2007年03月01日

春の小川

昨年から、i−waveで行っているビジネスマン研修にトランスフォーメーションゲームを取り入れています。(トランスフォーメーションゲームについてはスプリンのホームページをご覧ください)

先月行った研修でもトランスフォーメーションゲームをしました。

ゲームではミラクルが2度起こりました。ミラクルが起きると全プレーヤーが痛みから解放され、ミラクルプレーヤーは何でも好きなことを行うことができます。

多くは「エンジェルカードをひく」といったことを選ばれるのですが、例示された選択肢の中には「歌を唄う」「ダンスをする」「散歩をする」というものもあります。

昨年フィンドホーンでやったプラネタリーゲームでは、60名の参加者全員が手をつないで歌を唄いながら畑まで行進して、地球に感謝をささげました。多くの人が感激の涙を流し、普段沈着冷静なイギリス人パイロットのデイビットがコンポスト(堆肥)を頭からかぶって、感激した気持ちを表していたのが印象的でした。

先月の研修でも、ミラクル・プレーヤーが歌を唄うことを選択され、皆で「春の小川」を合唱しました。

春の小川はさらさらゆくよ
岸のすみれやれんげの花に
姿優しく色美しく
咲けよ咲けよと
ささやきながら

親が子を思う気持ち、人が人を励ます気持ちと同じですね。
唄っていて温かい気持ちになりました。

トランスフォーメーションゲームのメアリー先生は「ビジネスマンにこのゲームを提供するのは難しい」とおっしゃっていましたが、ビジネスマンにも充分効果があると実感しています。

「会社施策を部下が受け入れてくれない」と悩む中間管理職の方が、「あなたにはできないと分かっていた」というカードを見て「ひょっとすると私自身が会社施策を受け入れていないということかも知れませんね」と話されたり、上層部の都合で中止になりそうなプロジェクトのリーダーの方が「自分の人生に責任を持ちます」というカードを見て「たとえプロジェクトが中止になっても、自分と周囲に何かが残ることをして後悔が残らないようにしようと思う」と語られるなど、皆さんゲームを通じて多くのヒントを得ていらっしゃいます。

これからもゲームを通じて、参加者の方の顔が輝くところを沢山見て行きたいと願っています。

そう、春の小川のように。


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2006年09月05日

Masqueade 〜クリスティン・プライスのワークショップより〜

0489df55.jpg先月、クリスティン・プライスさんのワークショップに参加しました。クリスはア
メリカのエサレン研究所創設者のひとり、ディック・プライスの奥さんだった人。
(ディックはもう亡くなっています。)エサレンでゲシュタルト・アウェアネス・
プラクティスを教えていらっしゃいます。

日本にも何度も来日されていて、ワークショップももう7回目くらいだそうですが、
僕は今年の3月に続いて2回目の参加でした。

ひとり2時間かけるオープンシートは、見ているだけでもいろんな感情が湧いてき
て、それだけでも十分中身の濃い6日間でした。

オープンシートについては別の機会にご紹介するとして、今回はそのワークショッ
プで作ったお面と、お面をつけてのパフォーマンスのお話です。

何日めかに二人ずつペアーになってお面をつくりました。まず、ひとりが顔にグリ
セリンを塗り、床に仰向けになって横たわります。パートナーは横になった人の顔
に、石膏を浸したガーゼをのせていきます。

最初のうちは、「グリセリンが足りなくて、お面が取れなくなったらどうしよう」
とか「ガーゼといっしょに皮膚が取れたらどうしよう」といった恐怖が胸をよぎり
ます。

そのうち、パートナーの優しい手つきや湿ったガーゼの冷たい感触が心地よくなっ
てきます。そして「どんなお面ができるのだろう」と期待が湧いてきます。

誰かが「ミイラを作っているみたい。生と死の作業に携わっているみたいだ。」と
いう声が聞こえました。クリスの選曲した音楽が、まさにそんな感情を沸かせます。

自分の感じていた恐怖や期待感と照らし合わせて、「この世に生まれる前の気持ち
はこんな風だったのかもしれない」などと思い、そう思っているうちに眠りに落ち
てしまいました。

