February 02, 2004

未来を見据えたフィールドは、他にもある

佐賀県◎北山ダム
「もともとはヘラブナの湖だったけど、ボート店がバスの利用客に注目して頑張ったんだ。5軒あるボート店のうち、3軒は特に積極的だね。地元の方々が中心になって、バスフィッシングを産業のひとつとして位置づけている。今は、バスという資源をどうしれば維持、管理できるのかをいろいろと模索しているところだよ。2、3年前からワカサギを積極的に放流しているし、オレも湖の湖で大会をやるときに“ワカサギ基金”を設けて協力したこともあるんだ。九州はボート店があるフィールドが極端に少ない。だから、今後のモデルケースとしても注目していきたいね」

高知県◎早明浦ダム
「もともとNBCチャプター(愛媛、高知チャプター)が協力して、いかに地元に利益を出せるかってことを真剣に考えて、参加選手がエントリフィーの一部を集めてそれを地元に還元している。具体的には漁協に寄付して、ダムの上流部にアマゴを放流した。そういった地道な努力が実を結んで、最近は自治体の負担でスロープが拡張されたんだ。地元の人が、もっとバスフィッシャーマンに利用しやすい湖にしようってことで動いてくれたんだよ。今は役場レベルだし、ダムの上、下流の(アユを放流している)漁協との関係もこれからだと思うけど、とにかく頑張って欲しい」

山口県◎菅野湖
「ここ数年、地元ショップを中心に“菅野湖水面利用を考える会”として活発に活動しているんだ。魚のコンディションを含めて地域のフィールドを将来まで残すため、マナー啓発や環境整備、ワカサギの放流を実施している。こうした活動をとおして、釣り人を含めたフィールドに親しむ市民だからこそ身近な自然環境の重要さに気づくことができるし、より意義のある行動を取れるんじゃないかな。昨年には、より広い視野で活動するために“NPO水環境地域ネットワーク”を立ち上げたんだ。清掃活動はもちろん、水環境に親しむ市民だからこそできることがある。日頃はフィールドに行かない人々も巻き込む形で頑張っているんだよ」

京都府◎日吉ダム
「POPEYE京都店が中心となってボート店ができた。バスのイメージはまだ決していいとは言えないけど、このダムを大事にしたいと考えるアングラーは多い。地元の人だってダムを有効利用したいと考えているはず。時間はかかると思うけれど、多くの人たちの理解が得られるように頑張ってもらいたいね」

和歌山県◎池原ダム/七色ダム
「環境の保護を目的として“環境整備基金(1日300円)”を徴収している。禁漁区も設定しているし、ワカサギの放流にも積極的だね。バスフィッシングがいかに地域の利益を生み出すか。それをボート店が理解して、自治体と協力していこうと動いている」

長野県◎野尻湖
「今年リリース禁止になりそうだったけど、ペンディングになったことは知っているよね。地元には、バスフィッシングを観光資源と考えている人が大勢いるんだよ。今後は、いかに入漁料を有効に利用するか、それによっていかによい湖にしていけるかっていうのが課題だね」

山梨県◎山中湖/河口湖
「山中湖はワカサギの放流に力を入れていて、それがバスのコンディションを維持する役割を担っている。訪れるバスフィッシャーマンは多いけど、すべての人に満足してもらえるように漁協とボート組合が協力しているんだ。河口湖では入漁料のほかに、遊漁税(1日200円)を採用している。この収益を湖周辺の設備を充実させるために使っているんだ。こういう税金を釣り客が負担するのは当然のことで、同じシステムがほかの湖でも採用されるといいね」

千葉県◎高滝湖
「ここは、それほど大きな湖じゃないけど、高滝湖観光企業組合がしっかりとバスのコンディション維持を考えている。ワカサギの放流に力を入れているんだけど、それがここ数年で実りつつあるんだ。それに地元アングラーの湖を大切にする気持ちがヒシヒシと伝わってくる。清掃活動なんかを積極的にやっているし。ほかの湖も同じだけど、こういう場所にはオレも積極的に応援したいと思っているんだ」

福島県◎桧原湖
「スモールマウスがメインの湖だけど、ほかのどのフィールドにも負けないくらいに地元がバスを観光資源として注目しているんだ。ペンションやボート店は、どうすればんもっとバスフィッシャーマンが訪れてくれるのかを真剣に考えている。個体数の維持、環境の整備・・・。解決すべき課題は多いけど釣り人と地元がもっと協力すれば、より魅力的なフィールドになるはずだよ」

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