3月6日、仕事で久しぶりに苫小牧に行きました。

札幌から南千歳までは快速エアポートが15分毎に運行されているのですが、南千歳から先「植苗」「沼ノ端」「苫小牧」の3駅は、1時間に1本程度しか普通列車かないのです。
しかも1駅ごとに運賃150~200円くらいUPしていくので、その距離感がわかると思います。

この区間は函館行の特急「スーパー北斗」「北斗」が日12往復、室蘭行の特急「すずらん」が6往復しているので、ヘタすると普通列車ではなく特急の本数が多いのかもしれません。

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そんな「札幌から近くて遠い」苫小牧に、普通列車で着。

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王子製紙の城下町、今日もホームから工場の煙がもくもくとたなびくのが見えます。

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苫小牧労働基準監督署とハローワーク苫小牧に行くのですが、どちらも苫小牧港湾合同庁舎に入居。
ちなみに苫小牧駅から港湾合庁までバスで行く場合、最寄りの「港町1丁目」停の時刻表はコレ。

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2時間に1本、日に2系統10本しかありません。
苫小牧駅から徒歩で35分、お金も自家用車もない失業者はどうやって失業認定に来るんですかね?
貧乏人は歩いて来い、てなことでしょうか。

ためしに氷点下の寒風の中、つるつる路面を37分かけて歩いてみました。
ハードです。

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港湾合庁なので道をそのまま直進すれば港はすぐそこ。
国有地や国の所有する不動産を有効に使うのはよいことですが、国民がよい公務サービスを受ける権利はどうなんでしょうね。
いつも、不便な場所にある公的サービス受付機関に感じます。
学生の時に就職活動をしていて、ハローワーク梅田がJR大阪駅のビルの中に入っていて、こんな便利なハローワークがあったんかい!と驚嘆したのを思い出します。

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いったん庁舎にたどりつくと、労基署もハローワーク雇用保険窓口も同じ階なので便利ですが。

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仕事が終わったのですが2時間の1本のバスが行ってしまったばかりだったので、かつての同僚にひととおりごあいさつして、帰りもトコトコと歩きました。

失業者はどんな風景を見ながらハローワークまでやってくるのだろう、
この場所で工事に従事する労働者はどんな寒風に体をさらしているのだろう、
ここで交通整理する労働者は雪の日にはどこで休憩するのだろう、
土手の除草をする労働者は雨の日に足は滑りやすいだろうか、
マンホールの中でメンテをしている労働者から見たら空はどんなに高いのだろう、
いつも働く人のそばで働く人の視点と体温で、ものごとを感じることを忘れてはいけないと思うのです。

公共インフラが本来の趣旨から乖離して、行政側の「最低限のことはやっていますよ」というアリバイにしか見えなくなってくる今日この頃。