残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ)残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ)
著者:山崎将志
日本経済新聞出版社(2010-04-09)
販売元:Amazon.co.jp
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新年明けましておめでとうございます。
『北の社労士』も今年で6年目を迎えます。
これも偏に皆様方の温かい励ましによるものと心より
感謝申し上げます。
今年もマイペースで肩肘を張らず伸び伸びと書いて
いきたいと思いますのでよろしくお願い致します。


さて、経営コンサルタントの山崎氏の本の感想を書か
せて頂きます。

先ず、タイトルがイイですね!

『残念な人』−−−−ほんとにわかりやすいキーワード
です。実は私もその代表であったりします。(笑)

私がそうだ、そうだと膝を打った内容は
①「高学歴者や大企業出身者が始めるベンチャーは
  なぜ残念になるのか」(P199〜)
②「やりたいことは「やりたくないこと」から見えて
  くる」(P194〜)
の二つ。


ひとつは私自身にも当てはまる内容でした。(苦笑)
○○○で起業(又は開業)したという意欲はあるものの
事業プランや資金の準備は大丈夫なのか、本当に成功
するだけのビジネスモデルが出来上がっているのか
というとてもシビアな話です。


これって文字にすると簡単なのですが行うは難し、と
の格言通り非常に難しいことなのです。

あ、私は高学歴者でも大企業出身でもありませんので
そこは訂正しておきます。(笑)


要するにこういった環境で仕事をしてきた人は会社と
いうブランドの恩恵に浴していることをついつい忘れて
しまうものだという戒めではないかと感じました。


おかしなことなのですが私も開業当時ろくな稼ぎもない
くせに毎月25日に呑みに出かけていました。これなども
会社人間の身体に纏わりついた一種の条件反射だと思い
ます。(今思うと笑えてくるのですが。)


もうひとつは思考法のお話。
「やりたくないリスト」を作成することで逆にやりたい
ことが見えてくるという発想。

やはり巷で言われている通り「書く」ことで潜在意識が
顕在化するというプロセスを得てゆくようです。

また、常に意識するようになるため人生のプライオリティ
を高める羅針盤になるという説明に説得力がありました。

私は目標を紙に書くことまではしますが、それを読み返し
たり進捗度を推し量るのは面倒なのでほとんどやったこと
がありません。

ですから「残念な人」なのでしょう。(笑)


今年の私の目標はちゃんと進捗チェックをする、という
行動目標になりそうです。


ロジカルシンキングの本はたくさんでていますが山崎氏の
発想法はわかりやすく誰もが実践できるものだと思います。

是非参考にしていただきたいと思います。


ただし、「会社に行きたくない」とか「社会全体から逃避し
たい」とか「ずっと家で寝ていたい」とかの欲求はダメですよ〜

あと、補足させていただくとすれば「会社員としてどのように
キャリアアップしてゆくか」をテーマにすえそこから「やりたく
ないリスト」を作成するのもひとつの方法です。


著者はこのリストから「独立の道」を選択したわけですが万人
に独立を推奨しているわけではないと思いますので。
この点は誤解のないように読み進めることを私からお勧めして
おきます。




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