスが満載。で、アンコールでPV『日々博覧会』上映後、亜紗美やビキニギャルが登場し同曲の生演奏。ひとしきり盛り上がって終了。良いライブであった。

会場にはソドムの市こと浦井君や宮田亜紀嬢なんかの姿も。井口さんやデモさんは来れず、中平さんや亜紗美嬢らと打ち上げ。道中吉岡睦雄氏や岸建太朗さんや海野助監督らともバッタリ。渋谷はコワイ。

写真は、隣の席からぎゃーぎゃーうるさい声が漏れて来るたびに「うっせぇなぁ」と女蛮児(すけばんじ)化する亜紗美嬢。手袋がプロっぽいです。

そんなわけで。3月もラストスパート。日々博覧会。日々努力。とりあえずメタメタになってる頭ン中を整理しないと。

ぱぱんが、ぱん。

(10:18)

March 28, 2007

b8ca747a.JPG普段全く縁のないオッシャレーでファッショナブルーな雑誌『Numero』のエロティシズム特集で、『女優・林由美香』がちょろっと紹介されてます。さすが由美香さん。ふふふのふ。

昼までうだうだと家でネットいじり。午後に郵便局。尚ちゃんラーメン。で、中野B社であれこれ作業。北米版DVDのために『てばなとめいたんてい』の特典素材をコピーしてたら何だか懐かしくて感慨深かった。どんどんと時は経っているんだなぁ。

コピーの傍ら企画書やら請求書やらを作ってるうちに夜に。B社ワタナベさん、元木監督と高円寺の某飲み屋へ。思わぬお客さんも来ていろいろと貴重なお話を聞かせて頂く。

その足で家に帰ってなぜか『ロボコップ』(監督:ポール・ヴァーホーベン)観る。今更ながら無駄な描写のない映画。溜め息が出る。映画における残酷描写の必要性をとても強く感じるし、主観カットの使い方とかいろいろと感心してしまったのであった。

ぱぱんが、ぱん。

(11:15)

March 27, 2007

life前から薄々感づいてはいたが、私はアートがわからない。自分で思っている分にはそれでも半信半疑だった。そんな矢先、よく知らない人から「那須さんて、絵が下手そうですよね」と言われた。これはもう死刑宣告に近い。実際に下手かどうかを検証するのはここでは控えるが、問題はパッと見の印象でそう判断されてしまうイメージだ。

「芸術的ですね」というのは褒め言葉にこそなれ、言われて悪い気はしない。よほどの偏屈でない限り、誰だって"アーティスト"という響きには少なからず好感を抱くはず。そこへいくと「絵が下手そう」というのはどう考えても褒め言葉ではない。広い目で見るとつまりは「芸術的でない」ということになる。「芸術的でない」イメージとはどんなものか? 情緒がない、鈍感、野蛮、俗物、無粋……とにかくあらゆる美的感性を否定されたに等しい。人として、これだけの事実を認めるのはなかなか勇気のいることだった。

アートがわかるかわからないか。この場合のわかる/わからないというのはいわゆる知識や理解や解釈ではなく、その人が対象の何を見て(聴いて)いるかによる。

それこそ「映画がわからない」と公言してはばからない友人Aがアンゲロプロス(『永遠と一日』)を観た感想は、たったひと言「長い」だった。アンゲロプロスの映画をこれほど端的に表現かつ核心をついた一語はほかにない。無論、善し悪しではない。それを言ってのけたAの潔さには正直、ちょっと嫉妬した。

一方、私がゴッホの「ひまわり」を鑑賞して思ったことといえば「黄色い」である。間違ってはいないと思う。しかしこれはどうだろう。間違っていなければいいのか。

とはいえアートが嫌いなわけではなく、むしろこちらとしては積極的にお近づきになりたいのだけど、どうやら一方的な片思いらしい。そういえば、他人と美術館などに行くと必ずといっていいほど先に出てしまう。何ならもう一周できてしまうようなときもある。決して退屈しているわけではないし、自分なりに真面目に鑑賞しているつもりなのだが、それは時間には比例していないようだ。ルーブルをアメリカ人より早く周る自信はある。

NO ART, NO LIFE.
「LIFE」廃刊。
NO LIFE, NO ART?

*【art】n. 芸術, 美術; 技術, 技能; (集合的)芸術作品




(14:12)
11b1d064.jpg2006年末のポレポレ東中野でのレイトショーも記憶に新しいいまおかしんじ監督最新作『おじさん天国』(2006)と、傑作と名高いVシネマ『新任バスガイド 汗ばむ秘所めぐり』(2001)の2作品のDVD化を記念してイベントを開催致します。是非皆様、ご参加ください。ブロガーの皆様、告知リンク貼りまくってください。

【イベント名】いまおかしんじ・DVD2タイトル同時多発リリース記念イベント「まーイーカー」

【上映作品】
◎『性春金属バット』(原題:新任バスガイド 汗ばむ秘所めぐり)
(2001/監督・脚本:今岡信治/撮影:鈴木一博/製作:TMC/70分/
 出演:小室佳代、中川真緒、松原正隆、諏訪太朗 ほか)
好きな人に対し、半ばストーカー気味にしか想いを寄せられないバスガイド・孝子は、やがて先輩の美咲につきまとうストーカー男・島村と出会い、奇妙な連帯感を持つようになる。島村の押す車椅子に乗り、金属バットを片手に告白を決意する孝子。案の定当たって砕けた彼女は静かに立ち上がり、オタマを片手にささやかな「世直し」を開始する。情緒不安定なヒロインが突如巻き起こす大騒動の行方は…?伝説の傑作Vシネマ、スクリーン初登場!

