7月末に東京で行った2時間の講義の講演録があがってきたので、冊子に収録するため昨夜はダイニングテーブルで赤ペンで校正をしておりました。
収録するので正しい語句を調べて、話言葉から読み物としての文章に訂正します。
けっこう時間がかかります。

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赤ペンのそばに実に魅惑的な旅行会社から送られてきたパンフレット(表紙は大雪山黒岳のロープウェイから見たカラ松の紅葉ですね)があり、心が乱れます。
登山口まで往復するバスツアーに便乗しようかと思って長期天気予報を調べたら、私が参加できる日はいずれも雨の予報と判明して、がくぜんとします。

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以前は3~4時間で完成したのに、8時間も費やしました。
自分の集中力や体力の低下に、ひとりで傷つき地味に凹みます。


事務所に掲示しているJR北海道の美しいカレンダーです。
9月の写真は、稚内市の西海岸から、礼文島に沈む夕日と、その夕映えにうかぶ利尻富士のシルエットを撮影したものです。
手前にはススキの黄金色の波がうつっています。

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小説に「渺茫たる」と表現がありますが、サロベツ原野や釧路原野ほどこの表現にふさわしい風景はないのではないでしょうか。
こんな海岸にひとりで立ち、日本海に吸い込まれていく秋の夕日をただじっとみつめていたら、頭の中から人間が作ったあらゆる概念や言葉が消え去り、感情すら表現できなくなってからっぽになることができるような気がします。