出来上がったお面を見てギョッとしました。目と口のところだけが大きく開いてい
て、鬼か死神みたいに見えたからです。

そのお面に色を塗るとき、「よし。できるだけ喜びと生命力が感じられるようにし
てやろう」と思い、オレンジをベースに赤、黄色、緑、青、白を少しずつ使って、
最後は金ラメをふって仕上げました。

最終日には、ひとり7分ずつを使って、そのお面をかぶってパフォーマンスをしま
した。

自分は最初の5分間は悲しみ、苦しみ、怒り、喜びの交錯を表現し、最後の2分間
はそれを超えて、たんたんと軽やかに生きる姿を表現したつもりです。

うまく表現できたかどうかは不明です。終わったときはとにかく息が切れていまし
た。(たんたんと軽やかに生きるのも苦しい?!)

他の参加者の方たちも、お面をつけてそれぞれの個性を表現されていました。お面
をつけると、その人の特定の部分やいろんな部分を誇張して表現できる効果がある
ように感じ、とても面白い体験でした。

興味のある方、今度いっしょにワークしてみませんか?


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2006年05月24日

ダンスの魅力

3年余りご無沙汰していた友人と、久しぶりにメールをやり取りしました。

送られてきたメールには、数年前から始めたソシアル・ダンスの競技会に出た時の
写真が添付してありました。「え?」と思うくらい格好いい写真でした。

<生来夢中になるとその方向にのみ突っ走るクセは変わらず、競技会、発表会、技
術検定等、忙しくしています。>とのこと。

身体を動かす時の爽快感、ポーズが決まった時の満足感、ペアで呼吸を合わせる
一体感などが魅力なのだろうと想像しました。

私はソシアル・ダンスはやったことがありませんが、昔流行ったディスコあるいは
クラブには何度か行きました。音楽にあわせて身体を動かす爽快感は好きです。
山川夫妻がされているスピリットダンスでも同じような爽快感を感じました。

2年ほど前にダンカンダンスを見る機会がありました。「魂の燃ゆるままに」とい
うイサドラ・ダンカンの自伝の出版記念で、永年ダンカンダンスを本格的にやって
いる方の踊りを近くで観る機会に恵まれました。

その時初めて「ダンスを観て感動する」という経験をしました。感動的な映画を観
てジーンとして胸が熱くなるのと同じ感覚です。ダンサーの魂の表現が伝わってき
たのだと思います。

先月、ビオダンサに参加しました。生命力、セクシャリティー、創造性、愛、統合
の5つのテーマにそって選曲された音楽にあわせ、インストラクターのリードに従
って踊ります。アイコンタクトをしながら踊るうちに、始めは硬かった表情がなご
み、最後は皆満面の笑みに変わって行きました。自由に体を動かすスピリットダン
スの魅力+ダンカンダンスの感動を味わいました。

昨年フィンドホーンで参加したときも、終わったとき、何ともいえない一体感を感
じました。

ビオダンサ・ジャパンのホームページを観ると

●ワークのメカニズム
運動・情動機能の統合、 人間の本能を取り戻す、 アイデンティティの表現、 体に
内在する気分を表現する

●ワークで用いるもの
音楽−動き−ヴィヴェンシア(感情)、自律神経系(交感神経系−副交感神経系)を刺
激するエクササイズ、 出会いとコミュニケーションとふれあいのエクササイズ、
人類という種への回帰

●手法
ヴィヴェンシアの方法論、感情の表現、芸術的・創造的表現、人との出会い、そし
て自分自身・他者・グループ全体とのコミュニケ−ション

とあります。(http://www.biodanza.jp/

そして次のように紹介されています。

「1960年代に、チリのサンチアゴ・カトリック大学で医学人類学を教えていたロラ
ンド・トーロ・アラネーダ(Rolando Toro Araneda)によって生み出されました。

