東海道線湯河原駅から路線バスに乗り、終点の奥湯河原停からしばらく歩くと、山あいの狭い道に、ふと雰囲気がある建物に行き着きます。
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湯河原温泉は、夏目漱石や国木田独歩など多くの文豪が逗留しています。
こちら加満田(かまた)も、文豪に愛された温泉宿です。
宿のキャラクター「かぱた」がお出迎え。
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ロビーなんてありません。
赤絨毯の雰囲気ある廊下を案内され、今夜のお部屋でお茶を飲みながら宿帳を記入します。
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私が泊まる部屋の名前「満天星(どうだん)」は、小林秀雄命名、晩年の水上勉執筆の部屋とのことで、気分は文筆家。
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わずかに12室のみの館内には、この宿ゆかりの作家の書籍を集めた読書室もあります。
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そうそう、日本酒「黄桜」のイラストでおなじみの清水崑も常連だったらしく、書き下ろしでカッパのイラスト手拭いがありました。
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なるほど、玄関にカッパのキャラクター「かぱた」がいた理由が、わかりました。