早いもので暦は3月になりました。

頭で「やろう」「できる」と思ったことに体が追いつかず、以前なら徹夜でも仕上げた仕事ができなくなって、1月からお引き受けした仕事が雪だるま式に溜まってしまい、結果、お客様をお待たせしてしまう悪循環の中でもがいています。
太陽が高くなってきて、ようようスピードがあがってきたところ。
3月末までに溜まった仕事をしあげて、ひさしぶりに土を踏んで野山を歩きたいところです。

かれこれ2か月前の正月明け早々に、三浦半島を横断しました。
三浦半島の「つけ根」にあたる部分に、三浦アルプスと呼ばれる標高200m程度の山々が東西にひろがっています。
今回は、その三浦アルプスを西の逗子・葉山から横須賀・田浦まですべて足で歩きとおしました。
YAMAPの記録です。
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葉山教会の横から入山。
うーん、教会にお祈りに来られる信徒さんも、こんな坂の上の教会、たどり着くまで大変だろうな。
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すぐに仙元山。
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ここは三浦半島の西なので、これからの行程を応援してくれるステキな富士山ビュー。
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そこから噂のジェットコースター階段。
仙元山から50段くらい一気に下り、そして間髪おかずソッカ山へ向けて200段以上あがる。
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ソッカを過ぎると整備されたハイキングコースをはずれ、非常に心細い道を、地図とコンパスとYAMAP(スマホの登山アプリ)をたよりに、何度も現在位置を確かめながらすすみます。
実は、こんな低山ですが、毎年、遭難騒ぎがあります。
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(看板から向かって左側が進行方向なのですが、一見して道に見えない)

低山とあなどるなかれ。
尾根道ですが平坦ではなくかなりのアップダウンで、体力消耗。
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(手前から奥に向かって急傾斜)

人と会わないまま心細い1時間45分が経過して、やっと人工物(送電線の鉄塔)から横須賀方面が見えた時は、とてもホッとしました。
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乳頭山めざす横須賀の街並が見えてきました。
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ここが最後の「遭難ポイント」らしいFK2分岐。
左から右にそのまま道が続いているようなんですが、右にすすむとどんどん細くなって獣道になってやがて谷に下り、振り替えると繁った草木で方向ロストしてしまう分岐です。
こんなにでっかい看板をたててくれているのに、私も5mほど行きすぎてしまい、地図を見てあわてて戻りました。
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実は足下の小さな看板が正しく下山する道を示しています。
一見してさっきの道の方が大きいので、別方向に道が続くと見えないのです。
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こちらが道に見えないのは、すぐにガケになっているからです。
ここは、ロープを伝っております。
いや、もう、ほとんど垂直、道見えないというか、のぞきこまないとわからないです。
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無事に下って、田浦梅林にたどり着きました。
もう人里なので遭難の危険はありません。
お正月だったのですが、早咲きの白梅が縦走を祝ってくれました。
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田浦駅から横駅浜までJR、横浜でYCAT(横浜シティエアターミナル)からリムジンバスにて羽田空港へ行き、弾丸で新千歳空港まで帰りました。
楽に異動できる手段があるのに、わざわざ足ではるばる10キロ歩くとか、なかなかムダっぽい作業ですが、楽しいです。
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バーチャルバッジを獲得しました。
以前は葉山マリーナで実物バッジを配布していたのですが、大人気で既に配布終了したらしいです。
京急とYAMAPのコラボバッジ、ほしかったなあ~。
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今回はスマホで1日単位で加入できる登山保険「ワンタイムやまの保険」に加入しました。
氏名と連絡先、年齢と必要な保障を入力しクレジットカードで決済します。
遭難捜索費用や救援費用(ヘリ含む)を300万円までカバーして手続10分で保険料は140円でした。
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