その後ビオダンサは南米で非常に大きな効果をもたらし、15年以上前に、ヨーロッ
パに紹介されることになりました。 ロランドは家族と共に八年間イタリアに住み、
そこでビオダンサのコースやレクチャー、そしてビオダンサがさまざまな心身症に
及ぼす効果についての研究を行いました。

ヨーロッパ、南米を中心とする世界各地には、ティーチャー養成のためのスクール
や、子供、親子、カップル、妊婦、妊娠中のカップル、老人、障害者、癌の患者等
様々な人たち向けのクラスも活動をしており、人々の生きることの質を引き上げ、
人と自分自身との一体感と愛にあふれた人生の創造へ大きな役割を負っています。」

そのビオダンサを6月2日(金)の神田セミナーで開催します。
お時間の取れる方は是非おこしください。

詳細はコチラをご覧ください。


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2006年05月08日

インプロシンキング

最近、アメリカでインプロ・シンキングというのが流行っているのだそうです。
「Improvisation=即興」と「Thinking=考えること」の合成語だそうです。
「じっくり考える」のでなく「即座にその場で対応する」ということのようです。

これまでの自分は「じっくり考える」タイプだったと思います。サラリーマン時代
も、予想外の質問に「後で調べてから回答します」ということがよくありました。
典型的な左脳人間ですね。

右脳は左脳の何倍もの速さで処理する能力があるそうです。

左脳派は何か企画を検討する時も「検討してみてから」となりがちです。右脳派だ
と「あ、それいいね。じゃ、これも加えてみたら?」とアイデアが膨らみやすくな
ります。

世の中の動きが早いからか、あるいは左脳的な理屈の世界が行き詰まりを見せたた
めかは分かりませんが、マイクロソフトやヒューレットパッカードなどアメリカの
大手企業でインプロ・シンキングが研修に取り入れられているのだそうです。

もともとは欧米に広がる「インプロ・シアター(即興劇)」から生まれたスキルだ
と言われています。

日本でも観客からストーリーをもらい、そのストーリーをもとに即興で劇を演じる。
そしてそれに即興で音楽をつける。そんな催しを続けていらっしゃる方たちがあり
ます。

過去に何回か観客として参加したことがあったのですが、先日、初めて演じる側で
参加しました。観客全員が交代で演じる側に回ったので「仕方なく」という気持ち
もありましたが。。。

演じる前、演じるメンバー数人で「最後はこのポーズで決めよう」ということだけ
を決めて始めました。
お題は「希望」。頭の中は真っ白のままステージサイドに立ちました。でも不思議
なことに「こう動こう」というアイデアが湧いてきました。

そして他の人の動きにつれて「じゃあ自分はこうしよう」というアイデアが湧いて
きます。アイデアが湧いてきた時に「でも、ちょっと恥ずかしい」と一瞬ためらっ
てしまうと動きが止まってしまいます。


ときどき「あの人、今こう動いてくれたらいいのに。。。」という思いが湧いてき
たりしますが、なかなかこちらの思い通りには動いてもらえません。

これって、ひょっとすると人生そのものかもしれませんね。

ともあれ、終わったときはほっとすると同時に爽快な気分でした。

その催しを主催されているケンユーさんとガンダーリさんにお願いして、今度の神
田セミナーで開催します。

詳細はコチラです⇒http://www.ikiiki-i-wave.com/topics/festival4.html

どんなことになるか、楽しみです。



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2005年11月13日

フィンドホーン滞在記その5 箱庭療法とトランスフォーメーションゲーム

sandtray
フィンドホーンでは体験週間とスピリチュアルプラクティスの二つのコースに参加しました。そして折角の機会なので、空いた時間に自分の職業上の興味からメアリーさんの箱庭療法を受けました。

箱庭療法は、日本では河合隼雄さんが紹介して有名です。有斐閣心理学辞典によると<言葉では尽くせないような象徴的な表現が可能であり,強い情動体験を伴って治療を進展させることができる>とあります。潜在意識が分かると言われていますが、解釈は難しいと聞きます。

はじめに今の自分の状況と相談事を説明します。(内容はナイショ)