◎『おじさん天国』予告編集&秘蔵映像集
◎『南の島にダイオウイカを釣りにいく』※見納め旧ヴァージョン
 (2006/撮影・構成・出演:いまおかしんじ)

◎『おじさん天国』音楽担当"ビト"特別ミニライブ
『おじさん天国』主題歌「久米水産社歌」フルヴァージョン&いまおかしんじ、平沢里菜子、藍山みなみらの作詞による新曲を披露!

★ゲスト:いまおかしんじ(監督)、守屋文雄(脚本)、藍山みなみ(女優)、平沢里菜子(女優) ほか

日時:2007年4月26日(木)
   19:00 open|19:30 start
料金:1500円(いまおか監督のDVDをご持参の方300円OFF)
場所:アップリンク・ファクトリー
企画:SPOTTED PRODUCTIONS
協力:株式会社ティーエムシー、国映株式会社、有限会社インターフィルム、cobi.(こびどっと)

(11:14)

March 26, 2007

2e7c9ca0.JPG朝起きてぼーっとしてたら庭から「にゃあんにゃあん」て声が。見たらまさににゃんにゃん(死語)していたからずっこけた。春だなぁ…(遠い目)

秋葉原へ出かける。某DVDショップでDVD業界のアカルクナイミライの話。じゃんがらラーメン食べる。この店、なぜかいつもBGMがBOOWYなのがつらい。

中野に移動。ビーモさんに伺って中平さんからブツ受け取り。あまりゆっくりできず、中野B社に荷物を置いて渋谷へ。

シネカノン試写室で『赤い文化住宅の初子』(監督:タナダユキ)試写。

約束もしてないのにまたしても松江さんがいた。

で、期待していた映画だが、正直かなりがっかりした。まぁ公開前の映画にとやかく言うのもアレだし宣伝も知り合いだし第一僕が偉そうに言うのも何なんで自粛するけど。とりあえず最近の映画の傾向から、安藤玉恵さん(いい役者なのに)のしょぼい役での乱用とエンディングテーマ:UAを禁止してほしい。どっかで観たような映画が増えるばかりだ。

ちなみに映画より試写後の松江さんの顔の方が面白かった。まるで好きなアイドルが知り合いの映画監督とできちゃった結婚したニュースを聞いた直後のような顔だった。

その後松江さんと喫茶店で話してかーっと熱くなり(別に変な意味ではない)、仕事でHMV渋谷。ここでもDVD業界のアカルクナイミライの話。夜になってS氏と飲み。引き続きアカルクナイミライの話…のはずが、酒の力とお店の手品ショーサービスにテンションあがって、「それやりましょうよ!」と思わぬ形で新企画が出発することに。手品ってすごいなあ(←間違い)

馬鹿なことにこそ本気でやらないとね。
ぜってー実現しちゃるもんね。

気分が良いので下北でもう一飲み。

ぱぱんが、ぱん。

*写真は朝から必死ににゃんにゃんやってる雄猫の背中。雌猫が見えない位置をキープしているのが偉い。

(23:56)
38dd99e1.JPG午後、映画美学校へ。1月に旅行先のコロンビアで亡くなった俳優・向井新悟さん(ポレポレ東中野でやった『R18 LOVE CINEMA SHOWCASE』の記念すべき1本目『団地の奥さん、同窓会へ行く』にも出演していた俳優さん)の追悼上映会。『青空』(監督:サトウトシキ)を久しぶりに観る。アップリンクでの上映会以来。35mmでは初めてだった。淡々と走る描写とぶっきらぼうなナレーションは、以前観たときよりもずっしりと心に残った。

「人の死はリアルではない。鈍い痛みはあるが、リアルではない。」

…とは今日読んだ滝本誠さんの本『渋く、薄汚れ。』に書いてあった一節。

林由美香さんが突然亡くなったときがまさにそうだった。今回の向井さんは何年か前の忘年会か何かでお見かけした程度なので、実感はさらにリアリティが無い。この人はどこへ行ってしまったんだろうか。まだどこかにいるんではなかろうか。そんなことをずっと考えながら映画を観ていた。

上映後、トークショーを拝聴して、偲ぶ会に参加。

下北沢に移動して『第2回ガンダーラ映画祭』の打ち上げ。居場所に困ったので早めに切り上げ、いーはとーぼでお茶して帰る。

ようやく寒くなくなって、夜道が歩きやすくなった。

ぱぱんが、ぱん。

(02:55)

March 25, 2007

cd9fbec2.JPG『第2回ガンダーラ映画祭』、立見まで出てるそうです。ていうかもう今日までです!お見逃しなく!

午後に新宿。『西武』で企画会議。焼きそば風スパゲッティという謎のメニュウを頂く。
夕方家に帰ってアートポートチーム、イチコさん&滝本誠さん(!)という謎のメンバーと鍋。しかも『悪魔の沼』を観ながら(笑)

この日まで未見だったりしたんですが、ネビル・ブランドがキャッキャッと喜ぶ姿がたまらなかった。あっさりとした場面転換も気持ちいいなぁ。色彩と電子音もグッと来るし。キャストも何気に豪華だし。いやぁ楽しかった。

で、その後サッカー→シンクロとつづき解散。杉千代姐、イチコさんとうらら邸へ。お久し振りの中原昌也さんらとアナザー鍋。わけのわからない面子、だけど楽しい。遅れてやって来たクラモチさんとふと企み事をしたりする。

で、やっぱり気がつけばアサー。アメー。しかも帰ろうとしたら岸田今日子の霊がヒョウイした中原さんが徐にトランプゲームを提案し…(以下略)

ぱぱんが、ぱん。

(04:30)