次に小学校の机くらいの大きさの箱の中に砂を入れ、自分で地形を作ってから建物や人、動物などのミニチュアを置いていきます。

箱の底はブルーに塗ってあるので、砂を載せずに底が見えるようにすると、海や川、湖を表現することができます。
子供に戻った気分で、楽しみながら作りました。

上の写真は20分くらいかけて作った僕の作品です。

左上が山で山の上に女神がいます。山から川が流れて右下が海。海はきらきら光っています。(実はビー玉)

川の手前の建物の周りには多くの人が集まって歌を歌っています。
左端にいるのはタヌキたち。

メアリーさんから「タヌキは何をしているの?」と聞かれ「『月が綺麗だね。楽しいね。』と言いながら歌を歌ったり踊ったりしている」と答えました。(日本人ならではの発想?!)

その他いろいろ聞かれて答えたりした後、彼女が答えてくれたことは、
「川の下側は過去のあなた。川の上がこれからのあなた。あなたは目標に向かって進んでいるところです。もうすぐ沢山の支援者が現れます」「え?もうすぐ支援者がですか?」「ええ。もう始まっています」とありがたいご託宣でした。

今から思うともっといろいろ聞いておけば良かったと思うのですが、「もうすぐ支援者が現れる」という言葉に嬉しくなったのと、時間がオーバーしてしまったので、写真を撮って早々に引き上げました。

帰国してからフィンドホーン生まれのトランスフォーメーションゲームというのを2回受けました。そしてすっかり魅了されてしまい、自分もゲームのファッシリテーターになりたくなりました。

実は箱庭療法のメアリーさんがゲームの生みの親の一人だと知り、彼女にメールしました。
すると「来年の1月にファシリテータートレーニングをやるので、日本人が4人〜6人集まれば日本人のテーブルをひとつ作るよ」とのお話をいただきました。

現在のところ参加希望者は私ともう一人。あと最低2人必要です。どなたか一緒にフィンドホーンに行ってトレーニングを受けませんか?

詳しい案内はコチラに載せています。


6月に聞いた話では冬のフィンドホーンは格別だそうです。
オーロラが見えるかもしれないという話も聞きました。

ご一緒にいかがですか?


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2005年11月09日

フィンドホーン滞在記 その4 〜ラブ・イン・アクション〜

メインテナンスデパートメントで


メルマガDEAR LIFE 通信から転載しました。



フィンドホーンでは、我々短期滞在のゲストも週4日、1日3時間ほどコミュニティの仕事を手伝います。Love in Actionと呼ばれ、それもプログラムの一環になっています。

プログラムのはじめに各参加者が配属する仕事場(デパートメント)を決めます。
このデパートメントの決め方もフィンドホーン流。

まず全員が瞑想します。フォーカライザーが、要員要請が来ているデパートメント名をひとつずつ読み上げます。参加者は目を瞑ったままそれを聞き、心がざわついたり胸がドキドキしたりしないか、自分の内側に意識を向けます。

ひと通り読み終わると、もう一回、デパートメント名を読み上げていきます。そして参加者は「ここで働こう」と思ったところで手を挙げます。

僕らの時に要請が来ていたデパートメントには、キッチン、ガーデン、菜園、メインテナンス、ホームケアがありました。このうち菜園以外はパークとクルーニーの二箇所があります。

二度目の読み上げが終わると、結果が読み上げられます。

特定のところに希望が集中したり、希望者がいないデパートメントが出たりします。そういうときには全員でもう一度瞑想し、先ほどの手順を繰り返します。

すると最初の時よりも、偏りが少なくなります。この手順を繰り返して、最終的な割り振りが決まります。フォーカラーザーが指名したり、くじ引きなどをしたり
しないで、あくまでも各人の内側の声に従う、というのがフィンドホーン流です。

僕が希望したのはパークのメインテナンス。心のざわつきや胸のドキドキは感じませんでしたが、読み上げられているのを聞いていて、「あ、ここだな」という感じがしました。

ラブ・イン・アクション最初の仕事は、陶芸デパートメントにある詰まったトイレの修理でした。オンドレーというルクセンブルグ人と組んで床にあふれ出た水を拭いたり、バキュームを使ってつまりを取り除いたりしました。

二番目の仕事はトレーラーハウスの壊れた便器の交換。僕はどうもパークのトイレに縁があったようです。オンドレーは工具を器用に操って床の穴の大きさを調整していきます。創設当初、トレーラーハウスで暮らしていたアイリーンさんは、瞑想の場所が無く、しかたなく(といっても内なる声に導かれて)キャンプ場の公衆トイレで何時間も瞑想していたそうですので、パークのトイレに縁があるのも悪くない、などと勝手な理屈をつけたりしました。

ラブ・イン・アクション最終日。デパートメントの建物の周りの草抜きをしました。オンドレーが「雑草にも命がある。それを抜く時にはちゃんと植物に話しかけてから抜くんだよ」と教えてくれました。

教えられたとおり「君は僕の一部。でも今君が生えている場所は正しい場所ではない。だから抜くよ。」と心の中で声をかけて抜きました。

が、抜けません。そうか、英語でなくちゃダメか、と思い"You are a part of me. But here is not right place. So I pick you up. OK?" と心の中で声をかけると、植物が地中から芽を出して成長する様子がイメージで湧いてきました。そして引き抜くと・・・
簡単に抜けました!

嘘のようなホントの話です。「英語で」という部分は冗談。あとで日本語でやっても簡単に抜けました。ポイントは「OK?」と草を尊重して尋ねる部分にあります。

スプリングの近くにあるオーガニックレストランのオーナーシェフの先生は、ご自分の菜園でえんどう豆を収穫するとき、えんどう豆に「採ってもいい?」と声をかけるのだそうです。すると「もういいよ」とか「まだだよ」とか返事が聞こえるそうです。

昔の人はこんなふうに植物とも話をしながら暮らしていたのかも知れませんね。

植物でもこうなのですから、人間は当然。子育てしているときなど、ついつい相手の意志を尊重することを忘れてしまっていた自分を反省させられました。

相手を尊重すること。それが愛の出発点なんでしょうね。


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フィンドホーン滞在記 その3 〜アチューンメント〜

クルーニー入り口のLoveマーク


メルマガDEAR LIFE通信から転載しました。







フィンドホーンの各種プログラムは、土曜日に始まり、金曜日に終わります。

我々も土曜日の午前中にクルーニーに移動し、そこで参加手続きをして1週間暮す部屋を割り当てられました。

部屋に入るとベットの上にタオルが置いてあり、その間にエンジェルカードが置いてありました。僕のカードは”unknown”。「未知なるものとの出会い。
ひょっとするとドロシーさんのように妖精たちと話ができるようになるかも・・・」とちょっとワクワクしてきます。

プログラムのはじめにもエンジェルカードをひきます。僕のカードは”healing”。これからの1週間、ヒーリングのエンジェルが僕のそばにいてくれる訳です。

グループにはグループのエンジェルがついてくれます。我々のグループエンジェルは”integrity”(誠実さ)でした。

クルーニーの1日は朝6時30分から7時30分までの沈黙の瞑想、7時45分から8時15分までのテーゼ、8時35分から8時55分までの誘導瞑想で始まります。これらは参加したい人だけが参加します。

朝食は7時30分から8時50分までですので、とても全部には参加できません。
また、どれも途中から遅れて参加するのは構わないのですが、途中で抜け出してはいけないルールになっています。

一度、朝早く目が覚めて6時前から一人でサンクチュアリ(瞑想室をこう呼びます)
で瞑想しているうちに沈黙の瞑想が始まってしまい、結局2時間近く瞑想する羽目になってしまいました。

また、我々短期滞在のゲストも、週4日、1日3時間ほどコミュニティの仕事を手伝います。Love in Actionと呼ばれ、それもプログラムの一環になっています。

プログラムでも各仕事場(デパートメントと呼ばれます)でも、複数の人が何かをするとき、全員をまとめてプログラムや仕事を進めていく役回りの人のことをフォーカライザーと呼びます。

全員の意識をプログラムや仕事に集中させる(フォーカライズさせる)人という意味です。

そして皆で何かを始めるとき、最初にアチューンメントということをします。
調子を合わせる、調律するという意味ですが、皆の意識をひとつにしていく働きがあります。

まず、全員が輪になって手をつなぎます。手をつなぐときは左掌を下に、右掌を上に
向けてつなぎます。

そして全員が他の全員の顔を見回します。プログラムのグループセッションのときは
いつも同じ顔ぶれですが、Love in Actionでは、その日その日で顔ぶれが変わります。

初めて会う人でも、黙って顔を見ていると、不思議と親近感が湧いてきます。

次にフォーカライザーの誘導で全員が目をつむり、自分の意識をその場に集中し、手をつないだ仲間とつながり、その場にいることに感謝し、これから何時間かを仲間たちと、そしてその場にいるエンジェルたちと共に過ごすことを(心の中で)確認しあいます。

各デパートメントにはそのデパートメントのエンジェルがいて、仕事を手助けしてくれていると考えます。


最後にフォーカライザーが両隣の人の手を握り、握られた人が反対側の手を握って合図を伝えていって、アチューンメントを終わります。

アチューンメントには、一人一人が互いを認め合い、皆の意識をひとつにまとめて、これから行うことに集中していく効果があります。

職場で取り入れてみてはいかがでしょうか?



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フィンドホーン滞在記 その2 〜テーゼ〜

ネイチャーサンクチュアリーの前でイアンと


メルマガDEAR LIFE通信から転載しました。


フィンドホーンでの第一夜。やはり緊張しているのか、ほとんど2時間おきに目を
覚まし、朝の5時には床を抜け出して散歩に出かけました。
朝の光がとてもまぶしく、澄み切った空気がとても美味しく感じられます。

イアンの家から通りまでの小道を歩いていると、ウサギが横切っていきます。
かもめの声を聞きながら洋館の立ち並ぶ通りを歩いて、港まで散歩しました。

錨泊している小さなヨットを見ながら潮風に吹かれているうちに「遠くまで来たんだな」という感慨と「よ〜し、楽しむぞ!」という力がわいてきました。

朝、イアンに連れられてテーゼに行きました。テーゼというのは、朝、人々が集まって神を讃える歌を歌う合唱集会です。フランスの片田舎テーゼ村が発祥地なのでテーゼと呼ばれているそうです。

パークでのテーゼはネイチャーサンクチュアリーと呼ばれる小さな建物で行われます。

フィンドホーンコミュニティは、アイリーン夫妻が開いたコミュニティー発祥の地であるパークと、パークからバスで15分ほどのところにあるクルーニーの2箇所に分かれています。そのほかにも近くの島に、独自の、あるいは提携の施設があるそうです。

パークのネイチャーサンクチュアリーは、厳かだけれど温かみのある素敵な建物です。イアンが廃材を使って半年かけて一人で建てたのだそうです。

テーゼの始めに参加者全員で「オーム」と3回唱えます。

一度目は「私はここにいるよ。誰かいるかい?」という呼びかけ。
二度目の「オーム」は「今、声が聞こえました。あなたは神ですか?」という問いかけ。
三度目は「おお、あなたは神ですね。神様、どうか私の中に入ってきてください」という呼びかけだそうです。

このことを感じながら発声し、同時に他の参加者の声を聞いていると、胸にこみ上げてくるものを感じます。

テーゼでは、皆が輪になって座ります。初めてテーゼに参加したとき、一人の女性の席の隣に座ろうとして、「あなたの席はあちらだ」と指差されました。

始めは意味が分からなかったのですが、テーゼはバス、テノール、アルト、ソプラノの4部合唱になるため、席もパートに分かれて座ります。

我々がいたせいでしょうか。その日は比較的簡単な曲を選んでくれたようです。
1曲目は8小節の短い歌を繰り返し繰り返し歌いました。譜面つき歌詞カードを見ながら歌うのですが、歌詞はラテン語で、分かるのは「ハレルヤ」という部分だけ。
それも「アレルヤ」と歌っているように聞こえます。

それでも何度も繰り返して歌うので、歌詞、メロディーとも聴き覚えで、何となく歌えるようになってきます。そして歌っているうちに4部合唱のコーラスに酔ってきます。

中には輪唱する歌もあります。 そして曲と曲の間には静寂が流れます。その静寂がたまらなく素敵です。30分のテーゼの時間があっという間に過ぎてしまいました。

テーゼが終わってネイチャーサンクチュアリーを出たとき、イアンに「タダシはいい声だね」と褒められ、すっかりいい気分になってしまいました。

テーゼのCDも購入しました。スプリングに置いておきますので、是非聴きにお越しください。



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フィンドホーン滞在記 その1

フィンドホーン湾


メルマガDEAR LIFE通信から転載しました。




6月9日木曜日の午前中に日本を発ち、ヒースロー空港で国内便に乗り継いで、アバディーンへ。そこからバスに乗り継いで、こちらの時間で夜の10時過ぎにフィンドホーンに到着しました。

まず驚いたのが、夜の10時過ぎだというのに明るいこと。緯度が高いから当然なのですが、初めて経験するとやはり驚いてしまいます。

空気は夕暮れ時のさわやかな空気。西の空が茜色に染まる中、一行を乗せたバスはフィンドホーン湾に沿った道を走り、目的地に到着しました。

道路沿いにはエニシダの黄色い花が咲き誇り、ココナッツのような甘い香りが漂っています。

フィンドホーンは古くからの漁業の町。かもめの声が聞こえ、かすかに潮の香りもします。

バスを降りたところで、イアンが出迎えてくれました。大柄でとても暖かい人。フィンドホーンのコミュニティに長く暮らしていて、一行のうち僕を含めた5人は、今夜イアン夫妻の家に泊めてもらいます。

イアンというのはヤコブ、ジョンという名前のスコットランド名だそうです。
奥さんはロージー。ローズマリーの愛称だそうです。

ここで少しフィンドホーンコミュニティについて説明しておきます。
ピーター&アイリーン・キャディ夫妻とドロシー・マクレーンの3人が、1962年に海岸のキャンプ地にあるトレーラーハウスに住み始めたのが、そもそもの始まりです。

アイリーンは毎日神からのメッセージを受け取り、ドロシーは植物の精霊や大地の天使と会話し、ピーターがそれらを着実に実行して、荒地を見事な畑に変えていったと言われています。

畑に育った巨大なキャベツやブロッコリーがイギリスの土壌学者たちの注目を集めました。また、彼らの生き方に共感し、その地に心魅かれた人たちがキャンプ地に住み始め、キャンプ地は、いつの間にか大きな共同体へ発展していきました。

詳しくはアイリーンの自伝「フィンドホーンの花」(山川紘矢&亜希子訳、日本教文社、1994年)やポール・ホーケン著「フィンドホーンの魔法」(山川紘矢&亜希子訳、日本教文社、1995年)をご覧ください。

僕がフィンドホーンコミュニティのことを初めて耳にしたのは、昨年の5月、女神山ライフセンターの「森のお風呂」でした。たまたま一緒になった寺山心一翁さんから、

「自分は84年に腎臓がんを患って、余命数ヶ月という宣告を受けたけれど、今でも
こうして元気に暮らしている。いろんな気づきがあってこうして生きている。
中でもフィンドホーンでの体験は素晴らしかった」という話をお聞きしました。

恥ずかしながら当時は知りませんでしたが、寺山氏は日本ホリスティック医学協会の立ち上げにも携わった方で、「フィンドホーンへのいざない」という本も著されている(サンマーク出版、1998年)、ホリスティック医療の重鎮です。

その後も何人かの方から「フィンドホーンに行ってがんが治った」という話を聞き、いつかは行ってみたいと思っていたところでした。

その念願がかなって、今、フィンドホーンにいます。
これを記している今も夜の10時過ぎですが、西の空が茜色に染まり、鳥の鳴き声も聞こえる気持ちの良い夕暮れ時です。

続きは、次回お届けします。


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